(毎日新聞 2009年10月31日 東京夕刊)
カナダの先住民族、モホーク族出身の演出、振付家、サンティー・スミスさん(38)が芸術監督を務める「カハーウィ・ダンスシアター」の初来日公演がこの秋、横浜市で行われた。
モホーク族は米ニューヨーク州北部やカナダのオンタリオ州などに定住。「自然を敬う心を大切にし、特に樹木は特別な存在。平和の象徴でもあります」
初めはクラシックバレエの道に進み、「先住民族のスピリットを現代舞踊で表現したい」と04年に同シアターを設立した。作品ごとに、さまざまな先住民のダンサーを集めて舞台をつくるスタイルで、今回は祖母から孫娘まで3世代の女性とその社会を描いた代表作「カハーウィ」を上演。自身も含め6人のダンサーが、しなやかで力強い踊りを披露した。
公演には関東在住のアイヌ民族らでつくる「アイヌ・レブルズ」も出演。アフタートークで、スミスさんは「命や自然の循環が私たちのコンセプト。日本のアイヌの人々ともつながっていきたい」と語っていた。【明珍美紀】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091031dde041070043000c.html
カナダの先住民族、モホーク族出身の演出、振付家、サンティー・スミスさん(38)が芸術監督を務める「カハーウィ・ダンスシアター」の初来日公演がこの秋、横浜市で行われた。
モホーク族は米ニューヨーク州北部やカナダのオンタリオ州などに定住。「自然を敬う心を大切にし、特に樹木は特別な存在。平和の象徴でもあります」
初めはクラシックバレエの道に進み、「先住民族のスピリットを現代舞踊で表現したい」と04年に同シアターを設立した。作品ごとに、さまざまな先住民のダンサーを集めて舞台をつくるスタイルで、今回は祖母から孫娘まで3世代の女性とその社会を描いた代表作「カハーウィ」を上演。自身も含め6人のダンサーが、しなやかで力強い踊りを披露した。
公演には関東在住のアイヌ民族らでつくる「アイヌ・レブルズ」も出演。アフタートークで、スミスさんは「命や自然の循環が私たちのコンセプト。日本のアイヌの人々ともつながっていきたい」と語っていた。【明珍美紀】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091031dde041070043000c.html