呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画鑑賞記2020-12「ステップ」

2020-07-19 | 映画(DVD)の話

♪5/19に観た「フィッシャーマンズ・ソング」以来、2か月ぶり。今年12本目の映画鑑賞。

 

〇映画「ステップ」

ハウスクリーニングの待ち時間つぶしのために、大河原で観れる映画はないかなとネットで探してみた。本作は内容的にはウルウル系のようで、イマイチ苦手かなと思ったが、山田孝之主演だし時間が合う作品が他にないので見ることにした。

1歳を過ぎたばかりの娘を残し、あっけなく急逝した妻。夫は茫然自失になりながらも自分で一人娘を育てる決心をする。しかし仕事や亡妻の家族との狭間で子育てにもがき苦しむ。その娘は、生意気ながらもすくすく育ち漸く小学校を卒業…。

山田孝之が、子育てに苦悩する若き父親役を、感情を抑えた良い感じの穏やかさで演じている。ちょっと娘が素直で良い子過ぎる感じはあった。もっともっとむずがったり父親とぶつかったり反目したりするだろうに。

エンドロールを観ていて、初めてこの作品の原作が重松清と知った。なるほどねぇ、重松っぽい話だなぁ。映画の公式HPで重松自身が少し触れているが、原作はもっともっと赤裸々な親子関係が書かれているんだろう。でも2時間の枠に納めなければならない映画は、原作の多くのエピソードを取捨選択して、一部分をデフォルメして描かなければならない。そういう意味では映画と原作は別物と考えたほうが良いのかも。

で、気に入った映画は原作も読む、好きな小説が映画化されれば観る、というのは、どちらかにがっかりしたりしたとしても、映画や小説の楽しみ方の一つであると思う。

脇役の國村隼や余貴美子、伊藤紗莉が、渋くて良い味を出していた。


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