九州から帰るのに、行きと同じように下関のほうを回って帰るより、四国から回って違う道で帰った方が楽しそう。ということで、まずはフェリーに乗って四国へ向かうことに。
便数の多い国道九四フェリーを選択。
船の出ている佐賀関港へ。
すでに結構車が並んでる、と思ったが、30分ほどですぐフェリーに乗船することができた。
さよなら九州。
フェリー内は思った以上に広々。
バスも含めてたくさんの車が収容できる。
が、客室内は人でいっぱい。
甲板で景色を楽しむことに。海を眺めていると気分が高揚して、少しくらいの寒さも吹き飛んでいきます。
水平線が素晴らしい。
佐田岬半島が見えてきた。
風力発電のための風車が並んでいる。そういや、阿蘇の近くでも同じような風車をいくつか見かけたな。
船は、約70分ほどで愛媛県の三崎港へ。
四国に上陸だ。
その後、佐田岬半島の197号線を走る。この近辺に伊方原子力発電所があるせいか、道には原子力反対のチラシ等が貼ってあるのが目についた。
途中、「佐田岬メロディ道路始まり」と看板に書かれていたのでなんだろうと思っていると、突然車の下から懐かしい曲が地響きのように流れてきてビックリした。「みかんの花咲く丘」という歌。
道路にタイヤとの摩擦(?)で音が鳴るような仕掛けがしてあったみたい。こりゃ楽しい。もっとほかの道路でもこういう工夫したらいいのに。確実に居眠り運転は減りますね。
その後、一気に車を走らせて今治まで。
前から食べようと思いつつ、なかなか行けなかった今治を代表するB級グルメ「焼き豚玉子飯」を食べに。
焼き豚玉子飯を出しているお店は何軒かあるんだけど、今回は初めてなんで、有名な「白楽天」に行ってみました。
昼時を過ぎていたにもかかわらず、駐車場がいっぱい。が、少し待ってたら停めることができました。
もちろん、焼き豚玉子飯を注文。
一口目食べると、思ったよりたれが甘くてびっくり。ちょっと甘すぎない?と思うも、食べているうちに「これはこれでありやな。なかなか美味しいじゃん」って思えてくるから不思議。
シンプルなんだけど単純においしい、まさに賄い料理って感じの丼ですね。結構甘いんで、ダメな人はダメかも。他のお店のはどんな感じなんだろ。ちょっと気になります。
車で大分市内に戻る途中で、宇佐神宮の標識を発見。
昨日の晩、コンビニで購入した「るるぶ大分・別府」に大きく載ってたぞ、ってことで少し遠回りにはなるが、行ってみることに。
この宇佐神宮、全国に4万社余りある八幡社の総本宮。
境内は広ーい。
時刻も遅く、夕暮れが迫りつつあったので、足早に本殿に向かう。が、娘が寝てしまって抱っこしながらなので、しんどすぎる。
おっと、夫婦石を踏み忘れるところだった。
この天使の羽のような形をしたのがそう。夫婦や恋人同士で左右の石を同時に踏むと幸せになれるそう。
やっと本殿に到着。
左側に見えるのが本殿。手前から一之御殿、二之御殿、三之御殿と並んでいてその順にお参りする。
一般的な神社とは違い、ここでの参拝作法は、「二拝四拍手一拝」。この参拝方法でお参りするのは、ここ伊佐神宮と出雲大社のみらしい。
奥には立派なクスの木が。推定樹齢800年という御神木。
有名なパワースポットとなっている。タッチしてパワーをもらっちゃいましたyo
岡山市北区表町にある「Boulangerie Doumae (ブランジェリー・ドウマエ)」
丸善に本を探しに行ったんで久しぶりに寄ってみた。
かなりこじんまりしたお店なんだけど、なかなか美味しいパンがそろってるんだよな。
天然酵母、ハード系がメイン。
噛めば噛むほど美味しさが広がる。ふわっふわなのもいいけど、こういうのもいいね。
2つしか買わんかったのに、「チョコベーグルおまけね」って。おじさん、ありがとー!
