三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

熟田津(にぎたつ)三社詣り

2014年12月31日 | ご祈祷について
熟田津(にぎたつ)三社詣りは熟田津に所縁のある三社「伊佐爾波神社」「愛媛縣護國神社」「三津嚴島神社」をお参りし守護玉を頂くお参りです。

熟田津(にぎたつ)とは「古代の港」のことです。

熟田津尓 船乗世武登 月待者 潮毛可奈比沼 今者許藝乞菜

万葉集に額田王(ぬかだのおおきみ)がこの歌を詠われています。
読み方:にきたつに ふなのりせむと つきまてば しほもかなひぬ いまはこぎでな
意訳:熟田津で船に乗り込み月を待つ。潮も頃合、さぁ出陣だ。

この歌は遥か万葉の時代、白村江の戦い(663年)の折に斉明天皇が百済救援の為、飛鳥から朝倉宮(福岡県朝倉郡朝倉町-博多湾からは約40㎞離れて内陸部にある)に向かう際、
伊予の国に立ちより、石湯行宮(いわゆのかりみや)に長期滞在し力を蓄えて熟田津から出発する際に詠まれて歌です。

斉明天皇が白村江の戦いの際に上陸され、
長旅の疲れを癒された道後の石湯の地である「伊佐爾波神社」
途中お休みになられた地である「愛媛縣護國神社」
九州へとご出陣された地である「三津嚴島神社」

喜びの玉「奇魂」(伊佐爾波神社)
安らぎの玉「和魂」( 愛媛縣護國神社 )
繁栄の玉「幸魂」( 三津嚴島神社 )
の特別・守護玉(御初穂料 各500円)
を新年に頂き、三社の御利益をお受け下さい。
守護玉の授与は2月3日までの期間限定です。

特に詣る順番はありません。
守護玉は神棚においてお祀り頂き、1年後に神社にお納め下さい。
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今年もお世話になりました。 厄除け三年祈祷について

2014年12月30日 | ご祈祷について
残るところ今年もあと一日。
先日は松寿会の皆様に清掃奉仕をして頂きました。

参加者が非常に多く、隅々まで綺麗にして頂きありがとうございました。

ご自宅やいつも使っている道具等、年末に感謝の気持ちを込めて掃除された方も多いのではないでしょうか。
先日感謝の気持ちを伝えるためにもあえて年末にお参りに方という方がいました。素晴らしいですね。
境内は綺麗になり、社殿もすっかり正月使用になり、準備万端です。

さて最近お問い合わせの多い「厄除け三年祈祷」について説明を致します。


厄年に該当する方は
男性が25、42、61歳
女性が19、33、37、61歳方です

厄年の前年が前厄(まえやく)、次の年が後厄(あとやく)となります。該当の方は1年間が厄年になりますので、年初め(2月3日節分まで)に厄祓いされることをすすめします。


上記の画像では数え年で表記しています。数え年とは生まれた時の年齢を0歳ではなく、1歳として数え、それから年がかわる度に1歳を加えて数える年齢です。


つまりその年に誕生日を迎えてない人は年齢に2歳加え、誕生日を迎えている人は1歳を加えると数え年になります。



この年齢の数え方は、赤ちゃんが生まれた時ではなく、身ごもったときに既に生命が誕生していると考え、生まれた時には1歳になっているという考えからきているとされています。


当厳島神社では元旦は午前0時から、通常は午前9時から午後4時半まで御祈祷の受付を執り行っております。




特に質問の多い事項をQ&A方式で回答したいと思います。

Q:御祈祷はいつからしていますか?

A:元旦は午前0時から、それ以外は午前9時~午後4時頃まで執り行っております。尚、休みの日はありませんので、平日、土日祝日も執り行っております。


Q:御祈祷時間はどれくらいかかりますか?

A:約20分です。受け付け次第随時行っております。



Q:御祈祷はおいくらになりますか?

A:初穂料といたしまして5千円からとなっています。5千円、7千円、1万円、1万5千円と初穂料によって記念品が変わってきます。(初宮参りは7千円から)



Q:駐車場はありますか?

