(東京新聞 2009年11月26日)
アイヌ民族のパフォーマンスグループ代表、酒井美直(みな)さん(26)=横浜市=が十二月五日、「アイヌ・プライド-私の生きる道」と題して富岡市七日市の市生涯学習センターで講演する。出生について隠し続けた少女時代を振り返り、差別の解消や人権の大切さを訴える。
酒井さんは北海道帯広市で、アイヌの父と日本人の母の間に生まれた。父は五歳の時に亡くなった。
酒井さんは小学生の時からアイヌ舞踊を習い始めた。北海道ではアイヌへの根深い差別が残る。自己嫌悪を感じ、学校では出生について口を閉ざし続けた。
しかし、高校一年生の時、カナダの先住民族が民族に誇りを持つ姿を見て感動し、大学進学で上京するとともに隠すことはなくなったという。
講演は人権フェスティバルの一環で、午後二時から約一時間半の予定。民族衣装を身に着け、民族楽器の演奏、民謡と踊りなども披露する予定。入場無料。問い合わせは市市民課=(電)0274(62)8362=へ。 (菅原洋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091126/CK2009112602000114.html
アイヌ民族のパフォーマンスグループ代表、酒井美直(みな)さん(26)=横浜市=が十二月五日、「アイヌ・プライド-私の生きる道」と題して富岡市七日市の市生涯学習センターで講演する。出生について隠し続けた少女時代を振り返り、差別の解消や人権の大切さを訴える。
酒井さんは北海道帯広市で、アイヌの父と日本人の母の間に生まれた。父は五歳の時に亡くなった。
酒井さんは小学生の時からアイヌ舞踊を習い始めた。北海道ではアイヌへの根深い差別が残る。自己嫌悪を感じ、学校では出生について口を閉ざし続けた。
しかし、高校一年生の時、カナダの先住民族が民族に誇りを持つ姿を見て感動し、大学進学で上京するとともに隠すことはなくなったという。
講演は人権フェスティバルの一環で、午後二時から約一時間半の予定。民族衣装を身に着け、民族楽器の演奏、民謡と踊りなども披露する予定。入場無料。問い合わせは市市民課=(電)0274(62)8362=へ。 (菅原洋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091126/CK2009112602000114.html