本物には会えなかったのは残念だったが、駅に置いてあったキモカワなせんとくんの人形に別れを告げて電車に乗り込む。
近鉄電車の車窓から見える平城遷都1300年祭りの平城宮跡メイン会場。向こうに見えるのは、第一次大極殿。平城宮最大の宮殿で、天皇の即位式や外国使節との面会など政治の重要な儀式に使われていたとのこと。
この反対の窓からは、朱雀門が復元されているのが見えた。
電車から見たところ、メイン会場は、だだっ広い広場があり、そこにぽつんぽつんと見るところがある、って感じ。最初は行く予定だったが、行きしなの電車の中から会場を見て、この炎天下、日陰もないし、かなり歩きそうだし、というわけでパス。眺めだけ楽しませてもらった。
電車で座っていると、ふとなにかが前を横切った気が。はっと見上げると、頭からずっぽりパンダのぬいぐるみを被った若者が歩いて行くのが見えた。異常に違和感があって、ちょっと怖い。すぐ隣の車両で腰を掛けたので、気付かれないように激写。
周りの乗客もチラッと一瞬視線を向けるも、もちろんみんな得体のしれない人にはかかわりたくないのだろう、気付かないようなふりをしているのが窺え、ちょっと笑えた。
それにしても何だったんだろう。罰ゲームだったのだろうか。いや、それにしては足まで組んで堂々としすぎやろ。
奈良散策にはこの本が役に立った。「奈良観光地図Walker」
DVD。「ワイルド・スピードMAX」
冒頭から見せ場たっぷりのカーアクションで迫力満点。ラストまでスピード感溢れるカーアクションの連続で、ここまで徹底していると嬉しくなってくる。キャストが第一弾のオリジナルメンバーに戻っているのもいい。やっぱこのシリーズはヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーでなくっちゃ。
奈良公園を散歩しながら東大寺に向かう。
それにしてもこの日の奈良は暑かった。なんと30℃以上あったらしい。5月なのに、ほとんど真夏並みの気温。太陽の光が皮膚の上から突き刺さってくるようで、木陰がほんとに気持ちいい。でもちょこちょこ鹿の糞が落ちていて踏んずけそうなので注意が必要。
さすがは神の使い。道のど真ん中をどどーんと占拠しちゃってます。
宮島の鹿に比べると、ぱっと見だが数も多く、シカ煎餅を持っていると多少集まってはくるが、そこまで凶暴でもなく、鹿にとっての環境はこちらの方が良さげな感じ。
ちょっとした水辺なんかもあり、ここなんか森の中みたい。気持よさそう。
暑いせいか、興福寺からだいぶ歩いた気がするが、ついに世界遺産、東大寺の石碑発見。
国宝にもなっている南大門。大華厳寺という扁額が掲げられている。大華厳寺とは東大寺の別称とのこと。
門内には金剛力士像が左右から睨みを利かせている。1203年に運慶と快慶により造られた木像。高さは約8.4メートル。でっかい。
左側に口を開けた阿形。
右側に口を閉じた吽行。
金堂、いわゆる大仏殿。世界最大級の木造建築。遠くから見ても迫力あるが、間近で見上げるとほんとに巨大。これでも創建当時に比べて東西の幅が3分の2になっているという。瓦だけでもすごい重量がありそう。奈良時代にしてこれだけ建築技術が発達してたとはすごい。
大仏殿の入り口右側にあった、一見気持ち悪い像。びんずるそんじゃぞうという名前。なで仏といい、体の悪いところを撫でると治るとのこと。腰痛持ちなので、後ろに回って腰を撫でておいた。ちなみに効果のほどはイマイチ。
入り口をくぐると、盧舎那仏像、いわゆる大仏さまがこちらを向いて座っている。これまた馬鹿でかい。高さが14.7メートル。聖武天皇が当時の飢饉や政変などの社会不安を取り除き、国を安定させたいという願いを込めて建造したとのこと。
堂内北西にある廣目天像。
東北にある多目天像。
四天王のうちの残り2体は未完成で、あるのは頭部のみ。持国天と増長天。
大仏殿の柱の一本に穴。大仏の鼻の穴と同じ大きさ。子供の頃、遠足か何かで来た時に通った覚えがあるんだけど、見てみると思った以上に小さくてびっくり。
でもこの穴を通ると無病息災のご利益があるとのこと。となれば通るしかあるまい。体を半分入れたところで、「やばい、これ無理かも。」と思ったが、なんとか体を横に捻りながら通り抜けることができた。ほっ。
興福寺
猿沢池の東側の階段を上るとそこは興福寺の敷地内。藤原氏の祖・藤原鎌足とその子息・藤原不比等ゆかりの寺院で、藤原氏の氏寺になっている。
右側に国宝になっている五重塔。猿沢池の南側からも見えていたが、近くから見ると意外と大きくて迫力あり。
木陰とシカ煎餅売りの周りには鹿がたむろしている。
