土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

山奥現場のスマホ事情

2024年03月08日 | 瀬戸ヶ谷川砂防メンテナンス工事





瀬戸ヶ谷川砂防メンテナンス工事

「工事だより」第1号です。


現場のある場所は北川村菅ノ上。








海岸線から30キロちょっと

というと

他県に住む人たちからは


な~んだすぐじゃないか


という声が聞こえてきそうですが

上の画像を見てもらえばわかるように

なにせ高知県というところは

名にしおう森林県。

特に県東部にはほとんど平地がなく

海岸沿いからちょっと奥へ行くと

もうそこは山里。

それが30キロも入ったとなると

それはもう立派な山奥で

急峻な四国山地の一端をになう

山山山

ときどき川

というロケーションに現場はあります。


ということは

三十年前ならいざ知らず

今の世の中

そういう現場条件でイチバン困るのが電波事情。

スマホがつながるつながらないで大きく条件が異なってきます。

そんななか

通信会社別に見て圧倒的に強いのは

やはりNTTドコモ。

たとえば全国の登山道の6割以上でつながるドコモに対し

auが35%で

ソフトバンクは15%

という調査結果もあるそうで

はっきりいって勝負にならないという感があります。


がっ


ここではドコモの電波がウンともスンとも反応しないのに対し

ナント

auは全開バリバリ。

その秘密は

集落のすぐ前にある小型基地局。

ということで

山間地の仕事が多い当社では

いつも役立たずとかオモチャ呼ばわりされているauが

ここでは俄然おおきな顔。









auのWi-Fi ルーターを使えば

オンライン会議もへっちゃらです。



そんなふうに

思いがけず

山奥にしてはまずまずの電波事情なんですから

それを活かさない手はありません。



あれしてこれして・・・・


あとはICT施工チームに考えてもらうとしますか。

(いちおうわたしもその一員なんですケドね ^^;)


(みやうち)


P.s.

でもよく考えてみれば

通信会社別で固有の基地局というのも

今という時代にはそぐわないですよね。

どこでも誰でもどのキャリアでもオープンに使える電波

もう実用レベルになっているという話も聞くし

ドコモがどうのauがどうのというのは

もうそろそろやめにしたら

なんて思うおじさんなのでした。


コメント
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