読書。熊谷達也 / 「邂逅の森」
身分違いの恋が原因で故郷を追われたマタギの青年の物語。壮大で圧倒的な自然の前ではなんと人間はちっぽけなんだろう。でも同時に「生きたい」という人間の凄まじいまでの力強さを感じさせられるラストに声も出ないほど感動させられる。素晴らしい一冊。
せっかく近くまで来たんで有名な「青の洞門」を見学。
この洞門を掘った禅海和尚の銅像が。
諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚は、断崖絶壁で鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうと、托鉢勧進によって掘削の資金を集め、石工たちを集めて鑿と槌だけで30年かけて掘り抜いた、といわれている。
普通の道路の端っこにトンネルの入り口が。
階段を下り少し歩くと、
反対側の道に出ました。
ここからは少し狭く岩肌の見えている普通のトンネル。
またまた禅海和尚の像が。
遠くから見たところ。
山国川に面してそそり立つ競秀峰。この根元部分にさっきのトンネルが通っている。たしかにここを掘削機械を使わずにトンネルを掘るのは並大抵の根性じゃできないな。しかも30年かけて掘り抜くなんて、よっぽどの信念がないとできないですね。
菊池寛の「恩讐の彼方に」は、これを元にした小説らしい。今度読んでみようかな。
職場の自転車部でしまなみ海道へ。
去年も一度しまなみツアーを組んだんだけど、あいにくのお天気でお流れ。で、今年リベンジ。
ちょうど前日は職場の研修で福山に一泊だったんで、それならしまなみまで行っちゃおうってことで。
向島を快調に走る。
甘いものを食べない人もいるんでどうしようか迷ったけど、大福と聞いてMr.Kの目が輝いたのを見逃さなかったぞ。ま、自分も久々にはっさく大福が食べたかったんだけど。
その後、橋や景色を堪能しながら、生口島まですいーっと。
しんどい人がいた時のために「しま一」をお昼の候補に入れてたんで、しばし瀬戸田でどうするか相談。「もう、しま一で食べちゃう」「もう一つのランチ候補の大漁まで行っちゃう」「大漁まで行ったら往復100キロ走らなあかん」「希望者で二手に分かれる」など意見が出たが、結局「とりあえず大漁まで行ってみよう」と決まる。
ネタになるかと岡哲にも寄ることに。ついでに、どうしても離脱する人がでた時のために、尾道まで船が出てる瀬戸田港を教えとこうと。
揚げたてコロッケ熱々でうま~
コロッケが効いたのか、大三島の三村峠も全員無事越えて、
「大漁」に到着。
初めてやったらこれは外せん、海鮮丼。激安380円。
その他もろもろ一品料理も。セルフで好きなん取ってきて食べれるシステムが嬉しい。
大山祇神社も参拝。
さぁ、帰ろう。
お腹満たされてガンガン上りを攻めたくなったんで峠上まで一人ヒルクライムを楽しむ。
で、休憩しながらみんなを待つ。一人、二人と上がってくるも、最後の一人がいつまで待っても全然来ない。おかしいなと思い引き返してみたが、結構戻るも全然姿が見当たらない。落車でもしてたらヤバいなと思い電話したら、「道に迷ったっぽい」という声が。携帯のGPSでチェックしてもらうと、なんと宮浦港にいるって。え、さっき食べてた大漁より向こうに離れて行ってるんですけどー。
ま、そんなトラブルもありつつも、無事合流。
道の駅、多々羅しまなみ公園でしばし休憩。
派手派手ジャージを着て写メを撮る理事長。相変わらず若いなぁ。
瀬戸田港の近くで一応相談。船に乗るか迷ってた人も、「もう最後まで走っちゃうか」と。
決めちゃえば、あとは頑張るのみ。しかもゴールが近付くにつれ、少しずつ元気になってきているような。
景色のいい場所でみんなのバイクを並べてパチリ。
オルベア、タイレル、ビアンキ、ジオス、ミヤタ
あれだけしんどかったにもかかわらず、名残惜しげに尾道行の船へ。
尾道まで無事ゴール。一人道に迷うというハプニングはあったものの、全員無事に約100キロ走り終えました。
あれだけ途中脱離しようかどうしようか迷いつつ、結局一人も欠かさずに一緒にゴールできたという満足感と充実感でみんなの笑顔が輝いてましたね。
そういや大分県には「メイプル耶馬サイクリングロード」ってのがあったな、ということで行ってみることに。