A:駐車場はございます。正月は通常の駐車場に加えて臨時駐車場として奥の原っぱも開放しております。


Q:参拝作法を教えてください。


A:二礼二拍手一礼です。


201219_002
Q:厄年を教えてください。

A:下記の表を参考にして下さい。



Q:最寄駅はどこですか?時間はどのくらいかかりますか?

A:伊予鉄「三津駅」から徒歩5分JR「三津浜駅」から徒歩15分バスは「嚴島神社前」から徒歩1分です。



更に詳細を知りたい方はご連絡いただくか、コメントをお願いします。


これからさらに冷え込みますので暖かい格好でご参拝下さい。




嚴島神社(いつくしまじんじゃ)
愛媛県松山市神田町1-7
TEL:089-951-1471



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清掃奉仕・正月準備

2014年12月27日 | 日々のできごと
年末になり何かと人の出入りが多い境内。
敬神婦人会の皆様が境内清掃を行いました。(画像は宮前敬神婦人会)

宮前敬神婦人会に神門内を三津浜婦人会の皆様には境内西側の原っぱを清掃して頂きました。ありがとうございました。

拝殿にも正月のお飾りが付き、正月を迎える準備がととのいつつあります。

来年は銅板の屋根になりますので、瓦屋根の拝殿としては最後の正月飾りの姿となります。
本日もご協力頂いた総代の皆様ありがとうございます。

取り付けた後、結婚式の前撮り撮影が行われていました。

正月を前になんだか賑やかな雰囲気になっています。
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南海放送ラジオ キャピー取材

2014年12月26日 | 日々のできごと
南海放送ラジオのキャピーさんが正月準備の取材に来てくれました。

来週には正月を迎えるという事で準備も大詰め。
朝から注連縄、しめ飾りを作製していた総代さんにも突撃取材

当厳島神社の注連縄は総代さんの協力により毎年替えています。

また、正月は元旦0時から御祈祷を受け付けており、それ以降は午前9時~午後4時半迄受け付けています。

正月間は一般の御祈祷の予約は必要ありませんが、会社の年頭祈願はご予約下さい。

特に1月5日は混雑が予想されますのでご協力を宜しくお願いします。

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平成27年用 秋祭りカレンダー

2014年12月25日 | 日々のできごと
平成27年用の秋祭りカレンダーが出来上がっています。
今年の秋祭りの雄姿をまとめたカレンダーです!

在庫に限りがありますので、必要な方はお早めに当厳島神社までお越しください。

午前9時から午後5時まで授与所にて対応しています。

お問い合わせ先
三津 嚴島神社
〒791-8063
愛媛県松山市神田町1-7
TEL 089-951-1471
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今年もあとわずか・・。

2014年12月22日 | 日々のできごと
松山西中等教育学校美術部の特大絵馬奉納の記事が愛媛新聞、

産経新聞に掲載されていました。

各種マスコミにも取り上げられ、あらがたい限りです。

さて今年もあと9日。なんと時間の過ぎるのは早い事か。

「人生は何事もなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い。」
 中島敦

「人生は短い。たとえ、それを長いと思って過ごしている人たちにとっても。」
 アンドレ・モーロワ

過去の偉人の名言にも、それを表すものは多くあります。
めっきり気温も下がり風も詰めてくなってきましたが、悔いの残らぬよう活動的に一年の締めくくりをしたいと思います。
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松山西中等教育学校美術部 特大絵馬奉納

2014年12月19日 | ニュース

18日には暴風雪警報がでていた松山、風は物凄かったですが、雪はほぼ降ることなく当厳島神社では特に被害はありませんでした。
打って変わってスッキリとした晴れ空になった本日。
今年も松山西中等教育学校美術部が在校生の学業成就、卒業生の合格祈願を願い、特大絵馬を奉納されました。

まずは絵馬を持って楼門をくぐり拝殿へ

取り囲む取材陣、絵馬の裏側には「合格祈願」の大きな文字。生徒の思いを感じます。
絵馬の木材は瀬村製材所から奉納されています。

お祓いをして美術部部長が学業成就、合格祈願の祈念を込めて玉串拝礼


その後、来年の干支である「未」をモチーフにした絵馬を拝殿正面にお飾りしました。

奉納後も取材陣に囲まれ、インタビューを受ける生徒。

美術部の皆さんには今年も素敵なデザインの絵馬を、そして瀬村製材所様には木材を奉納頂きありがとうございました。
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愛媛雅楽会 最終練習(師走)