こちらは工事中。中金堂というお寺の中心的な堂を再建中とのこと。その左奥に見えるのが南円堂。
五重塔同様に国宝の東金堂。
この左手奥に国宝館があり、外国人がたくさん。歴史の教科書で見たことのある阿修羅像や、白鳳文化の代表格ともいわれる旧山田寺仏頭などが展示されている。
読書メモ。本田直之 / 「カラダマネジメント術!」
カラダマネジメント術を身につけることは、人生を楽しむ土台となる健康が手に入り、将来にわたって生活の質を高く維持することにつながる。つい先日、ちょっとでも身動きすると唸り声を上げてしまいそうなほどの激しい腰痛(しかも今年2度目)を味わった我が身にとって、この本の内容は激しく心に突き刺さってきた。完治したら実践せねば。とはいえ、習慣化するまでの踏ん張りどころで挫折してしまうんだよねぇ。
☆読書メモ☆
・運動習慣を身につける
・体力が衰えてくる30代こそ大事
・30代で運動習慣(=1日30分以上の運動を週2日以上1年以上継続している)のある人は、男性18.5%、女性11.6%
・健康診断を定期的に受ける
・無酸素運動より有酸素運動
・健康でいることは自分の責任
・カラダマネジメントを習慣化する
・始めるのは簡単。習慣化するまで継続させる努力が必要
・継続させるためには、具体的な目標を作る、やりやすい環境を作る、アップテンポの音楽で気分を盛り上げる、体重と体脂肪を毎日チェックする、などといった工夫を
・知識インプット→実践→フィードバック→修正→トレーニング→(最初へ)、このサイクルで
・時間と体力を効率的に活用して、最小限の努力で最大限の効果が出るように工夫
奈良は、ちょうど今年で平城遷都1300年。本屋でも奈良の本がいっぱい横積みされていて、ちょっとしたブームに。というわけで、奈良へGO!
京都から近鉄に乗って1時間もかからずに近鉄奈良駅に到着。「ようこそ、平城遷都1300年祭り」のポスターが目立っています。
その先には噴水とその上に立つ行基像。
商店街の中を歩いていく。そこまで人通りもなく、昔ながらの長閑な商店街、という雰囲気。
行く前に雑誌を見て気になっていた「麺闘庵」という、うどん屋へ。大きなお揚げの中にうどんを入れ、口を縛った巾着うどんというのを目指していったのだが、臨時休みの張り紙が。がーん。
しょうがないので奈良の名物、柿の葉ずしにしようと、柿の葉ずし総本家の「平宗」へ。
お昼限定の、煮麺定食に。天麩羅と三輪素麺と鰻ちらし。
この定食、鰻ちらし又は柿の葉ずしのどちらかが選べる。こっちが柿の葉ずし。
ひとつは鮭。
もうひとつは鯖。
柿の葉ずし、お酢の味と香りがあまり強くなく、まろやかで、やさしい感じがして、個人的には好き。きつーいお酢の香りがあまり好きじゃないんで。
岡山市柳町にあるイタリアン「Nobe noBe」でランチ。
メインの付いてるBランチで。
サラダとスープ。
パスタ2種類とピッツァ2種類の中からひとつ選べる。
パスタで、プリプリエビのクリームソースパスタに。
チキンのオーブン焼き&生ソーセージ。
バルサミコ風味。
こっちはオムライスランチのオムライス。
粗ごしのトマトが特徴的。
デザート。
DVD。「ノウイング」
SF映画でありながら宗教的な雰囲気もプンプン。観る前に、オチが微妙と聞かされていたため、あまり期待せずに観始めたのだが、サスペンス風な展開ありーの、人間ドラマありーのでなかなか面白くって、最後まで釘づけ。一部予告でも流されていた大事故のシーンはすごい迫力で、見ているだけで恐怖を感じた。
お昼前だしお腹減ってきたな~と思いながら、地下鉄の四条で降りてプラプラ歩いていると、ふと目にとまったのが、「オステリア・バスティーユ」のカフェ「カフェ・バスティーユ」。
まだ11時台ということでお客さん全然いなかった。予約なしでもOKということでここでランチすることに。店内は落ち着いた感じで雰囲気いいです。
日替わりランチの、豚バラのやわらかトマト煮。
こちらバケットサンドランチ。牛ミンチとフレンチフライのバケットサンド。
デザートの、ブラマンジュ アイスクリーム添え。
食後のドリンクは、エスプレッソに。
バケットサンド、すんごいボリューム。食べにくいけどかなりうまい。この牛ミンチがほんと美味しくって、バケットとの相性も抜群。フレンチフライも最高。おいしいランチとパリっぽい雰囲気で、お昼からワインが飲みたくなってきちゃいました。
天満屋でイタリア展をやってると広告を見たので行ってみた。
お目当てはオリーブオイル。
特にここのお店は種類が豊富。しかも全部試飲できるし。それぞれ味や香りに違いがありどれを買うか迷ってしまう。
