土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

「新しくつくる」だけが「土木のしごと」ではないのです。

2018年02月12日 | 国道493号道路維持委託業務

 

県道安田東洋線二股橋(通称メガネ橋)。

昭和15年建設のコンクリート2連アーチ橋。

なんとこの構造で鉄筋が入ってません。

無筋コンクリートでつくられた橋としてはわが国最大級で、日本が戦争のために鉄材の仕様を制限していた時代を反映する構造物でもあり、経済産業省の近代化産業遺跡群にも認定、魚梁瀬森林鉄道遺産のひとつですが、現役バリバリの橋です。

その橋のたもとに、安芸土木事務所の依頼を受けこんなものを取り付けました。

 

 

いわゆるバリカーってやつですが、ふつう使われるのと違いここでの目的は、橋の欄干のガード。

 

 

あわせて、大型車が少しでも曲がりやすいように反対側のガードレールの柱をS字柱に取り替えました。

そんなところに、おりよく10tダンプが到来。

 

 

うん、いい感じです。


そうこうするうちに、ぐっと冷え込んできました。

どうやら凍結防止剤を散布しなければならないようです。

小さなことからコツコツと。

「新しくつくる」だけが「土木のしごと」ではないのです。

(みやうち)

 

 

 

 

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