三津嚴島神社ブログ

愛媛県松山市神田町に鎮座する嚴島神社の神主の記録

中秋の名月 限定御朱印ご案内

2020年08月28日 | 御朱印
日中はまだまだ暑いですが、
朝晩は少しずつ秋らしい風が吹いてきました。
 
さて、
中秋の名月 限定御朱印を下記の通り頒布いたします。
期 間:9月1日〜10月1日仲秋の名月まで
時 間:午前9時〜午後4時半
初穂料:500円

にて頒布致します。
※数に限りがあります。
※御朱印帳に直接浄書することも可能です。
中秋の名月と
疫病退散の願いを込めた
アマビエの印を押しています。



夏詣の御朱印を受けられた方から
9月も是非何かして下さい!
とお声をいただき、
今回の御朱印の原動力になりました。
お言葉とても嬉しかったです。
 
秋の恵みと共に
中秋の名月を愛でるのが待ち遠しいです。
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安産のご祈祷 毎日受付しております

2020年08月23日 | ご祈祷について
本日は大安の日曜日 戌の日
ということで、
朝から安産のご祈祷が続いていました。
当社では腹帯に
直接印を押しております。
 
中には3人目のお子様で
来られる方もおり、
3つ目の印を押させていただきました。
母子ともにご健康に出産されることを心よりお祈り申し上げます。
 

安産の御祈祷(腹帯のお祓い)は神様から大切な子宝を授かったことに感謝し、
妊婦さんと生まれてくる赤ちゃんが無事出産されるよう祈念するご祈祷です。


「帯祝」「着帯のお祝い」とも言われ、子をたくさん産み、お産の軽い犬にあやかり、
安定期に入った妊娠5ヶ月目の戌の日に行う風習があります。

今後の戌の日は下記の通りです。

  • 9月4(金)16(水)・28(月)

  • 10月10(土)・22(木)

  • 11月3(火・祝)・15(日)・27(金)

  • 12月9(水)・21(月)

当厳島神社の主祭神は宗像三女神と言い三柱の女性の神様であることから、
子育て、安産のご利益があるとも言われています。

ご祈祷を受けに来られる方は、可能ならば前日までにご予約していただき、
実際に使われる腹帯をご持参の上、出産予定日を把握してお参りに来てください。
出産予定日はご祈祷中に祝詞(のりと)にて神様に奏上します。

最近では さらし ではなく
コルセット式や腹巻のような腹帯をお持ちになる方が多くなっています。
腹帯は当社の印を押して、お祓い致します。

受付時間:午前9時~午後16時半
祈祷時間:20分程

戌の日以外の日でもご祈祷致します。
ご都合の良い時間にご予約下さい。

祈祷料は
5千円、7千円、1万円
になります。
祈祷料によって記念品が変わります。

体調やご予定等合わせてお参りにお越し下さい。

 

県外の娘さんに腹帯をお祓いして送りたい。予定がはっきりしない。
といったお問合せもお受けします。
代理での御祈祷や当日の受付も可能です。

その他にも気になることがあれば
お気軽にご連絡ください。

三津厳島神社(みつ いつくしまじんじゃ)
愛媛県松山市神田町1-7
電話:089-951-1471
アクセス:国道437号禊橋交差点を西側に
橋を渡るように曲がるとすぐ右手側です


※一部ナビで神社裏側に案内されることがあります
※裏側からは入れません

最寄り駅:
伊予鉄道高浜線・三津駅 ~徒歩5分

JR予讃線・三津浜駅   ~徒歩15分
伊予鉄バス・嚴島神社前駅~徒歩1分
松山空港        ~車で約15分

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夏詣 各種メディアに取り上げていただきました

2020年08月21日 | 日々のできごと

夏詣(なつもうで)も残るところ10日間ほどとなりました。
7月15日(水)~8月31日(月)
午前9時~午後4時半まで
行っています。

三津らしい
鯛をイメージした風鈴

一対の鯛と
疫病退散を願ってアマビエをデザインした
夏詣限定御朱印を頒布しています。

お蔭様で様々なメディアでも取り上げていただきました。

読売新聞・愛媛新聞

愛媛CATV(動画)