車のナビに目的地を入れて大分市内から出かけたけど、思ったより遠かった。知らん土地だと距離感がよくわからんなぁ。高速がどう通ってるかもよくわからんし。こういう時にナビのありがたさをつくづく感じるわ。
コアやまくにサイクリングターミナルに到着。
日経新聞の専門家が選ぶ全国おすすめサイクリングコースで、瀬戸内海横断自転車道、いわゆるしまなみに次いで第二位に選ばれたサイクリングロード。だから名前覚えてた。
天気もよく気持ちよさそうだし、子連れで乗れる自転車があったらちょっと乗ってみようかな、とうちの奥さんも言うんで、レンタサイクルの事務所に。ちょうど、後ろにチャイルドシート付きのママチャリがあったんで借りることにした。
いざ出発。ここからスタート。
ほとんど一直線のロード。
しかも、ほぼずっとなだらかな下り。
鉄道廃線跡を利用して作った道なので、ところどころ駅の跡が。
田んぼや畑の中を突っ切っていく。
景色もきれい。
でもたまに蛇がいる。4回も見かけて、しかも一度轢いてしまった。思わず、「ひぃ~」って声が出そうになった。すんごい勢いでくねくね逃げていったから死にはしなかったようだ。よかった。
山あいを走ったりするんで、ところどころ小さなトンネルがあり、そのどことなく寂しげな雰囲気がまたいい。
約11キロ走ったところにある耶馬溪サイクリングターミナル。
ここに車を停めてレンタルしてる人も多いみたい。
ほんとはうちの奥さんと娘はここでUターンしてスタート地点に戻る予定だったんだけど、帰り上りで11キロはしんどいかも、ということでレンタサイクルに電話して乗り捨てていいか確認。追加金をあとで払うことと、決まった場所なら乗り捨ててOKということで、ここから約11キロ先の青の洞門近くの乗り捨て場まで走ることに。
元鉄道跡であることが記された標識。在りし日の電車の写真が記されていた。
頼山陽の詩碑。とりあえず立派そうなので写真撮っとく。頼山陽、名前は聞いたことがあるが、どんな人かはよく知らない。
ずっと長閑な渓谷を走るサイクリングロード。しかもずっと下り。気持ちよすぎる。
洞門近くの自転車休憩所。この横に乗り捨て場がありました。目立たないんで一度通り過ぎてしまった。
青の洞門近くのお店でソフト休憩。
車を置いてきているので取りに帰らないと。うちの奥さんは下りとはいえ約20キロの距離を走破しクタクタ。ましてや上りの20キロを帰るのは無理。というわけで、ちょっくら一人でスタート地点まで戻ります。
栄養補充後、元来た道をブッ飛ばす。
でも景色がいいんで、やっぱたまに止まっては景色を堪能したり、写真を撮ったり。
ここは駅舎跡をトイレにしてます。
一直線の道だ。で、思いっきり漕ごうとするも、上りと逆風のせいで思ったよりもスピードが出ない~。
とかなんとか言いながら走ってると、スタート地点のコアやまくにサイクリングターミナルが見えてきた。
無事ゴール。行きはよいよい、帰りはしんどいパターンでした。往復するんやったら逆パターンのほうがいいな。
すぐに追加金払いに行って、自分の自転車は車に積み込み、家族を待たせてる青の洞門までドライブ。
距離:44.50km、時間:2時間24分
倉敷白楽町にある「台湾料理 あじ仙」
なぜか時々行きたくなるんだよなぁ。
台湾まぜそば発見。いわゆる汁なしのラーメン。台北行った時に食べたらめっちゃ美味しかったのを思い出して頼む。
日本人向けに洗練された味だけど、ピリッと感があってこれまた美味しいぞ。上に載ってるまろやか温玉とのハーモニーがすんげぇ。
鶏唐の地獄炒め。中辛に。
天津飯
ホルモン炒め
ビールが飲みたくなるメニューが多いわ。今回は車やったんでもちろん我慢。
たいがい来るたびに、地獄炒めかホルモン炒めのどっちかを頼んでる気が。今回はお腹減ってたんで贅沢にも両方頼んじゃった。
そういや今朝は日食。6時半にセットしてた目覚ましの1時間も前に起きてしもた。おかげでいっぱい見れたけど。わかってるのか、その場の雰囲気に流されているだけなのか、娘も大興奮。とはいえ、途中から庭にいたダンゴムシのほうに夢中になってたけど。
あんまり綺麗に写真撮れんかった。残念。
それにしても今日は日本中盛り上がってたなぁ。テレビもこればっかりやったし。
この日はたまたま大分市内に空いてるホテルを発見したので大分泊。
今回もホテルの人に、大分の名物が食べれる美味しいお店を聞いたら、ここを教えてくれた。
大分市府内町にある「かみ風船 若松通り店」
