土曜日の夕方、
リョータくん(入社10ヶ月)が社内イントラの「現場状況報告」にアップした3枚の画像のうちひとつ。
それに対するわたしのコメントは、
「ブロックの写真、きれいに撮れてます。向こうの空を入れると広がりがある構図になるよ。」
日曜をはさんでその2日後、
リョータくんが載せた画像がこれ。
どうでしょうか?
わたしの説に異論がある同業者は少なからずいるでしょう。
被写体は根固めブロックです。
根固めブロックの状態が写っていればそれでよし。
被写体の奥にある両側からせり出した山とそのさらに向こうの空を入れ、画像を縦に流れる川と手前に向かって広がってくる根固めブロックを対比させ、広がりを持たせた構図にする。
(あ、これはあと付けの理屈。ホントはもっと感覚的。)
そんなことを考えたり感じたりしながら写真を撮るのは、工事写真の撮影においては「余計なこと」なのかもしれません。
「そんなこと考えるヒマがあるんやったら次の仕事の段取りせえや!」なんてお叱りを受けることになるのかもしれません。
でもね。そんなふうにアレコレと考えることも、ささやかですが仕事の楽しみになるんです。
ああ、コイツはダメだった。
よし、今度は思いどおりの絵になった。
そんなことに一喜一憂しながら工事写真を撮るのも悪くないもんです。
(自己満足?そうかもしれない。ケドそれも悪くない。)
さて、そんなわたしがリョータくんの2日後の写真に返したコメントは・・・
「午後からは現場が影になるので、なかなかいい写真になりません。光は写真撮影において大きなポイントです。写真は現場が写ればいいというものではありません。どんな場面を撮影するときも、常にいい写真を撮るという気持ちを忘れずに。
そうそう、現場報告は別にその日の完了の写真じゃなくてもいいからネ。」
寒い日がつづきます。
今日も元気に楽しく行こう。
ご安全に!
(みやうち)
地域に貢献し 地域と共に生きる
「より良いモノをより早くつくる」 をモットーに
災害復旧工事から「モネの庭」まで
幅広い分野の土木工事を施工しています
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(有)礒部組は「三方良しの公共事業」を推進しています。