南海放送(動画付き)

愛媛こまち

新型コロナウイルス対策を行わないといけない上に、猛暑も続いています。
そんな中、お参りをして、一時でも心を落ち着け
楽しんで参拝していただけたら幸いです。

 

 

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終戦記念日

2020年08月16日 | 日々のできごと

猛暑日が続く松山。
マスクをしていると一層暑さを感じます。
どうぞ熱中症にお気を付けください。

昨日は終戦記念日でした。
上皇陛下は「忘れてはならない四つの日」として

沖縄戦終結の日 六月二十三日
広島原爆の日  八月六日
長崎原爆の日  八月九日
終戦記念日   八月十五日

を挙げられており、毎年、欠かさず黙とうをされて祈られています

この4つの日は宮内庁ホームページでも
戦没者慰霊として明記されています。

先人たちが文字通り命を懸けて、我が国を守ってくれたからこそ
現在の私たちがいることを忘れてはなりません。

ここに天皇陛下のお言葉を掲載させていただきます。

全国戦没者追悼式
令和2年8月15日(土)(日本武道館)

本日,「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,
さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来75年,人々のたゆみない努力により,今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが,
多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき,誠に感慨深いものがあります。

私たちは今,新型コロナウイルス感染症の感染拡大により,新たな苦難に直面していますが,
私たち皆が手を共に携えて,この困難な状況を乗り越え,
今後とも,人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。

ここに,戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ,過去を顧み,
深い反省の上に立って,再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い,
戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,全国民と共に,心から追悼の意を表し,
世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

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幽霊の話

2020年08月15日 | 今月の言葉

8月は盆月
先祖供養の時期ですが「暑い時期に怖い話を聞くと背筋が寒くなる」という事で
「怪談話」が夏の風物詩ともなっております。

「一枚…二枚…」と皿を数える声が響く「皿屋敷」や
お岩さんが出てくる「四谷怪談」ご存知の方も多いでしょう。

日本の幽霊には三つの特徴があります。

1、髪をずっと後ろに長く引いている。

即ち済んでしまったどうにもならない事をいつまでも引きずる姿を表しております。

2、両手を前に出している。

これは先の事を限りなく取り越し苦労する姿です。

3、足がない。

これは心が過去や未来に飛んでしまって上の空になって仕事に身が入らない、
即ち足が地についていない事を表しています。

終わったことをいつまでも引きずる、先の事を取り越し苦労する、
足が地についてなくて身が入らない、良く考えてみると
この幽霊の姿は他ならぬ自分の姿ではないでしょうか?

幽霊は死んだ者がこの世に未練を残して姿を表したものと言われますが、
私たちもついつい幽霊のような生き方をしている事があるのではないでしょうか?

神主が日々唱える祝詞には
「今日の生日の足日」(きょうのいくひのたるひ)という言葉が必ず出てきます。

今日という日はいつも生きいきと輝いて、神様のお蔭が満ち足りた日という意味です。

過ぎてしまった事にいつまでもこだわったり、
まだ来ぬ先の事を心配し過ぎたりしないで、
今日一日一日を精一杯生きて行く、これが大切なことです

明日もしも自分が死んだとしても、悔いの残らないように今日できる事に全力で取り組む、
昨日まで出来なかったこと、無理だと思っていた事にも思い切って挑戦していく、
そういう姿勢が充実した人生につながります。

