硫黄島にて慰霊祭を行うと共に、戦跡や遺骨収集の現場を見せていただきました。
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一般人の渡島は厳しく制限されている硫黄島ですが、事業に参加するにあたり、自衛隊輸送機にて渡島。
到着し移動と同時に硫黄の独特の匂いを感じながら慰霊祭の会場に向かいました。
77年前、硫黄島の戦いにおいて2万余りの尊い命が失われました。 未だ1万柱以上の遺骨が硫黄島に残されている現状があります。
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祖国の為、自らの家族のために犠牲となった方々に対する感謝と敬意を込めて慰霊祭を行いました。
参列者は地下壕の中で水を激しく求めたであろう英霊の為に慰霊碑に水をかけ、様々なお供えをされていました。
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硫黄島は現在も硫黄が噴出しており、場所によっては100度以上の蒸気が上がります。
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地下壕の中は地熱でサウナのような状態であり、少しいるだけで汗がにじんできます。
手彫りの壕は狭く、決して大きいものではありません。
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このような中で1月もの間、日中は潜伏し、夜間に奇襲を行っていたと思うと・・・。
また、銃撃の後の残る壕や敵の砲弾がめり込んだ砲身も残っており、過酷な状況で激戦が行われた様子が伺えます。
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遺骨収集は未だに続いており、日本がこれまでに収容できた遺骨は、1万437人。半数以上の1万1500人近くがいまだに見つかっていません。
日本軍は、全長10数キロに及ぶ地下壕にこもる持久戦を展開し、多くの兵士は壕の中で死んだとみられていますが、この壕を探し出すこと自体が困難になっています。
遺骨収集事業は、1968年の返還後に本格化しましたが、この時点で戦後23年が過ぎており、それまでに多くの壕は埋められ、どこにあるか分かりません。
今回見せていただいた遺骨収集現場の壕は5メートル以上掘ったところに発見されたようです。
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「硫黄島渡島事業」は硫黄島へ渡島し、数々の戦跡を訪れ当時の悲惨な状況を知り、 遺骨収集が未だ続いている現状に向き合い、現地で慰霊祭を開催することで、愛する祖国のために亡くなった戦没者の方々へ改めて感謝と敬意を示し、日本人としてのアイデンティティを確立していただくために開催されています。
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硫黄島戦没者のご遺族の方が優先に参加できますので、来年以降になりますが、是非ご参加ください。