胆振管内白老町のアイヌ民族資料館「ポロトコタン」で2日、春のコタンノミ(集落の祈り)と船おろしの儀式があった。「チセ」と呼ばれるカヤぶきの家では、北海道アイヌ協会白老支部(野本勝信支部長)のメンバーや室蘭、千歳市など近隣の仲間たちを含め約20人が正装でいろりを囲み、火の神などに静かな祈りをささげた。冬季はポロト湖岸に引き揚げていた3隻の丸木舟も次々と湖面に浮かんだ。同資料館の野村茂樹専務は「この儀式が終わると本格的な春がくる。連休中にはたんさんの人に来てほしい」と話した。
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090503ddlk01040168000c.html
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