三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

大祓夏越祭 準備

2017年06月29日 | 三津嚴島神社祭典
総代さんに協力していただき
大祓夏越祭に使用する茅の輪を作りました。

茅を池に取りに行った際は、ちょうど雨が降り、その中で作業は大変ご苦労されたと思います。
毎年作成していただき、誠にありがとうございます。

今年は特に円滑に設置が出来ました。

お蔭様で、万全の態勢でお祭りを迎えられます。
ありがとうございました。
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平成29年度 愛媛拉致議連総会・講演会

2017年06月28日 | 研修・講義・会議
平成29年度 愛媛拉致議連総会に出席致しました。

記念講演には現在新潟産業大学准教授で
北朝鮮による拉致被害者である蓮池薫先生が
「拉致問題の本質と解決への道」
と題しお話しされました。

蓮池先生は中央大学在学中に新潟に帰り、恋人と夜の海に遊びに入った際に
恋人と一緒に北朝鮮に拉致されました。

海辺に座っていると、前から流暢な日本語で
「すみません、たばこの火を貸してくれませんか。」
と言われ、ライターに火をつけたところ、後ろから顔面を殴られ、
複数の男性から拘束され、ゴムボートへと引きずられました。
その後、沖合の工作船に乗り移らされ、気が付けば北朝鮮の秘密の港に到着していたとのこと。

「ものすごい絶望。死んでしまいたいが、死にたくない」

北朝鮮では山の谷間に一軒ずつある「招待所」と呼ばれる施設に入れられ、
はじめに工作員として教育さたが
当時、北朝鮮が拉致したレバノン人女性が海外で工作員の実習をしていたとき、レバノン大使館に逃げ込んだ「レバノン人拉致事件」が起きていた。
現地の人間を工作員とする北朝鮮の思惑は失敗したのだ。


その後、日本語教師として暮らし、工作員に日本語を教えていたが、それも中断した。
87年11月の大韓航空機爆破のテロ事件が原因だった。
実行犯の工作員が田口八重子さん(78年拉致)から日本語を教わったことが明るみに。
工作員に日本語を教えると秘密が漏れると判断した当局は日本語教育をやめた。


食べるものには不自由しなかったそうですが、
「命以外は全て取られた」
と本人が語っていたように、常に監視され、自由は全く無い。


その後、90年にはソ連が崩壊。
中国は改革路線に舵を切り、韓国に接近していた。
「北朝鮮は大きな影響を受け、追い込まれた。国連入りし、日本との関係改善を図った。国交を正常化して、植民地時代の賠償金を取ろうとした」という。しかし、日本政府が拉致問題を交渉に持ち出したために頓挫。
北朝鮮は非常に厳しい状況に追い込まれ、95~98年には大飢饉で多くの人々が亡くなった。
米のブッシュ政権は「悪の枢軸国」として対応を強めた。


「2002年の小泉訪朝を前に、北朝鮮は準備を着々と進めていた。私は日本海をボートで漂流中に北朝鮮の船に救われたというシナリオを3月から5月にかけて頭にたたき込まれた。そして、家族に会う場所として、平壌のマンションに移された」
しかし結局その嘘のシナリオは使わないことになった。

2002年10月、蓮池さんは帰国を果たした。
1年半後に北朝鮮に残していた子供2人も取り戻した。
「心配だった。子供と生き別れでは、日本に残れないと思った。帰国直後、ホテルで兄と大げんかしたこともある」
と、厳しい選択を迫られた当時を振り返る。

現在も拉致被害者、特定失踪者を含め北朝鮮には日本人800人以上がとどめられているとされる。

「今、残っている人たちは私たちより何倍も辛い思いをしている。
もう帰った人がいるのに、なんで自分は帰れないのかと思い15年間過ぎた。
北朝鮮は死亡したと日本政府に説明している。
この恐怖感。
一日も早い帰国を望むが、政府に交渉で頑張ってもらうしかない。
国民世論が北を上回らなければ負けてしまう現実がある

もう時間がない。
拉致被害者は60代、70代。家族も高齢化している。
私は帰国したが、24年間の空白を埋めるには何年もかかった。
一目でいいからと言うが、一目でいいわけがない。」

