先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

連続講演会「知里真志保とこの100年」(朝日新聞2009年05月08日)

2009-05-09 | 日記
◇連続講演会「知里真志保とこの100年」
 開催日と講師は(1)17日(日)=アイヌ民族博物館・北原次郎太学芸員
 (2)24日(日)=札幌学院大学・奥田統己准教授
 (3)31日(日)=北海学園大学・切替英雄准教授。
 知里真志保のアイヌ文化・地名研究などについて講演。いずれも午後1時半~、北海道開拓記念館(札幌市厚別区厚別町小野幌)。定員100人。無料。同館 電話:011・898・0500。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000170905080002

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島サミットで北海道PR 占冠で開催(朝日新聞2009年05月08日)

2009-05-09 | 日記
■22・23日 占冠で開催 
■国内外から約1000人
■道産食材の料理・3メートルの雪だるま・和服ドレス・アイヌ文化
 太平洋に浮かぶ16の島国・地域と日本の首脳らが意見交換する「第5回日本・太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議」(通称=太平洋・島サミット)が22~23日、上川支庁占冠村トマムで開かれる。毎回日本で開かれてきたが、道内では初めて。珊瑚礁(さんごしょう)に囲まれた地域が直面する環境・気候変動などの問題を話し合い、日本は協力と支援を表明する見通しだ。
(神元敦司)
 麻生首相は共同議長を務める予定で、08年9月の首相就任以来、初の道内入りとなる。海外から約100人、省庁関係者が100~150人で、報道や警備関係者なども含めると同村の人口(1246人)に匹敵する約1千人が集まることになる。
 太平洋には親日的な国が多いといわれ、外交上も重要とみて97年10月、当時の橋本首相がPIFの前身である南太平洋フォーラム(SPF)の加盟国・地域の全首脳を東京に招待したのが始まり。00年に宮崎県、03年と06年には沖縄県で開催した。
 06年には当時の小泉首相が出席し、人材育成などに3年間で総額450億円規模の支援を目指すと表明した。外務省によると、今回は前回打ち出した支援策がどれだけ達成できたのかを検証することになるという。また、地域が直面する環境・気候変動問題についても議論する。
 PIFの加盟国・地域では海面上昇で地下水に海水が混じったり、塩害でヤシの実が育たなくなったり、ペットボトルやアルミ缶、菓子袋が捨てられたりして海が汚れているという。橋本聖子外務副大臣は6日、札幌市内での講演で「同じ太平洋の共同体として、こうした島々への貢献策を話し合う」と語った。
 道も「世界に北海道を発信する好機にしたい」(高橋はるみ知事)と意気込む。23日には知事主催の昼食会で道産食材を使った料理を振る舞うほか、住民と首脳らの交流プログラムや夫人プログラムも外務省に提案している。
 その一つが高さ約3メートルの雪だるまの披露だ。トマム山頂の雪室に貯蔵している1~2トンの雪を使う。また、富良野市の市民団体の協力で、古い和服をドレスに仕立て直しての「エコ・ファッションショー」や、アイヌ民族に関する説明も準備している。
 同村では22日、地元の小中学生が沿道で首脳らを迎え、2月に作った約60個の雪だるまも会場周辺に飾る。村の担当者は「子どもたちにとって視野を世界に広げる良い機会になる」と話している。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000905080001

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らっこ・アーティスト:リアム・オ・メンリィ 渇いた心を潤す祈り

2009-05-09 | 日記
(毎日新聞 2009年5月7日 東京夕刊)
 早朝、誰も足を踏み入れた形跡はなく、森には靄(もや)が濃くたちこめている。そこにピアノの音が凜(りん)として響く。すると、靄はゆっくりと流れ始め、大きな視界が開けてくる。音楽とは祈りのようなものではないかと思えるのは、例えばそういう瞬間だ。リアム・オ・メンリィの音楽を聴いていると、その瞬間に出会うことができる。
 「ぼくの音楽から祈りを聴きとってくれたのだとしたら、とても光栄なことです。ぼくにとって音楽と祈りは非常に近いところにありますからね。時には、等しいとさえ言える」
 アイルランドが誇る孤高のシンガー。彼を、「世界で最も素晴らしい白人のソウル・シンガー」と評したのはU2のボノだ。そのU2の後押しもあり、ホットハウス・フラワーズの看板として世界に躍りでる。それから20年。この間、誰にこびることもなく自由であり続けた。そのぶん、広く光があたることはないが、彼の歌を求める人たちの心には、どんな苦難をも乗り越えてたどり着く。この人の歌には、そういう強さがある。
 新作「tobetouched~リアムの魂」は、グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァの二人、つまりスウェル・シーズンの尽力で完成した。映画「once~ダブリンの街角で」で成功した二人が、尊敬してやまない先輩を引っ張りだした形だ。
 「二人に声をかけてもらって感謝しています。曲は作り始めていましたが、レコーディングの予定はありませんでしたから。グレンとは、彼がダブリンの街角で歌っていたころに出会いました。18年も前ですが」
 若いころ、キース・ジャレットに衝撃を受けたというだけあって、ピアノを軸に、世界中に潜む静けさを引き寄せるような音楽を奏でる。
 「テーマというようなものはありません。あるとすれば、『心』かもしれません。ぼく自身の中にあるものに触れ、それを作品に反映させていく」
 中には、アイルランドの古いゲール語で歌ったり、アボリジニへの共感を託した曲もある。
 「あれは、オーストラリアのノーザン・テリトリーに住む先住民の歌です。歌って良いか、友人が長老たちに許可をとってくれました。岩にすむ霊にささげた曲です。アボリジニの人々には、そのシンプルな生き方に共感を覚えます」
 音楽で大切なものは何だろうと問いかけると、こう返ってきた。「答えになってはいないかもしれませんが、誰にでも音楽が必要な時があります。渇いた体を水が潤してくれるように、壊れた心が音楽を求める時が必ずあります」と。そういう時、彼の歌ほど掛け替えのないものはない。スウェル・シーズンと来日、単独公演も予定されている。(音楽評論家・天辰保文)
http://mainichi.jp/enta/music/news/20090507dde012070097000c.html

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