まずはビールで乾杯。
メニュー見たら大分でしか食べれんような名物がいっぱいある。
「関あじの刺身」
知らんかったけど、大分ってアジやサバが有名らしい。たしかに身がプリッとしまっててうまい。
「りゅうきゅう」
なぜ大分なのに琉球っていうんだろ。ブリやサバなどの切り身を醤油や生姜やゴマなどに漬け込んだもの。こりゃ焼酎に合う。
「とり天」
こりゃ有名ですね。唐揚げ好きならきっと大好き。唐揚げよりあっさりしてるんで、なんぼでも食べれるわ。ポン酢を付けて頂きます。
「団子汁(だごじる)」
平たい麺が入ってる。うどんとはちょっと違う独特の食感が楽しい。
「豊後牛網焼き」
これは、ま、普通においしい。
他にもいろいろ、お腹いっぱい。ついついお酒が進んじゃいます。
お店の人も愛想よくって居心地のいい居酒屋でした。
岡山天満屋でイタリア展やってたんで行ってみた。
とりあえず昼時でお腹空いてたんで、今年も出店してる代官山のリストランテ「タツヤ・カワゴエ」で食べることに。
パスタは日替わり。この日は、「桜えびとブロッコリーのパスタ」
麺がもっちもち。
他にも、サルシッチャやパンチェッタ、チーズなど、いろいろと買って帰りました。
パニーノも。生ハム、ルッコラ、パルミジャーノ・レッジャーノ
いつも買う「PORCO BACIO」でオリーブオイルも。
毎回、シチリアのカスティル・ディ・レゴなんで、今回は違うのに。
お店の人に好みを伝えてすすめられたトスカーナのバルディに。試飲したら、これまたガツンとくるけど嫌味にならないほどの上品な青臭い香りに、苦みと辛みが感じられる個性的な味。横にあったカニーノのオイルも久しぶりに味見したら、こっちはまろやかでフルーティ。以前はカニーノが好きだったけど、ここ最近は力強さを主張する個性派にハマってます。
動物たちがお出迎え~
牧場を一周するトラクターが出てたので乗ってみることに。
牧場は思ったよりもかなり広ーい。
景色も最高。
釣りバカ日誌のロケ地にもなっていたみたい。
来る前に娘が乗馬したいと言っていたが、案の定、馬を目の前にしてちょっとビビッて乗れんかった。
が、馬に自分一人でえさをやれたり、ウサギを膝の上に乗せれたりと、ちょっと前よりはビビり度合いも若干は解消されてきたかな。
ここの牧場、入場料タダ。動物の種類は少ないけど、エサをやったりできるから、小さい子にはいいかも~
読書。「自転車と旅 vol.7」
この本楽しい。今回、ついつい買っちゃった。
また熊本から阿蘇方面へ。
57号線の渋滞が半端ない。道の駅「大津」を過ぎたところで左折してミルクロードへ。
ミルクロードは思ったより空いてる。すいすい。天気もいいし、季節的にもいいせいか、やたら二輪は多いけど。
緑の原野の中を気持ちよーくドライブして、ラピュタの道に入ってすぐの広い場所に車を停める。同じように駐車してる車、数台。
標高が高いせいか、遮るものが何もないせいか、風が半端ない。小さい子は吹き飛ばされそう。
ここからがいわゆるラピュタの道。
この道を降りていくと、まさに天空に通じるような風景がドドーンと現れるそうだが、写真を見ての通り、道が狭い、ガードレールがボロい、それどころかガードレールすら無いところもある、というヤバさなんで車で降りるのは止めときました。
何台か二輪が走っていったけど、怖そう。
でも高いところが好きな人にはたまらん道やろな。
ラピュタの道を目で堪能後は、またミルクロードを走る。
しばらく行くと、少し大きな駐車場があったんで休憩。
ここはトイレもあり。歩道も整備されていて、山の端っこのほうまで歩いて行けるようになっている。
ここ↓が山の端っこ。
ここからの景色はすんばらしい・・・に、違いない。いやぁ、最初は行く気満々だったんだけど、極度の高所恐怖症なんで無理でした。途中柵もない山の尾根を歩いて行かないといけないんだもん。怖くって足が前に出ないよ~。
駐車場のそばに焼きトウモロコシのお店が出てた。
阿蘇ってトウモロコシが有名なんかな。ちょこちょこ焼きトウモロコシ屋さん見かけたんだけど。
醤油の焼ける香ばしい香りに釣られて買ってみた。
よくお祭りのときに夜店で売られているのより、ずっと美味しい。すんごい瑞々しい。一口齧るとジューシーで、口の中に拡がる甘みが半端ない。ついつい、歯の間に詰まるのも気にならないくらいガッついてしまったぜ。