ふろしき王子のブログ◎
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いつも背負いたる風呂敷リュックには、何やら蟹やらが
常備レギュラーセットとなっております。
旅行のときは、ここに下着とハンドタオルを加え、
あとはお水を増量するくらいで済むため、相変わらず
準備をしない生き方。

いつでも非常用のリュックを持ち歩いているともいえます。
通常なら、あれこれ詰め込んでいては
重くてかさばって
難儀するわけですが、苦もなく能うのは、一枚で多目的に形を変えられる
ふろしきのあるお蔭です。

さらに携帯食を考えるなら、ナッツ類がよいでしょう。
脂肪やたんぱく質は、炭水化物よりも効率がよいし、ブドウ糖に変化もできます。
しかし、食べれば水分を欲するものなので、まず水を大切にして、
食べ過ぎないほうがよいです。

どこかに沢山食糧が届いても、道路の寸断やガス欠で
運搬できなければ届かないので、運ぶための風呂敷やリヤカー、
人力で道を作る工具が自治体ごとに備わっていることも大切。
本来は井戸や用水があれば水問題は大丈夫ですが、
現在は飲用に適さない井戸水も多く、川も汚れているため
水の有無は最も切迫した条件になります。

水と風呂敷があれば、火災になりかけた時に
濡らした風呂敷をかぶせて鎮火させるという緊急手段もあります。
そのためには、燃えると危険な化繊でなく、麻や木綿の
風呂敷が基本です。

上からかぶせられないほど炎が立ち昇っていたなら、
安全確認した上で、火そのものではなく、燃えている
燃焼面を濡れた風呂敷で覆うために、2人以上で協力して
低い位置でスライドさせたり、風呂敷の角に結んだ
ひもを引っ張って移動させるなど、状況に応じ工夫します。

だから、材料となる風呂敷、手拭い、ひもといった
シンプルな素材を携帯しておくことは大切です。

道具に固定せず、材料を持ち歩く。
そして、必要な道具はその場で作るのが、ふろしきの心です。

完成品の買い替えばかりでなく、材料を調達して、家や自分で作るという
産業や教育を導入することが、よりよい世の中へとつながっていくと思われます。

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