ひのです。
対岸までは約80m。
こちらから見るほうが、直下にいるよりは迫力があります。
ノンプリズムのトータルステーション”SOKKIA SET5 50RXS”です。
つまり、レーザービームが物体にあたると、そこまでの水平距離と垂直高さがデジタル表記されますので、その値で横断図(道路を横方向に割った断面)をつくるわけです。
こんなんです。
ちなみにこれは崩壊前の横断図。
この、いわゆるノンプリっていうやつが当社に入る前は、落石や崩壊があったその斜面には、ターゲットとなるミラーを持った誰かがロープ伝いで行かなければならず、多くの場合、その役目は不肖「ひの」が勤めておりました。
こいつのおかげで今は、安心安全な横断測量が出来る、というもんです。
しかしこれ、物体に反応してしまうので、葉っぱなんかでも感知してしまいます。つまり、木々が生い茂っているところでは、ちょっとどうかというわけなのです。
そんな時はどうしているかというと、いつもはミラーを持ったターゲットマンに、支障となるものを切りあらけてもらいながら測量するのですが、今日はこれを採用することにしました。
ポール横断。
2mの紅白のポールを縦横に組み合わせて地形を拾っていきます。
じつに原始的な、いやシンプルかつパワフル(時と場合によっては)な方法です。
左側に見えるのはボンズ10号君、「1級ポール横断士」です。
(私が資格を与えました)
熟練の技の出番です。