「タリーズ」のチョコリスタ、うまー
チョコ感、半端ない。
カロリーが気になってたまにしか頼めんけど。
読書。長尾彰 / 「完璧なリーダーは、もういらない」
リーダーは優秀でなくてもよい。誰もがリーダーになることができる。リーダーをリーダーたらしめるものは、「リーダーシップを発揮すること」
リーダーシップは、社会的なポジションや役職は関係なく、また個人の能力も関係なく、すべての人に備わっている資質。リーダーになれるかどうかは、すべての人たちに備わっているリーダーシップを本人が発揮するかしないかだけの違い、だという。
本書では、有名な漫画「宇宙兄弟」のエピソードを引き合いに出しながら、「リーダーとはなにか」というテーマについて書かれている。
ちなみに「宇宙兄弟」というのは、子供のころに宇宙飛行士になりたいという夢を持っていた南波兄弟が、その夢をかなえるため様々な経験を積んだり、また挫折と直面しながら成長していく様を描いた漫画。
主人公である兄の南波六太は、昔から何をやってもデキの良い弟に先を越され、コンプレックスに苦しんでいる。みんなオレについてこい!というカリスマ性がある性格でもなく、いつものほほんとしており、一見してリーダーには見えないタイプ。ただ、彼のいるチームは、その言動や行動で、周りの人たちの雰囲気を明るくしたり、彼に共感、協力する人たちが自然に出てきて、目的を達成してしまう。
そんな六太から学ぶ今の時代に求められるリーダーシップについて詳しく書かれていて、非常に勉強になった。
<気になったところのメモ書き>
・「Want(~したい)」という自分の意思を周囲に発信することがリーダーシップ
世の中は「Should(~すべき)」がいっぱい。「Want」のほうが前向きで楽しい気持ちになれる。
・「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」が組み合わさることで、一つのチームが成立する。フォロワーはリーダーの「Want」に共感し、自らリーダーについていくと決めた、というところがポイント。
・優れたリーダーたちには、共通する思考や行動がある、それが「ゴールデンサイクル」
① Why(なぜ、なんのために)②How(どうやって)③What(なにを)
物事をこの順番に考えて伝えることで、人々から共感を得ることができる。
チームにおいても「Why」を共有しておくことが大切。
・リーダーシップには大きく分けて、優等生タイプの賢者風と一見優秀に見えない愚者風の2つのタイプがある。
ヒエラルキー型の組織や賢者風リーダーシップは短期的な成功、ネットワーク型の組織や愚者風リーダーシップは長期的な成長をもたらすことができる。
・「事実」と「解釈」をきちんと分けて認識すること!
事実には真摯に向き合い対処する、相手の解釈には固執せず受け流すことも必要。
・チームとして成果、成長を求めるのであれば、「競争」ではなく「共創」による相乗効果を活かしたほうが良い。
・「フロー理論」で夢中になる状態を作り出す。
課題や仕事のチャレンジレベルを調整することで、その人のパフォーマンスを引き出す。ちょっとだけ頑張れるレベルがベスト。目標が高すぎると不安に、低すぎると退屈になる。
本書を読んだ後に、もう一度「宇宙兄弟」を読み返してみた。
いやー、やばい、2度目でもめちゃくちゃ泣いてしまった。
しかもめっちゃ前向きな気持ちになれるし、学ぶものが多い。
「It’s a piece of cake !」
つらい時や壁にぶち当たった時は、ネガティブな気持ちを吹き飛ばし自分を信じさせてくれるこの言葉を思い出して頑張ろう!