【室蘭民報 2010年1月10日(日)朝刊】
アイヌ協会登別支部(合田克己支部長)主催の新年を迎える会「アシリパノミ」が9日、登別市幌別町の鉄南ふれあいセンターで開かれ、新たな年の活動開始に当たり、健康や平安などを祈念した。
アシリパノミはアイヌ民族の新年を祝う儀式。昨一年間の無事に感謝しながら、今年も健康で安心して暮らせるように―といった思いも込めている。
この日は朝から会員が集まり、ヤナギの木を削ってイナウ(木幣)を作るなど準備。午後3時からの式には関係者、来賓約30人が参加した。
同支部では伝統ある儀式を実りあるものに、と秋のペッカムイノミ、アシリパノミとも地元に根差した地元中心の儀式として祭司も含め自分たちで執り行っており、今回もエカシ(長老)は合田支部長が務めた。
式では火の神(アペフチカムイ)に祈り、感謝の意を込めた後、先祖に供物をささげ供養した。
この後、イナキビご飯、コンプシトといったアイヌ料理を囲み懇談。昨年の知里真志保生誕100年という大きな節目から新たなステップを迎える、今年一年の活動に思いを新たにした。
(野崎己代治)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/01/10/20100110m_05.html
アイヌ協会登別支部(合田克己支部長)主催の新年を迎える会「アシリパノミ」が9日、登別市幌別町の鉄南ふれあいセンターで開かれ、新たな年の活動開始に当たり、健康や平安などを祈念した。
アシリパノミはアイヌ民族の新年を祝う儀式。昨一年間の無事に感謝しながら、今年も健康で安心して暮らせるように―といった思いも込めている。
この日は朝から会員が集まり、ヤナギの木を削ってイナウ(木幣)を作るなど準備。午後3時からの式には関係者、来賓約30人が参加した。
同支部では伝統ある儀式を実りあるものに、と秋のペッカムイノミ、アシリパノミとも地元に根差した地元中心の儀式として祭司も含め自分たちで執り行っており、今回もエカシ(長老)は合田支部長が務めた。
式では火の神(アペフチカムイ)に祈り、感謝の意を込めた後、先祖に供物をささげ供養した。
この後、イナキビご飯、コンプシトといったアイヌ料理を囲み懇談。昨年の知里真志保生誕100年という大きな節目から新たなステップを迎える、今年一年の活動に思いを新たにした。
(野崎己代治)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/01/10/20100110m_05.html