柏木2号橋工事現場です。
土留め親杭の施工をはじめました。
まずとっかかりは2日で2本が完了。
下図、青く塗りつぶしたところが杭の建込みが終わった箇所です。
そうそうそういえばわたし
先週末
ある先端技術の勉強をさせてもらいに
ある他社さんの現場におじゃましました。
と
そこの作業所長さんがこう言うのです。
「最近、ブログのアクセス数が多いんでしょう?」
「え?ひょっとして見てくれてるんですか?」
「見てますよ。だから初対面だとは感じられないぐらい」
「えー、ありがとうございます!」
そんな会話の最中
どうしても切り出せなかったことがひとつ。
今月ここまでのアクセス平均は
訪問者数が659
閲覧数が1000
つまり
アクセス数が飛躍的にアップしたのは先月だけで
今月に入ったとたんに
またそれまでとほぼ同じ数に落ち着いたという事実。
それをどうしても話せず
「そうなんですよね~。最近調子イイんですよ。原因はなんだかよくわからんけど」
なんて調子に乗って話をしてたのは
もしかしたらまたアップするかもしれない
なんて淡い期待があったからで・・
でも・・・・
いやいや
いっときイイ夢を見させてもらった
それだけで十分だとしましょう。
ということで
これからはまた平常運転。
1本ずつ杭を打ち込んでいくように
あせらず騒がずぼちぼちと行くこととしましょう。
なんて自分で自分に言い聞かせながら
こころの内では「夢よふたたび」
虎視眈々と次の機会を狙っているおじさんなのでありますが^^;
(みやうち)
おはよーございます。
みやうちです。
今日は柏木1号橋A2橋台工事現場から
一般の方にはあまり馴染みのない画像をお届けしましょう。
鉄筋を組んだあと
型枠を組み立てしています。
ここは「支承(ししょう)」と呼ばれるところで
絵で示すとこの部分。
ひと言でいうと
「橋を支える装置」。
写真に写った円筒形の鉄製型枠は
橋を支えるアンカーが入るところです。
ところでこの支承。
他には
「沓(しゅー)」
なんて呼び方もあります。
ですから今組み立てているのは
沓の台座だから沓座(しゅーざ)。
これもまた土木専門用語のひとつですが
一般の方が
「しゅーざ」
と聞いてもピンとこないでしょうね。
では
「しゅー」
と言うと何を想像するでしょうか。
ん?
シュークリームのシュー?
あぁね、ナルホド。
でもアレは
ふっくらとした焼き上がりがキャベツの形に似ているからついた名前でフランス語。
こっちの「しゅー」は英語です。
そう
シューズの「しゅー」。
「しゅー」の複数形がシューズ。
言わずと知れた、靴ですよね。
それが転じて
接合する面や
滑らせて動かす面に設ける部材のことを
「しゅー」と呼ぶようになりました。
ブレーキシューなんてやつもソッチ系ですよね。
「しゅー」という言葉がまずあって
それが日本に入ってきたときに
「沓」という漢字を当てた。
沓
古来日本では履き物の総称を「沓(くつ)」と呼びました。
たとえば『水鏡』(671年)には、こんな記述があります。
******
12月3日、天皇は馬に乗って山科へ向かい、林の中に入って姿を消した。
行方はわからず、ただ沓だけが落ちていたのを、陵におさめた。
******
時代はぐっと下って江戸前期。
松尾芭蕉の俳句には
「水とりやこもりの僧の沓の音」
なんてものもあります。
対して今ふつうの使われている
「靴」
というのは
これも古くからある漢字ですが
「革へん」がついているからわかるように
革靴のことをあらわします。
明治以降、革靴が増えてアタリマエになってきて
それまでの「沓」にとって変わって
「靴」が履き物の総称になっていきました。
明治の土木技術者はその過渡期に生きた人たちですから
土木用語の「しゅー」が履き物のことだと教えられたとき
ためらうことなく
「沓」
という漢字を当てたんでしょう。
以上
師走も半ば
アッチもコッチも忙しくなってきたというのに
一枚の写真からそんなことを考え
明治期の土木技術者に思いを馳せる辺境の土木屋もうすぐ66歳なのでした。
(ヒマか!^^;)
ちなみにこの女性
(画像出典:『朝倉海がスカウトしたしゅうさんを紹介!スナラジやモデルで活躍!』)
「しゅう」さんという名前。
わたしが最近よく聴いている
リリー・フランキーの『スナックラジオ』に出演中です。
というのは
書いているうちに思い浮かんだただの「しゅー」つながり。
本文とはなんのかかわりもございませんので悪しからず。
(みやうち)
