三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

令和になって初めての秋祭り(10月5,6,7日)案内

2019年09月28日 | 三津嚴島神社祭典
毎週秋祭りの会議が続いていましたが、
最終準備の時期に入りました。

令和になって初めてとなる今年の秋祭りも例年通り
10月5,6,7日の日程で行います。


春祭りにて五穀豊穣をお祈りして、
秋祭りは、その収穫に感謝するお祭りです。

柄と柄が重なるように神輿同士をぶつける当嚴島神社の鉢合わせは
神輿が衝突した後、落としあいが始まり、その様から「けんか神輿」の異名をつけられています。

これは神様の乗り物である神輿同士を当てることにより、神様のお力を高める神事です。
人やエンジンなどもそうですが、激しく揺さぶられることにより、熱量が高まります。
魂を振り動かして活力を与える「魂振り(たまふり)」が由来するとも考えられます。


10月5日(土) 午後9時頃  宵宮神輿上納(よいみやしんよじょうのう)(けんか神輿あり)

   6日(日) 午後7時   子供神輿宮出し 子供とら舞奉納

   7日(月) 午前0時半頃 とら舞奉納

   7日(月) 午前1時   宮出し(けんか神輿あり)

   7日(月) 午後9時頃  宮入り(けんか神輿あり)

宮出しにて、けんか神輿により力を高めた神輿は町内を巡ります。
当嚴島神社の宮出しは松山で一番早く、午前1時から行います。
「暁の宮出し」とも称されています。
宮出しの実況放送は今年も三津出身の江刺伯洋アナウンサー
解説は三津嚴島神社の禰宜の私が務めます!

町内を巡り御神徳を与えた神輿は再度けんか神輿を行い
力を高めて神社にかえられます。


秋祭り期間の臨時駐車場は

ラ・ムー松山西店 駐車場(愛媛県松山市三津三丁目5番40号)
フジ松江 駐車場(愛媛県松山市松江町5番38号)
となっております。

10月1日~8日迄秋祭り限定御朱印も頒布しています。

令和になって初めての秋祭りの記念にどうぞ

詳しくは嚴島神社までお問い合わせください。


三津 嚴島神社(みつ いつくしまじんじゃ)
〒791-8063 愛媛県松山市神田町1-7
tel 089-951-1471
fax 089-951-2220
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綱敷天満神社 観月神楽の夕べ

2019年09月27日 | 神道青年会
愛媛県神道青年会主催の観月神楽が
今治市桜井の綱敷天満神社にて行われました。


当会にも所属している菅宮司さんの協力の元
大きな改修事業を数年後に控える中での開催となりました。

まずは浦安の舞(うらやすのまい)

皇紀2600年の祝典が昭和15年(1940年)に行われたときに、その奉祝会が制定したのが、この神楽舞です。
昭和天皇様が詠まれた
「天地の 神にぞいのる 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」
という詞に曲と舞をつけられたもので
昭和15年11月10日の奉祝会当日、全国の神社で一斉に奉納されました。


伊豫神楽25番 神躰鈿女之神楽舞(しんたいうずめのまい)

伊予神楽は愛媛県南予地方に、鎌倉時代以前より、現在に伝わる神楽で、男性の神主だけで構成され、神楽全体が神事という特長をもっています。
昭和36年3月30日に第1号として愛媛県無形文化財の指定を受け
また昭和56年4月21日に国指定無形重要文化財の指定を受けて
現在ではかんなぎ会という団体を組織して保存を図っています。

越殿楽(えてんらく)

平安時代初期、中国の唐の国から伝わったといわれる曲で
雅楽で最も有名な曲です。

楽器紹介


陪臚(ばいろ)

唐招提寺の陪臚会(ばいろえ)などで演奏されたそうです。
陪臚の曲を7回繰り返し演奏した時に「舎毛音(しゃもうのこえ)」という音が聞こえると戦に勝つという言い伝えがあり
聖徳太子が物部守屋(もののべのもりや)と戦う時に演奏し、その音が聞こえて戦に勝ったとも言われています。

悠久の舞(ゆうきゅうのまい)

「すえの世のすえのすえまで我が国はよろずの国にすぐれたる国」
この歌は蒙古襲来の折り、宏覚禅師(こうかくぜんじ)によって詠まれたもので、
当時の宮内省雅楽部楽長多忠朝(おおのただとも)氏により作曲作舞されたお祝いの舞です。
当初は男性による勇壮な四人舞でしたが、昭和39年の東京オリンピックを期して、女性舞として振付しました。


伊豫神楽十五番 弓之舞(ゆみのまい)

この舞は、国中の、諸々の災害、悪魔を武神が弓の神威によって退散させる弓祓いの舞です。
伊予神楽の創始は、現在では不明となっていますが
宇和島市の八幡神社には嘉元3年9月(西暦1305年、鎌倉時代)の銘がある神楽面が残されており
それ以前より伝承されていたことは確かであると考えられます。

最後に「ふるさと」

近年、毎年のように大規模災害が起こる日本
被害にあわれた方が一日も早く故郷に帰れること
災害が起きても愛される、豊かな故郷を思い、演奏しました。

今回は司会をしながら演奏もしましたのでバタバタしましたが、それも良い経験となりました。
残念ながら月は見ることができませんでしたが
中秋の名月当日にこの事業を行うことができ
多くの方が集まったことに感謝致します。
誠にありがとうございました。
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神道行法錬成会(高知県・新荘川)