2014年12月13日 | 雅楽
12月11日

愛媛雅楽会の今年最後の練習が行われました。

人数は少なかったものの、最後という事で短時間に集中して吹き込むことが出来ました。

今年は音のイメージ、吹き終わりを意識して吹いていましたが、やはり雅楽は奥深くまだまだ課題の残る一年のとなりました。

忙しさにかこつけて、練習量も減り気味なので来年は一層集中して吹き込みたいと思います。

愛媛雅楽会の皆様、一年間お世話になりました。
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拝殿屋根葺き替え改修事業 工期決定

2014年12月08日 | 日々のできごと
「御遷宮記念」嚴島神社改修事業ですが、来年の2月から拝殿屋根葺き替え工事を行うことが決定致しました。

今年度を目途に寄付を募り、2月から改修を始め、秋祭りには完成する予定です。

拝殿は銅板の本葺きに葺き替える予定です。イメージ↓

ですので、瓦屋根の今の状態は来年の平成27年1月頃で見納めとなります。

長年お世話になった瓦。

来年の今頃は、銅板屋根に生まれ変わっていることでしょう。
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第二回 中国五県青年神職協議会・神道青年四国地区協議会 合同会

2014年12月06日 | 神道青年会
12月2日
中国地区五県と四国地区四県の青年神職約60名が集まり合同会を行いました。

始めにに伊佐爾波神社にて正式参拝を行い、記念撮影

その後ボウリング会場へ移動し、親睦ボウリング大会を開催

因みに栄光の会長杯を手に入れたのは、空気を読めず優勝した我ら開催県の愛媛県

更に会場を移し国際ホテル松山にて、十亀博行前四国地区会長より「東日本大震災から見る災害支援ネットワークの必要性」の講義をして頂きました。台風被害を例題に災害時の連携対応の順序について細かく説明して頂きました。

続いて、神道青年全国協議会南坊城光興会長の立会いの下、中国地区の金田祐季会長と四国地区の吉野慶会長により姉妹地区締結証の調印式

全国初となる姉妹地区の締結を行い、目出度い雰囲気の中、祝賀会が行われました。


初対面同士の会員も多く、至る所で名刺交換が行われ、お酒を酌み交わし親睦と絆を深めながら和やかな中に合同会を取り納めることが出来ました。

私は司会者として終始裏方に徹しましたが、無事姉妹地区が締結され安心しました。

この締結が良いモデルケースになるよう継続して充実した青年会活動に邁進していきたいと思います。
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月次祭(師走)

2014年12月05日 | 日々のできごと
12月1日
今年最後の月初めの月次祭、斎行致しました。

最近は気温が下がってきているのに加えて、風が強く非常に寒さを感じる日が続いています。

寒いと部屋に籠りがちですが、一年最後の一月。

温かくして元気に年を越しましょう!
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神道青年全国協議会 臨時総会

2014年12月05日 | 研修・講義・会議
ここ1、2週間ほど、忙しさにかこつけてブログ更新が滞っており失礼いたしました。
一気にアップしたいと思います。

11月27日
神社本庁(東京都渋谷区)にて行われた神道青年全国協議会 臨時総会に代議員として出席してきました。

この臨時総会により、全国の青年神職で組織される神道青年全国協議会の次期会長、監事が満場一致で可決されました。

その後、時局問題研修会が大きく二つ行われ、日本の領土問題について、御嶽山の現状報告がありました。
御嶽神社の神主さんが画像をもとに現状を報告されたあと、地元の方からの伝言で「必ずお参り出来るようにするから、その時は是非遊びに来てくれ」と言われたことが印象的で胸が熱くなりました。

翌日、松山に帰り愛媛県神社庁にて行われていた愛媛雅楽会練習に参加しました。

非常に濃厚な二日間となりましたが、東京にて久しぶりにお会いできた先輩や新たな出会いもあり、充実した出張となりました。
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