全国民一団となって拉致被害者の全員を奪還しましょう!
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愛媛県神道青年会 再発足45周年記念事業 御田植祭

2017年06月22日 | 神道青年会
40歳以下の神職による団体である
愛媛県神道青年会(えひめけんしんとうせいねんかい)が
昭和47年に再発足してより45周年を迎えるにあたり
記念事業として御田植祭を行いました。

日本に伝存する最古の正史であり、養老4年(720年)に完成した日本書紀には、神代から持統天皇の時代までの記載があり
その中で稲作に関する記載があります。
それは天照大神から賜った三つのお言葉(いわゆる三大神勅)のひとつで
「斎庭の稲穂の神勅(ゆにわいなほのしんよく)」といわれるもの
「天上界の田で育った稲を地上に植えて、 この国を天上界のような稔り豊かで安定した国にしなさい」
とあります。


「記念米作り~斎庭稲穂の神勅~」
と題されたこの事業

先ずは御田植祭というお祭りを行い、神様に田植えの安全と豊穣を祈念しました。

続いて田圃に移動し田植え作業

有志で募った早乙女さん

田圃のちかくにある岡田保育園の園児

の協力の元、青年会会員と共に田植え作業を行いました。


また、田の神様に巫女さんによる「豊栄の舞」を奉奏

雅楽も聞いて頂きました。


私も初めての田植えでしたが、田植えの苦労、田圃の感触、土の暖かさ等
感じるものが非常に多く、改めてお米の大切さを思いました。

子供達がいることで和やかな雰囲気になり
仲間と共に、楽しく作業を行うことが出来たことは何よりの収穫です。

これからの主な田圃の管理は㈱アグリさんに委託していますが
草抜き作業、抜穂祭(9月20日)と続きますので、
神様の恵みを体で感じて神事と作業を続けて参ります!

皆様の御協力、誠にありがとうございました。
愛媛新聞
たうんニュース(動画)
にもアップされてました。
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初宮詣

2017年06月11日 | ご祈祷について
このところ爽やかな過ごしやすい日が続いています。
7日に梅雨入りした四国地方ですが
梅雨入り宣言すると、不思議と晴れが続くような気がします。

さて、昨日は土曜日で天気がいいこともあり
初宮詣の御祈祷を多く行いました。
当嚴島神社神社でも特に多い御祈祷の一つです。

初宮詣は
子供が初めて神社にお参りして、それまでの無事に育ってくれたことへの感謝
そしてこれからの健やかな成長を祈念する御祈祷です。

子供が生まれてから約1カ月経った土日に来られる方が多いです。

お宮参りの御祈祷
受付時間は午前9時~午後4時半
御祈祷時間は20分程度です。
御祈祷料は 7千円 若しくは 1万円です。

予約なしでも可能ですが、予約優先になりますので、お待たせする場合があります。
予定が決まっている方は事前に予約下さい。

詳しくはお問合せ下さい。
三津 嚴島神社
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471
駐車場もございます。
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6月30日 夏越大祓 ひな形配り

2017年06月07日 | 日々のできごと
6月1~6日迄
夏越の大祓(6月30日)の際に使う人形を配りに参りました。

当嚴島神社では氏子区域の皆様方のところへ自転車でお配りしています。

夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)は6月30日に全国的に行われるお祭りで
地域によっては7月31日に行う等、時期をずらして行っているところや
茅の輪をくぐるところから「輪抜け」と言われる地域もあります。

どのようなお祭りかと言いますと
半年の間に身についた穢れをお祓いするお祭りです。

ひな形で自分の体をさすり、息を吹きかけ、布団や枕に敷いて寝ます。
そのひな形を6月30日に神社にもってきて、
自分の代わりにお焚きあげしてもらい、お祓いします。
ひな形と交換してお札をお分かちします。

ひな形は30日に来れない場合は
6月30日以降に来て頂いても、お札をお渡しします。
※昨年の様子
詳しくはお問合せ下さい。
三津 嚴島神社
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471
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