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へイトスピーチ 差別ない社会めざして

2016-05-31 | アイヌ民族関連
中日新聞 2016年5月31日(火)
 特定の人種や民族に対する差別的言動を繰り返すヘイトスピーチ。その対策法が成立した。個人の人権や尊厳を傷つける行為が許されないのは当然である。あらゆる差別がない社会をめざしたい。
 「朝鮮人は日本から出ていけ」-。排外的な主張を声高にとなえる団体が、各地でシュプレヒコールをあげる光景は、何とも残念だ。もはや社会現象となり、放置できない事態となっている。差別を受ける当事者にとっては、恐怖そのものだ。国連人種差別撤廃委員会も日本に対応を求めていた。
 今国会で成立した同法は、悪質極まるヘイトスピーチを食い止める姿勢を示したものだ。
 「不当な差別的言動は許されない」と同法は強い表現で宣言している。ただし、具体的な禁止規定や罰則のない理念法である。どんな抑止効果を発揮するかは未知数だが、人権侵害をなくす一歩となることを期待する。
 保護する対象は、適法に日本に居住する「本邦外出身者」とその子孫としたが、アイヌ民族や不法滞在者への差別が野放しになるという指摘があった。そのため、付帯決議で「法が定義する以外、いかなる差別的言動も許されるとの理解は誤り」と盛り込んだ。
 「危害を加える旨を告知する」ことなどが差別的言動としたが、「著しく侮蔑する」言動も含まれた。どのような言葉まで対象になるか、わかりづらい点もある。
 また、国や自治体には相談体制の整備や、教育、啓発活動の充実を求めてもいる。ただ、街宣車などでのシュプレヒコールそのものを取り締まることはできない。これには、はがゆさを覚える人もいるだろう。
 規制法でなく、理念法として誕生したのは、「表現の自由」とのかかわりがあるからだ。公権力がデモなどの表現活動を規制する足掛かりとなる恐れがありうる。
 日本では戦前の言論弾圧の歴史から、原則として「表現の自由」の保障に例外を認めてこなかった。だから、本来は言論には言論で対抗する手法が望ましい。ヘイトスピーチにも、そうして対抗し、社会から根絶したい。
 既に大勢の市民が反ヘイトの声をあげてデモを行っている。六月上旬に予告される川崎市内でのヘイトデモについても、川崎市議会が断固とした措置を求める要望書を市側に出した。いわれなき差別をなくす努力は、国民一人一人に課されている。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016053102000105.html



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アイヌ民話の絵本 故萱野さん著を英訳 翻訳団体平取の妻に贈る

2016-05-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 05/30 16:00

完成した「オキクルミのぼうけん」の英訳本などを手にするピーター・ハウレットさん(右端)らプロジェクト関係者と、萱野れい子さん(右から2人目)
 【平取】アイヌ民族の昔話などの英訳に取り組むグループが、元参院議員でアイヌ文化研究者の故萱野茂さんの絵本「オキクルミのぼうけん」の英訳本をつくり、28日、日高管内平取町在住の萱野さんの妻、れい子さん(84)に届けた。
 英訳したのは、道内外の英語教師やアイヌ民族ら9人でつくる「プロジェクト・ウエペケレ(昔話)」。アイヌ文化を世界に発信したい、と1999年から活動している。
 「オキクルミのぼうけん」は、カムイ(神)の世界に生きるオキクルミがアイヌ民族の人たちの暮らしを助ける物語。画家の故斎藤博之さんが絵を担当し、98年に発行された。プロジェクト6冊目の英訳本となる。
 A4変型判、31ページ。アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)の助成を受けて300冊作製した。道内の図書館や学校のほか、米国など海外の先住民族関係の博物館にも送る予定。
 この日はプロジェクト代表で函館ラ・サール中高教諭のピーター・ハウレットさん(61)ら3人が萱野さん宅を訪ねた。ハウレットさんは「胆振管内白老町での『民族共生象徴空間』整備などでアイヌ文化への海外の関心も高まる。英訳本が外国人の理解に役立てば」と期待を語ると、れい子さんは「立派な本ができましたね」と笑顔で話していた。(飯島秀明)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0276006.html

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フィリピンで行くべき奇祭5選!この迫力は類を見ない!

