三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

宮前小学校 雅楽授業

2017年02月20日 | 雅楽
宮前小学校にて6年生83人を対象に雅楽の授業を行いました。

音楽の授業時間を使い、日本の伝統音楽である雅楽を
教科書にも載っている正式な服装。烏帽子(えぼし)に海松色の直垂(ひたたれ)姿で演奏。

ちなみに、日本の国家である「君が代」の旋律は雅楽でできており
独特な雰囲気をもつ曲と思った方も多いと思います。
明治13年(1880年)に宮内省式部職雅樂課の伶人奥好義がつけた旋律を林廣守が曲に起こし、それをドイツ人の音楽家であり海軍軍楽教師フランツ・エッケルトが西洋風和声を付けた楽曲です。

よく考えたら日本の伝統音楽は少ししか勉強せず、西洋音楽主体で演奏をするというのも変な話ですよね。
伝統音楽である雅楽に少しでも興味を持っていただければと思います。

報道陣も駆けつけてくれました。
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祈年祭(きねんさい)

2017年02月18日 | 三津嚴島神社祭典
2月17日
当厳島神社にて祈年祭(きねんさい)を執り行いました。

このお祭りは田植え前に五穀豊穣を神様に祈るお祭りで
11月23日の新嘗祭はこれに対して収穫に感謝するお祭りになります。

三津地区では田畑は少なくなり、農業に携わっている方も少なくなってきていますが、
米を主食として、様々な植物の恵を頂いて生活していることを忘れないようにしたいと思います。
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建国記念祭

2017年02月11日 | 三津嚴島神社祭典
2月11日
当嚴島神社にて役員総代参列のもと
建国記念祭執り行いました。

その後、ひめぎんホールにて記念式典に参加し
吉木誉絵(よしきのりえ)さんの講演を拝聴。

更にその後、千代の亀酒造主催の「日本弥栄〜千代の亀の國酒を飲みながら祖国の紀元を祝う」にて
建国記念日についてお話をさせて頂きました。

尺八の演奏もあり、美味しいお酒を飲みながらも少しは学びのある会にできたかと思います。


建国記念一色の濃厚な一日でした。

建国記念日とは国の誕生日で、世界各国の紀元とは様々で、記念日として祝日にしているところも多いですが
日本は初代天皇である神武天皇が即位をされた日に制定しており、
日本書紀にある「辛酉年春正月庚辰朔 天皇即帝位於橿原宮 是歲為天皇元年」という記載をもとに
紀元前660年1月1日という日を新暦になおした2月11日を建国記念日としています。

つまりは祖国日本の2677回目の誕生を祝う日です!

初代天皇が国を治め、二千年以上たった今でも
その国がこうして存在し、国民が平和に暮らせている。
なんて素晴らしいことでしょう。
日本に生まれて良かった。
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白梅

2017年02月07日 | 境内の植物
境内の梅が開花しています。
今年は紅梅が元気がなく、かわりに昔は元気の無かった白梅が沢山花をつけています。

菅原道真公が祀られる三津天満宮のそばに白梅は2本上植えています。
道真公が京の都を去る時に詠んだ
「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
は有名で、梅の花を愛していたことが伝わります。
訳「春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私(道真公)がいなくても、春を忘れないでいておくれ。」
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