三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

新嘗祭(にいなめさい)

2016年11月24日 | 三津嚴島神社祭典
11月23日
新嘗祭(にいなめさい)を斎行致しました。

新嘗祭は全国各地で行われ、農作物(五穀)収穫に感謝するお祭りで、
古くは飛鳥時代の頃から始められたと言われる歴史あるお祭りです。

「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。
2月17日に行われる、収穫を祈念するお祭り「祈年祭」に相対する関係にあるお祭りです。

1873年(明治6年)~1947年(昭和22年)までは新嘗祭という祝日でしたが、
1948年(昭和23年)に公布・施行された「国民の祝日に関する法律」により「勤労感謝の日」となりました。
第二次世界大戦後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものとも言われます。


勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としていて、
新嘗祭の意味も含まれていますが、このように祝日の意図を意識された方はいますでしょうか?

今でこそ飽食の時代と呼ばれ、食べ物に困らない生活をしている私たちですが
長く食べ物に苦労した時代があってからこそ、こうしたお祭りが続いてきたのだと思います。


日本の食料自給率は約40パーセントでほとんどを輸入に頼っているのが現状です。
この機会に毎日の食事について考えてみてはいかがでしょうか。
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来年の御札をお配りしています 

2016年11月19日 | 日々のできごと
今年は今月7日が立冬ということで、暦の上では既に冬を迎えています。

朝晩の冷え込みも増し、少し外出する際もコートをもっていこうか迷うこの頃です。
境内では七五三のご祈祷を受けに来る子供たちで、普段より賑わっています。

さて、11月17日~25日の間
少し早いですが、氏子区域の皆様に来年のお札をお配りしています。
全ての種類ではありませんが、神棚にお祀りする御札を中心にお分かちしています。


当厳島神社では年に2回
5、6月に夏越祭のひな形
11、12月に来年の御札をお配りしています。


毎年楽しみにされている方もおり、足の悪い方や年配の方にも喜ばれています。

受けられた来年の御札は年末の大掃除の際などに古いお札と交換し
初詣の際に古いお札を神社にお持ちください。


御札の正面がを向くようにお祀りください。


今年はこの面々が向かいますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


御札についてのお問い合わせはこちらへ
三津 厳島神社
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471
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月刊インタビュー 11月号

2016年11月14日 | ニュース
アップが遅くなりましたが・・・
月刊インタビュー11月号
当厳島神社 宮司の記事が掲載されました。

P30~45に渡り、
愛媛県神社庁庁長のことや、当厳島神社の祭りについて等幅広い内容と
写真も大きく掲載されています。

他の方の記事も面白く、特に愛媛県人としては興味をそそられる内容になっています。
どうぞご覧ください。
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FM愛媛 「Fine」「ザ・おもてなし」収録 七五三について

2016年11月08日 | ご祈祷について
先日FM愛媛にて七五三についてお話をさせて頂きました。

10月28日に放送されましたが・・・
パーソナリティの大澤さつきさんと「Fine」の収録

次に吉見まき子さんと「ザ・おもてなし」の収録
こちらは
11月12日(土)、19日(土) 9時55分~10時にFM愛媛(79.7MHz)
にて放送されます!

FM愛媛での収録は初めての上に、しかも2番組ということで、どうなるかと思いましたが、
パーソナリティの方に上手に進行して頂き、助かりました。

過去のブログと内容が重複しますが、
七五三は3歳と5歳の男子、3歳と7歳の女子の成長を神様に感謝し、健やかに育つよう祈る儀式です。

3歳は髪を伸ばす「髪置(かみおき)」
5歳は初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」
7歳は、それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物と丸帯という大人の装いをする「帯解(おびとき)・紐落(ひもおとし)」という儀式の名残りです。
元々は別々にお祝いをしていたようですが、それが合わさって七五三としてお祝いするようになりました。

ちなみに数え年ですと平成26年(3歳)、24年(5歳)、22年(7歳)生まれの方が該当者となります。
数え年にてお祝いすることが多かったですが、最近では満年齢にて七五三のご祈祷を受けられる方もいらっしゃいます。


当厳島神社では、11月中は事前の予約無しでご祈祷を受け付けています。
受付次第、随時ご祈祷を執り行っております。

受付時間は午前9時~午後4時半(もちろん土日、祝日も執り行っております)。

ご祈祷時間は15分~20分ほどになります。

※駐車場もございます。

初穂料は
一人  5000円
二人  8000円
三人 10000円となります。

服装は神様の前ですので、失礼のない服装でお越し下さい。
子供に着物を、お父さんはスーツ、お母さんはそれに準ずる服装をされている方が多いです。


詳しくはお問い合わせいただくか、HPをご覧ください。

三津(みつ) 嚴島神社(いつくしまじんじゃ)
〒791-8063
愛媛県松山市神田町1-7
TEL 089-951-1471
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月次祭(霜月)

2016年11月01日 | 三津嚴島神社祭典
先日、扇風機をしまい、暖房器具を出しました。
どちらも使わないちょうどいい期間が非常に少なくなっているように感じます。
今年も残るところ2カ月。
早くも年末に差し掛かろうとしていますが、年始の目標は達成されていますか?

さて、毎月恒例の1日9時半~の月次祭執り行いました。

今月は七五三の御祈祷が多く行われます。
七五三は五代将軍徳川綱吉の子徳松(とくまつ)君の祝儀が天和(てんな)元年(1681)の11月15日であったことから、
それにあやかって一般庶民にも広まったとされています。

いつの時代も親が子を思う気持ちは同じ
3歳の男子・女子
5歳の男子
7歳の女子

のこれまでの成長への感謝、そしてこれからも無事育つよう神様に祈念しましょう。

当厳島神社では、11月中は事前の予約無しで、当日ご祈祷の受付次第、御祈祷をを執り行っております。

受付時間は午前9時~午後4時半(もちろん土日、祝日も執り行っております)。

御祈祷時間は15分~20分ほどになります。

※駐車場もあります。



かわいい和服姿でのお参りをよく見ますが、近頃はメイクやヘアーセットまでしている子供もいますね。
子は国の宝。
子供の成長を祈り、どうぞお参りください。


「親思う心に勝る親心 けふの訪れ何と聞くらむ」―吉田松陰―
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