結局買ったのはこれ。シチリア産のカステル・ディ・レゴ。
一度味わうと忘れられないほどの、かなり特徴的な風味。青くささをともなう力強い香り、ピリッと味蕾を刺激するスパイシーさがたまらない。エクストラバージンってこのオイルのための言葉か、って言っても過言じゃないぞ。
バゲット買って帰って、つけて食べたら激ウマ。明日は、吉田牧場のモッツァレッラにつけて食べてみようかな~。それもかなりおいしそうだ。
読書。岩崎夏海 / 「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
野球部のマネージャーが、ドラッカーの経営書「マネジメント」を読み、その教えをもとに甲子園を目指すというストーリー。小難しそうなドラッカーの教えを、いかに自分たちの職場や家庭、スポーツチームなど普段の生活で役立てられるのか、それが小説風にわかりやすく書かれていてためになる。
高辻室町にある「トラットリア・レオーネ」でディナー。地下鉄四条駅からぷらっと歩いて到着。かわいらしく、こじんまりとした店構え。
席に着くと、テーブルにはRobertoのグリッシーニが。これおいしいんだよね~。ついついポリポリ食べちゃいます。
イタリアの黒ビール、La Rossa。名前の通り、赤みがかった褐色。暑い日の初っ端に飲むのに最高の一杯。
ロッソ・サレント 2007 プーリアのワイン。品種は、ネグロアマーロ、マルヴァジア。生産者、コンテ・オッタヴィオ・ピッコロミニ。果実味が強く、酸味少な目で、飲みやすい。
前菜の盛り合わせ
名前が~?
豚のトリッパと小腸の白ワイン煮込み・レモン風味。
リコッタチーズとホウレン草のラヴィオリ マッシュルームクリームソース。
一つ一つのラヴィオリがでっかい!
キタッラ・パンチェッタとタマネギのアマトリチャーナ。
牛リブロースのビステッカ・ローストポテト添え。
鴨胸肉のタリアータ・ギオッタソース(レバーの煮込みソース)・焼リゾット添え。
どの料理もガツンとくるほどの迫力があり、うーんと唸らされるおいしさ。特にリブロースのビステッカは、シンプルな調理法で単調な味になりそうなんだけど、肉の旨みがギュッと詰まっていてもう一枚食いたい!と思わせる肉料理だった。あと、前菜も含め内臓系の料理はどれもかなりウマい。気取らずにガッツリ食べれる、これぞまさにTORATTORIAだ。
GW後半は京都へ。
思ったよりも高速は混んでおらず、いつもより多少時間はかかったが、ほぼスムーズに帰れた。
ちょうど昼時だったのでラーメンでも食うかと、実家の近くのラーメン屋の前を通ったが、ここは想像以上の長蛇の列が店の入り口から続いており、こりゃだめだと諦めてそのままスルー。
結局、堺町三条にあるイノダコーヒ本店へ。こっちは数分待ちで入ることができた。
ちょっと贅沢に、ビーフカツサンド。サンドイッチで1730円、高っ!
さすがにおいしいです。一口齧るとお肉の風味が口の中に広がり幸せな気分に~。そりゃ、この値段で、おいしくなかったらみんな怒るでしょう。それにしても上のベーコン、いつ食べたらいいんだろ、食べ方があるのかな?
子供には、フルーツパフェ。
フルーツいっぱいで、見た目も豪華。下のほうは、ヨーグルト風味で甘さ控えめだった。
久しぶりにピザを。
冷蔵庫に余ってる具、なに乗せてもおいしい。
オーソドックスに、たまねぎ、サラミ、ソーセージ、コーン、アスパラで。
シンプルに、焼肉。マヨネーズソース、っていうかマヨかけてオーブン入れただけだけど。
こっちはうちの奥さんに作ってもらったチキンソテー。
結局、あれよあれよと食べ&飲みながら4枚作って完食。こりゃ楽チンだし楽しいし、いいわ。食べすぎちゃうのが玉に瑕だけど。
ワインメモ。
シャトー・レ・ビオー 2007
コート・ド・ブライ。80%メルロー、20%カベルネ。カシスとスパイスの香り、しっかりしたボディとコクのある果実味が特徴。
コロンベッラ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2008 イタリア、アブルッツォ州。さっぱりした果実の酸味が心地よい。 シャトー・ル・シェヌ・ドゥ・マルゴ 2008 コート・ドゥ・ブライユ。メルロ&カベルネ。 シャトー・ラ・コンダミンヌ 2006 コルビエール。カリニャン、グルナッシュ、シラー。いちご、スパイスの香りと南仏らしい濃厚な味わい。 ロッカ ルポ・ネロ 2008 プーリア州。ネグロアマーロ85~90%、マルヴァージア・ネラ10~15%。まろやかな風味の辛口赤。