暗い気持ち、不安な思いは毎朝神様に手を合わせる柏手(かしわで)の音で打ち消して、
「さあ、今日も頑張るぞ!」
という清々しい気持ちで一日を過ごして参りましょう。

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令和2年秋祭りについて

2020年08月14日 | 三津嚴島神社祭典

令和2年秋祭りは
新型コロナウイルス対策として
三密を避けるため。大変残念ですが
お神輿の鉢合わせは中止致します。




秋祭りは五穀豊穣や町内安寧を祈るお祭りです。
鉢合わせは中止致しますが、祭典は規模を縮小して行います。

詳細につきましては調整中ですので、
決まり次第アップ致します。

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七五三 碁盤の儀

2020年08月07日 | ご祈祷について

昨日、可愛い3歳のお子様の七五三の御祈祷を執り行いました。

七五三の御祈祷は数え年にてお祝いすることが多かったですが、
最近では満年齢にてご祈祷を受けられる方も増えてきました。

今年は
平成30年(2018)生まれの男児、女児 かぞえ年3歳 「髪置きの儀」のお祝い
平成28年(2016)生まれの男児    かぞえ年5歳 「袴儀」のお祝い
平成26年(2014)生まれの女児    かぞえ年7歳 「帯解きの儀」のお祝い

にあたります。

この碁盤の儀式は皇室行事の七五三にあたる
深曾木の儀(ふかそぎのぎ)から由来するものです。

元気よく飛び降りることで
大地にしっかりと足をつけて一人立ち出来るように
との願いが込められています。

とても嬉しそうに勢いをつけて飛び降り
一緒に来たお兄ちゃんも興味津々でした。

御祈祷の受付時間は
午前9時~午後4時半まで
平日、土日、祝日も執り行っています。

お子様の健やかな成長を心よりお祈り申し上げます。

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百日紅(サルスベリ)

2020年08月03日 | 境内の植物

境内のサルスベリが見頃を迎えています。

漢字では百日紅と表記され、長い間きれいな花を咲かせ、暑い夏に彩りを添えてくれます。

境内に紅白で一本ずつありますが、 白のサルスベリの開花はもう少し後になりそうです。

植えた時は一緒に開花していたのですが、不思議です。

長い間、元気に咲くサルスベリを見習って 暑い夏も元気に過ごしましょう。

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父母(ちちはは)も その父母(ちちはは)もわが身なり  われを愛せよ われを敬せよ

2020年08月01日 | 三津嚴島神社祭典

さて8月朔日(ついたち)の言葉は

「父母もその父母もわが身なり われを愛せよ われを敬せよ」

これは二宮尊徳の道歌です。

おりしも8月は盆月 先祖供養の時期です。

「盆は嬉しや 別れた人が 晴れてこの世に逢いに来る」

迎え火、送り火 亡くなったご先祖がそれぞれの家に戻り、またあの世に帰って行く時期でもあります。。

神道の考え方のひとつは祖先崇拝「祖先の恩に感謝する事」です

「親思う心にまさる親心」
と申しますが、自分自身を心から思ってくれる親の存在ほどありがたいものはありません。

子供の頃、どれだけ自分を可愛がってくれたか、身の回りの世話や病気の時の看病、
入学、卒業、成人式、結婚と人生の節目節目で共に喜び、
ともに心配してくれたかけがえのない存在、
たとえもう親が亡くなっていたとしても、こうしたことを思うたびに心が温かくなることでしょう。

「先祖あっての自分」とよく言われますが、自分の命は父母によってこの世に生み出されました。
両親がいなければ今の自分は存在しません。
同じように父母もまたその両親、祖父母に生命をうけています。
祖先がいなければ、両親も、今の自分も、子供も、孫も存在しないわけです。

 

そしてその祖先を遡ると、神様に行きつきます。
神様とは我々の大元(おおもと)のご先祖の事です。

父母、その父母と連綿と命が続いてきたからこそ今の自分の命がある。
自分の命は自分だけのものでなく、身体の中に神様やご先祖の尊い命、
魂が息づいている事を思えば、自分自身を愛し、敬い、悔いのない充実した人生を生きて行く事が、
神様、ご先祖を大切にすることにつながるのです。

芥川龍之介は「私の中には無数の先祖の魂が詰まっている」と述べておりますが、
神様やご先祖のお蔭で今の自分がある事を忘れずに、守られているありがたさや、
生かされているうれしさを感じながら、ご神前や神棚に手を合わせましょう。

 

心の幸福は感謝の気持ちから始まり、ひたすら祈る事によって、より大きくなるのです。

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