愛媛県の若手神主さんの集まりである愛媛県神道青年会の主催の事業として、
以前にも奉納いただいた大洲の大工の池田さんの協力ものと、
石川県輪島市に鎮座する重蔵神社に社殿を奉納しました。
先ず状況から説明しますと、1月1日に「令和6年能登半島地震」が発生し、多くの住宅とともに神社も被害を受けました。
そのなかで、輪島市の復興の拠点になっている重蔵神社にきちんと御霊の入ったお社があった方がいいという声があり、今回の社殿奉納に繋がりました。
5月26日に境内の瓦礫を移動させ、
基礎となる土台を置き、コンクリートを流し込んで設置しました。
27日にトラックで大洲から運んできた社殿を設置して
遷座祭を行い、社殿にお御霊をお遷ししました。
青森、福島、東京からも支援活動のために集い、計画通り社殿を奉納することができてよかったです。
また、周辺の様子ですが、地震発生から半年近く経過しましたが、
道路が通行できるようになったものの、瓦礫や倒壊した住宅はそのままになっておりました。
1月上旬に支援活動をした方によると、ほとんど景色は変わっていないとのことでした。
今回の復興支援活動を計画した際も、能登で宿泊できる施設は少なく、
バスは通るようになったものの、金沢市内から能登までは片道3時間程かかり、
始発で10時45分着、最後が15時発と
能登に4時間程しか居れないのが現状です。
現状だと作業時間を確保するのも大変に感じました。
のと里山海道と能越自動車道が7月末までにほぼ対面通行が可能になるようなので、
そうなるとまた変わってくるかもしれません。
被災地の復興を心より祈念致します。