倉敷市西中新田にあるイタリアン「グランカッロ」でディナー。
ヴァルポリチェラ
アンティパストミスト
アヒージョ
パスタ
鴨
読書。村上世彰 / 「いま君に伝えたいお金の話」
投資家である村上世彰が、プロの視点から、お金で苦労しない人生を送るための「お金に対する考え方」を伝える一冊。子ども向けに書かれていて、すごくわかりやすかった。
現在、村上世彰氏は、日本の子どもたちに、お金の授業をして回っているという。日本では、お金のことを話すことはタブーという考えが根強く残っており、教育課程でまったくお金について教えてもらえない。
汗をかかずにお金を儲けることはよくないことのように言われたり、株は危ないから手を出さないほうがよい、なんてことを言う人もいたな。
自分自身、大人になって初めてお金について勉強して、それまでの自分にお金についての知識がほとんどなかったことがわかり、生活していく上でこんなに大切なことをもっと若いうちに学べばよかった、そして、子どもにしっかりと教えていきたい、と思いました。
というわけで、本書のまとめ。
お金は便利な道具である
お金には3つの機能がある
① 何かと交換できる
② 価値をはかることができる
③ 貯めることができる
お金について大切な4つのこと
① 自立して生きていくためにはお金は絶対必要
② やりたいことをやるには、お金は余分にあったほうがよい
③ 困ったときにお金は君を助けてくれる
④ 君がお金を持っていれば、人を助けることができる
モノの本質を見ずに、「値段」だけで物事やその価値を判断してしまうと、お金に縛られた生き方になる
→お金とは違う基準(自分なりの幸せの基準)を自分の中に作ること
何かを手にするためにお金を払うときに、それが君の何時間分の働きと交換されているか、本当にそれだけの価値があるかどうか、をよく考えることが大事
大好きなことを仕事にできるかどうかは、それが「人のためになるかどうか」で決まる
どんなに好きで得意なことであっても、誰かがそれに対して「お金を払いたい」と思わなければ仕事にはならない(=稼ぐことができない)
仕事を通じて君自身のミッションを見つけられるかどうかが大切
仕事に一生懸命取り組んでいると、自分の中に使命感のようなものが生まれてくる
ミッションは働くモチベーションになり、生きがいにもなる
ミッションに出会えると、生きること、働くことが断然楽しくなり、また、どう生きればいいかを考えるときの指針にもなる
お金は稼いで貯めて、回して増やす。増えたらまた回す。そのサイクルが大事
やはり、この本、若いときに読んでおきたかったなぁ。
それにしてもお金は大切。
自分やまわりの人になにかあっても必要になってくるし、災害等が起こったときもお金があれば寄付や募金したりもでき、間接的に困っている人を助けることができる。
また、それとは反対に、お金が目的で人を殺したり、犯罪を起こしたりする人がいるのも事実。
お金のことを学ぶと同時に、それをうまく使えるように人間性も高めていかないといけない。
そして、本書にも書かれていたように、自分自身の幸せの基準と、自分のミッションをしっかりと持つことが、楽しく充実した人生を送るために最も必要なことなのだろう。