アップが遅れましたが、4月29日に当厳島神社の吟行に来られ、献句をされた方の作品をアップします。
雅楽の練習をしている時に吟行に来られたので、雅楽の説明と演奏を聞いて頂くと、素敵な歌を奉納して頂きました。
ゆく春の 受話器に届く 雅楽かな
龍笛(りゅうてき)の 指穴7つ かぎりへり
祥子
さやぐあり さんざめくあり 若葉風
若葉雨 タラレリ・タレと 平調譜
しづか
惜春や 畏みて聞く 越天楽(えてんらく)
春惜しむ あたためて吹く 笙(しょう)の笛
香霞
時ならぬ 客待て成すに 遅桜
篳篥(ひちりき)や 薄暑の爪の 美しさ
麗子
短い時間でしたが、これらの句から一つ一つの出来事を思い浮かべることが出来ます。客観的にしか感じたことがなかったので、共に過ごした時間についての俳句を頂いたことで、俳句の良さはこういうものだということを実感することが出来ました。
誠にありがとうございました!
5月の愛媛雅楽会練習日を報告します。
5月23日(水)午後6時半~午後9時 吹揚神社(愛媛県今治市通町3-1-4)にて
5月28日(月)午後6時半~午後9時
嚴島神社(愛媛県松山市神田町1-7)にて
TEL 089-951-1471
興味のある方はご連絡の上、是非見学にお越し下さい。
本日も上天気ですね。
桜の木は新緑の黄緑が、どんどん深い緑色になっております。
アジサイは花の準備を少しずつ整えているようです。
シダレハナモモは実がなってきましたので、造園業を営む総代さんのアドバイスの通り、養分が葉にいくように採集しました。
採ってみると意外とありました。
久しぶりに果実採集をしていると、この詩を思い出しました。
ラビンドラナート・タゴール「果実採集」より 石川拓治訳
危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。
痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。
人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見出せますように。
不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。
成功のなかにのみあなたの恵みを感じるような
卑怯者ではなく、
失意のときこそ、
あなたの御手に握られていることに
気づけますように。
昨日は日曜日と戌の日(いぬのひ)が重なり多くの方がご祈祷に来られました。
次の戌の日(いぬのひ)は5月25日(金)です。
安産祈願(帯祓い)は出産や妊婦さんと赤ちゃんの無事を祈念するご祈祷です。子をたくさん産み、お産の軽い犬にあやかり、安定期に入った妊娠5ヶ月目の戌の日に行う風習があり、当嚴島神社では腹帯のお祓いも致します。
ご祈祷を受けに来られる方は、前日までにご予約していただき、実際に使われる腹帯をご持参の上、出産予定日を把握してお参りに来てください。出産予定日はご祈祷中に祝詞(のりと)にて奏上します。
※大駐車場あり
詳しくはお問い合わせいただくか、またはHPをご覧ください。
三津(みつ) 嚴島神社(いつくしまじんじゃ)
〒791-8063
愛媛県松山市神田町1-7
TEL 089-951-1471
http://home.e-catv.ne.jp/ja5dlg/itsukusima/itsukusima.htm#kitou
また、昨日は三津神輿南北総取締の初孫の初宮詣に来られていました。誠におめでとうございます。
第26次 四国地区中堅神職研修(甲)を受講して参りました。
これは3級以上の神職(神主)で5年以上の神職経験を有し、各種研修を4日間以上受講している者等が対象となっている研修で、
神社界の中堅となるべき神職の教養を培うとともに、特に神社庁の運営の基礎能力を養うことを目的とされています。
神主になると年ごとにあらゆる研修があります。参加は強制ではなく、当人の意思で決めるものが大半です。
研修には初任神職、祭式(お祭、祈祷を行う際などの動き、作法)、雅楽、祭祀舞(浦安の舞など)、神道行法錬成(禊みそぎ等)等の研修があります。
四国地区では毎年各県持ち回りで、中堅神職研修(5日間)を行っており愛媛・徳島で中堅神職研修(甲)。香川・高知で中堅神職研修(乙)が行われ、(甲)(乙)1回づつ、計10日の研修を行うことにより、伊勢神宮で行われる中堅神職研修(丙)・(丁)を受講することができるようになっております。
今回、幸運にも社務都合の予定が合いましたので徳島県神社庁で行われた中堅神職研修(甲)を受講させて頂きました。
明日から徳島県にて行われる四国地区中堅神職研修に本日より行って参りますので、1週間ほどブログを休ましていただきます。
神主としての知識を泊まり込みでみっちり勉強して参ります。