北川道路柏木2号橋A2橋台工事
先週木曜日(11月30日)の様子。
土留工を抑えるグラウンドアンカーの基本試験とボーリング調査が終わり
足場を撤去しているところです。
翌朝5時すぎ
あたりはまだ真っ暗ななか・・
クローラークレーン搬入。
カラスがカァーと鳴いて夜があけると
ICTバックホウ(杭ナビショベル)による
一時掘削作業のはじまり。
11月末と12月はじめ
たった1日しか経ってないのに
現場の様子がまるっきり変わってしまったのが
なんか不思議な気分です。
さあ
これからがホンバン。
はりきっていくぞー
と気合を入れる現場担当のRG監督なのでした。
あ
そうそうそういえば
先月は当ブログはじまって以来の高アクセスを記録しました。
11月ひと月の累計訪問者数が2万5千超え
約3万8千ページの閲覧があり
うち最も多かった日は11月10日の金曜日で
訪問者数1666とページビューが3280。
平均すると
1日あたり854UUと1284PV。
この数字が
一般的にみて多いのか少ないのか
そこんところはよくわかりませんが
少なくてもこれまで数年間の当ブログ比では
1.5倍弱ほどアップしたことになり
2008年のブログ開設以来苦節15年
俗に
桃栗三年柿八年、梅は酸い酸い十三年、梨はゆるゆる十五年、柚子の大馬鹿十八年、蜜柑の間抜けは二十年、林檎にこにこ二十五年、銀杏のきちがい三十年、女房の不作は六十年、亭主の不作はこれまた一生・・・
などと言われるように
ものごとは一朝一夕でできるものではなく
それ相応に時間がかかるものですが
いつも変わり映えがしないなあと感じていると
ある日を境に「あれま」と激変することもあります。
そんなときはにんげんだもの
うれしかったりたのしかったりがあってアタリマエなんですが
人も現場も会社も
きのうがあり、今日があり、あしたがある。
過去があり、今があり、未来がある。
今そこに見えている結果だけがすべてではありません。
だから
そんなこんなに一喜一憂することなく
粘りづよくつづけていくことが肝心です。
なんてことを自分に言って聞かせる今日12月4日。
ありゃ~
はや4日になってもうたやんか~~
と
すぐに一喜一憂してしまう
いくつになっても成長しないおじさんですが
とりあえず令和5年も最終月
張り切っていってみましょうか!
(みやうち)
柏木1号橋A2橋台工事
今回の工事では
はじめてのコンクリート打ち
「初コン」です。
初婚
ではありません。
は・つ・こ・ん
です。
と
思わず
「初恋の味」
なんてことばが
おじさんの脳内に浮びあがってきました。
「初恋の味」
というと
カルピスですよね。
「甘くて酸っぱいカルピスは初恋の味」です。
ではおじさんの初恋はというと
あれはたしか55年前
安田川にかかる橋の上だった・・・
と
そんなことはどうでもいいとして
とにかく「初コン」です。
いいコンクリートになあれ
いいコンクリートになあれ
みんなの思いをのせて
「初コン」
無事打ち終わりです!
(みやうち)
現場で鉄筋を切るときに使う道具
その名もズバリ
鉄筋カッターです。
当社ではコレのことを
「すいっちょん」
と呼びます。
すいっちょんといえば
一般的にはキリギリスの仲間の「うまおい」
のことを指します。
スイーッチョン、スイーッチョン
という鳴き声が
馬子が馬を追っているように聞こえるため
「馬追い」という名前がつけられたようです。
当社の「すいっちょん」も同じような由来で
スイーッ
と挟んで
チョン
と切るから
「すいっちょん」。
なんとも原始的なネーミングですが
なにはともあれ「すいっちょん」です。
これは
柏木1号橋現場に下請けさんがもちこんでいた
充電式の「すいっちょん」。
マキタ社製です。
そうそう
マキタ
充電
といえば
最近わたしが
こんなんどうかなぁー
と気になってるのがコレ。
マキタ充電式運搬車+パイプフレームセット
(CU180DZN+A65470)
最大積載量130kg
いえいえ会社ではなく
家の仕事で使うため。
この土日でやっと終わった柚子の収穫作業。
枝から切り離し
かごに入れた柚子玉を
エッチラオッチラとかついで移動するのは
主にわたしの役目なんですが
これまでは
筋トレ気分でやっていたその作業も
寄る年波には勝てず
少々しんどくなってきて
そろそろ考えないとなあ
なんて思っている今日このごろ。
あれやこれやとネットサーフィンをしていたら
この充電式運搬車が引っかかりました。
でも
う~ん
充電式ってどうよ?
