大ヒットした「パイレーツ・オブ・カリビアン」の第2弾。前作で恋人同士になったウィルとエリザベスは、婚約して結婚式の準備を進めていた。一方、スパロウ船長は海賊デイビー・ジョーンズから借金の取り立てに遭っていた。
かなり前から、映画館で他の作品を見るたびに、予告が流れていて、かなり期待感が高まっていたが、正直、前作の方がおもしろかった。うーん、ちょっと期待しすぎたせいだろうか。それとも、前作を復習(記憶)していかなかったせいか。少なくとも、前作は見直していったほうがより楽しめたに違いないと後悔した。
それにしても、前作ほど楽しめなかったのは、なぜだろう。それぞれのアクションもワクワクするし、魅力的なジャック・スパロウのキャラも変わっていないのだが。ぼくが思うに、きちんとした一本のストーリーの筋がわかりにくかったせいかもしれない。個々のエピソードそれぞれは楽しいのだが、それが、あっちやこっちやで目まぐるしく展開されて、映画としてみると、すごく散漫さを感じてしまった。
とはいえ、第3弾に繋がらせるラストの終わらせ方は、なかなかうまい。お、そうきたかと、期待を高まらせるキャラをうまく出してきましたね。最後よければ全てよしということで、来年公開予定の続編に期待しておこう。