(苫小牧民報 2010年 1/16)
北海道アイヌ協会苫小牧支部(沢田一憲支部長)は、伝統祭具イナウの製作に取り組んでいる。17日の新年の儀式カムイノミ(苫小牧市生活館)で使うことにしている。
ヤナギやミズキの枝を削って作る。アイヌ民族の精神文化を象徴するものだ。マキリ(小刀)で枝を何度も薄く削り、枝に付けたままの削りかけをねじり曲げて仕上げる。神々と人の間を取り持つとされ、儀式の祭壇に飾る。
苫小牧支部は新年カムイノミに合わせ、毎年この時期にイナウを作っている。15日夜も市生活館にメンバーが集まり、マキリを手に、乾いた削り音を立てた。
新年カムイノミでは伝統料理を用意し、踊りも披露する。沢田支部長は「アイヌ文化を結集させる大切な行事。伝承に力を入れたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10011602.html
北海道アイヌ協会苫小牧支部(沢田一憲支部長)は、伝統祭具イナウの製作に取り組んでいる。17日の新年の儀式カムイノミ(苫小牧市生活館)で使うことにしている。
ヤナギやミズキの枝を削って作る。アイヌ民族の精神文化を象徴するものだ。マキリ(小刀)で枝を何度も薄く削り、枝に付けたままの削りかけをねじり曲げて仕上げる。神々と人の間を取り持つとされ、儀式の祭壇に飾る。
苫小牧支部は新年カムイノミに合わせ、毎年この時期にイナウを作っている。15日夜も市生活館にメンバーが集まり、マキリを手に、乾いた削り音を立てた。
新年カムイノミでは伝統料理を用意し、踊りも披露する。沢田支部長は「アイヌ文化を結集させる大切な行事。伝承に力を入れたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/2010t/t10011602.html