柚子採りが終わりほっとひと息
ちょっと思案中のおじさんなのでした。
(みやうち)
柏木1号橋A2橋台現場です。
16日夜から17日にかけて
ところによっては激しく降るかも
という予報を受け
工事用道路の路面をあえて下げ
川の水かさが増えたときには
そこを流れるようにしました。
こうすることによって
水位が高くなったときの圧力によって
道路が決壊するのを防ぐ対策です。
コレって
増水しなかったとしたらまったくムダな作業なんですが
被害をより小さくとどめるためにはとても有効。
つまり
「肉を切らせて骨を断つ」作戦ですね。
一方
その下流にある
柏木2号橋A1橋台現場は・・・
工事用道路の一部を溝状に掘って
ここを水が流れてちょうだいね
という対策。
名づけて
「ここ掘れワンワン」作戦。
(ってそのネーミングは少々ムリがあるか^^;)
結果
雨は思ったほど降らず
水位もたいしてあがらず
無事に朝を迎えることができましたが
なにごとも
「備えあれば憂いなし」です。
考えようによっては
前回の出水で工事用道路が決壊した反省をふまえて
対策をとったおかげで雨が降らなかったとも言えます。
(言えません^^;気のせいです^_^)
ところでそれはそうと・・・
そんななか
2号橋現場を監督するRGさんが
川のなかにこんな生き物がいるのをハッケン。
ナマズです。
ナマズの「ナマ」は
鱗がなくなめらかな魚であることから
「滑らか」の意味。
「ズ(ヅ)」は
川や沼の泥底に棲息することから
ドジョウの「ド」と同じく
「泥」や「土」の意味。
漢字では
ナマズは「ねばる」の意味から
魚偏に「念」がアテられて
「鯰」
と書きます。
それを見た
RG監督
ナマズのように悠々と
なにごとも
あきらめず
粘り強く
工事を進めていこうと
強く決意をしたとかしないとか。
以上
国道493号北川道路
柏木1号橋
ならびに
柏木2号橋
からの現場情報でした。
では
ウィークエンドの本日も
がんばって行ってみましょう。
(みやうち)
月曜日から
鉄筋の組み立てを始めている
北川道路柏木1号橋A2橋台工事現場。
まとまった鉄筋工事は久々なので
さっそくのぞきに行ってみると・・
「お、カメラマンが来たでぇ」
数十年来の付き合いのテルオさんが
歓迎(たぶん)のジャブを打ち込んできます。
「来た来た。久しぶりやキ」
そう返すと
ニッコリ笑って軽く手をあげ
何事もなかったかのように
ふたたび鉄筋と向かい合いはじめました。
いつ見ても
キビキビとして
気持ちのいい働き方をする職人さんたちです。
👍👍👍👍👍
(みやうち)
木曜日
金曜日
あっという間に足場が組み上がりました。
(外側だけですけど)
今日から鉄筋の組み立て作業に入ります。
が
その前に
ちょこっとARで確認してみましょうか。
↓↓
ふむふむナルホドなるほど。
ということで
さあ組み立てだ!!
(みやうち)
さて
これはいったい何でしょう?
クレーンの過巻き防止装置のワイヤーです。
過巻き防止装置とは
フックを最上限まで巻き上げたときの
ワイヤーロープの巻き過ぎによるクレーンの破損や
ワイヤーロープ切断などによる吊り荷の落下事故を防ぐ安全装置。
こんなんですね。
(一般社団法人日本クレーン協会HPより)
それにしても・・・
誰かが噛みちぎったような痕跡があります。
と
そこで
やおらクレーンに近づいたのが
折よく現場を訪れていたトシ子さん。
ブームの先端を確認し
証拠写真をパチリ。
そこには小動物の足跡が
ハッキリくっきりと残っておりました。
「タヌキやな」
誰かが言います。
たしかに
タヌキのようですが
念のため画像検索でググってみました。
タヌキ確定!
「へ~~~そんなことあるんですね」
不思議がるトシ子さんに
現場からの通報でやってきた修理屋さんがひと言。
「けっこう多いがよ」
「へ~~~多いがや」
今度は数人がびっくりポン(古いか^^;)です。
ということで
首をひねりひねり対処策を検討。
「ピカピカってどうよ!」
誰かの提案にみんなが賛同。
ん?
ピカピカってなに?って??
あ、そうですね。
「ピカピカ」は土木専門用語(しかも一部の地方でしか通用しない)でした。
ではお教えしましょう。
じゃん!!
夜行性のタヌキが相手となれば
とりあえず発光性のものを置いて近づかせないようにしてみよう
というこのアイデア。
それから二晩が過ぎましたが
今のところ被害はないようです。
とはいえ
山村での暮らしや仕事には
こんなことは付きもの。
こういった感じで
イタチごっこ
いや
タヌキごっこ
は
たぶんこれからもつづいてゆくのでしょうが
それにしても・・・
コレって旨いのか?
タヌキこころが
まったく理解できないおじさんなのでした。
(みやうち)
渇水期狙いの工事が始まったばかりに
季節外れの出水で工事用道路の一部が流出。
ある程度は想定内の範囲とはいえヒヤヒヤした一日でした。
柏木1号橋の工事用道路が決壊した
ということは
当然2号橋の方も無事で済むはずがなく・・・
当日の朝
きのうの夕方
ずいぶんと水が引いたので
ひとまずは
工事優先で道路を直すこととし
鮎が通るために架けた橋は
遡上が始まるまでに直せばよいので
とりあえず後回しをして
今日から工事用道路の復旧です。
(みやうち)