2019年09月26日 | 神道青年会
神道青年四国地区協議会主催の神道行法錬成会(しんとうぎょうほうれんせいかい)に参加致しました。

先ずは会場となる賀茂神社に参拝し、記念撮影
丁度屋根の葺き替え中で、まだ銅板の屋根がキラキラと光っていました。


その後、禊場(みそぎば)の新荘川(しんじょうがわ)へと移動
最後にニホンカワウソが発見されたとされる清流にて
大祓詞を5巻奏上して身を清めました。


再度賀茂神社へと移動して鎮魂行事を行い
練成会を終えました。

禊(みそぎ)は罪や穢れを祓い清めるもので、
古事記にもイザナギノミコトが黄泉の国から帰られたときに行っている記載があります。

須崎の豊かな自然と恵みを感じた一日となりました。
様々ご準備していただいた高知県神道青年会の皆様
ありがとうございました。
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令和初めての秋祭り 限定御朱印

2019年09月17日 | ニュース
9月半ばになり、秋祭りも近づいてきましたが
本日も松山の最高気温は30度を超え
暑い日が続いています。
それでも朝方は涼しい風が吹くようになってきました。

さて
秋祭り限定御朱印についてご案内します。
令和初めてとなる秋祭り限定です。


古三津南神輿の黄
三津北神輿の赤
をイメージした台紙に御朱印を書いています。
2枚で500円となります。

頒布期間は10月1日~8日
令和はじめての秋祭りの記念にどうぞ。
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提灯奉納について

2019年09月12日 | 日々のできごと
ありがたいことに拝殿内に提灯を奉納いただいています。

以前は前側のみの状態で、可能な数が少なく
順番待ちの状態が続いていましたが

平成27年に屋根を銅板にした際に
前後左右の面も、吊り下げられるようにしました。

以前に比べると3倍以上のスペースを確保しましたが
数年経ち、提灯が入るスペースも残りわずかとなっています。

恐らくは、しばらくしますと順番待ちの状態なるかと思います。
当嚴島神社に申込書を取りに来られて、申し込みされていない方もいらっしゃいます。
ご検討いただいている方は早めの申し込みをお願い致します。

詳細についてはお問合せ下さい。
三津 嚴島神社
住所:松山市神田町1-7
電話:089‐951‐1471
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参拝作法について

2019年09月09日 | 三津嚴島神社祭典
日曜日には初宮詣りの御祈祷を受けに来られる方が多くいらっしゃいました。
今週末の土日も多くのご予約をいただいています。
安産、初宮詣り、七五三、車祓い、厄祓い等、
御祈祷される方は電話にてご予約下さい。
当日受付も可能です。

さて、ここで改めて神社での参拝作法について説明します。

先ずは手水
手水では手を洗い、口をすすぎます。
手や口を洗い清めることは禊みそぎを簡略化した儀式です。
身も心も清め、清々しい気持ちでお参りください。

1. 右手で柄杓(ひしゃく)を持ってたっぷりと水をくみ、左手を清めます。

2. 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。

3. 再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぎます。※柄杓は直接口につけないでください。

4. 改めて左手を清めます。

5. 水が残った場合、残った水で柄杓の柄えを洗い清め、元に戻します。



参拝の作法(二拝二拍手一拝)

深いお辞儀を「拝(はい)」といい、手を打ち鳴らすことを「拍手(はくしゅ)」といいます。
拝も拍手も古来から行われる敬礼作法です。


1. 背中を平らにし、腰を90度に折り、2回深いお辞儀をします。(二拝)

2. 肩幅程度に両手を開き、2回拍手を打ちます。(二拍手)

3. ずらした指先を元に戻し、最後にもう1回深いお辞儀をします。(一拝)


どうぞ正しい作法でお参りください。
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月次祭(つきなみさい)長月

2019年09月04日 | 三津嚴島神社祭典
9月1日9時半~
毎月恒例の月次祭(つきなみさい)を斎行致しました。

雅楽奉納は「黄鐘調 越殿楽」を演奏しました。
今月は参列者が多く、急遽椅子を増やしました。

月次祭は毎月1日9時半~斎行しています。
どなたでも参列できますので、どうぞお越しください。

8月の終わりは雨が続き、昨年と比べると暑くない日が続きました。
9月に入り、また暑さが戻ってきました。

どうぞ寒暖差に体調を崩さないよう
お身体ご自愛ください。
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天下大祓(てんかおおはらえ)

2019年09月01日 | 神道青年会
8月30日正午
「天下大祓(てんかおおはらえ)」を斎行致しました。

本年11月14~15日
天皇陛下御即位に伴う大嘗祭(だいじょうさい)が斎行されます。

大嘗祭を迎えるにあたり特に厳重な祓(はらえ)が必要とされ
古来、大嘗祭の年は恒例の6月・12月の大祓だけではなく、全国的に臨時の大祓がされてきました。

この度、神道青年全国協議会が主催となり、全国の青年神職が
8月30日正午より「天下大祓」を全国各地で同時刻に斎行しました。

諸儀式の恙ない斎行と新しい時代に災いが起こらぬよう祓い清め
国民の安寧をお祈り致しました。
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