2016-05-31 | 先住民族関連
ガジェット通信-:2016.05.30 23:09 TABIPPO.NET

英語を話したいけどなかなか話せない。留学したいけどアメリカやイギリスなどの西欧の国に行くのを迷っている。
そんな方に語学留学先としてオススメしたいのが、飛行機で4時間程度でいけるフィリピンです。
フィリピンは実のところ、英語を話せる人口割合が世界で3番目に多い国なのです。近年、日本から一番近く、また格安で学べる英語留学先ということで注目されています。
そんなフィリピンにはオススメのお祭りがたくさんあります。せっかく留学するなら、祭りだって思いっきり楽しんじゃいましょう!
1月 シヌログ(セブ)
Lord Allen Hernandezさん(@filipino_backpacker)が投稿した写真 – 2016 2月 2 8:57午後 PST
リゾート地であるセブ島で行われる、フィリピン最大級のお祭り「シヌログ祭り」。幼きイエスであるサント・ニーニョを祝う祭りで、毎年1月第3日曜日をメインとして、その1週間前から開催されます。
なんとフィリピンだけでなく、世界中から観光客が訪れてくるほど大規模なお祭りだそうです。
第3週の日曜日に行われる、祭りのフィナーレともいえる「シヌロググランドパレード」では、通りで人が溢れて動けなくなってしまうほど!
音楽に合わせて踊るダンサーたちも見ものです。
1月 フィースト・オブ・ブラック・ナザレ(マニラ)
D Cさん(@diannacapco)が投稿した写真 – 2015 1月 8 10:47午後 PST
キリスト教をさらに普及するために、1606年にスペインから送られてきた「Black Nazarene(ブラックナザレ)」像。この像は、黒い色をした等身大の木製の像で、フィリピンの人々からとても人気があります。
触ると病気が治癒したり、奇跡が起こると言われており、祭りの際には数多くの人々が殺到。毎年、死者やけが人が数多く続出するといいます。
見学に行かれる際は、十分に気をつけましょう。
2月 パナグベンガ・バギオ・フラワー・フェスティバル (バギオ)
iamredboiさん(@iamredboi)が投稿した写真 – 2016 3月 9 7:13午後 PST
バギオはフィリピンの中でも標高が高い場所にある都市で、気候も良く、避暑地として人気の場所です。
「パナグベンガ・バギオ・フラワー・フェスティバル」では、フィリピンの先住民族が身につけていた「イゴロット」と称される衣装をまとい、さらに花を飾って市の中心街をパレードします。
また祭りでは、様々な花で飾られたフロートと呼ばれる山車も街に繰り出すそう。バギオの伝統的なダンスやイベントなどを見ることができるとあって、毎年数多くの人々が祭りを見に訪れています。
8月 カダヤワン・サ・ダバオ (ダバオ)
ASEANさん(@asean)が投稿した写真 – 2016 4月 14 5:34午後 PDT
こちらは、フィリピンのミンダナオ島・ダバオ市で行われるお祭りで、季節のフルーツやランの花の収穫を祝う目的で開催されています。
祭りは8月の第3土曜・日曜日に開催されます。ミンダナオ島の先住民やイスラム教徒などが、それぞれの衣装を着て民族舞踊を披露します。
様々な文化が混じり合うミンダナオ島らしく、異なる文化や宗教を持つ人々のユニークなパレードを楽しむことができます。大型の山車も登場するそうなので、必見です!
10月 マスカラフェスティバル (バゴロド)
Takeshi Addieさん(@addieinwanderland)が投稿した写真 – 2016 1月 9 9:43午後 PST
ネグロス島最大の都市であるバコロドは「微笑みの都市」として知られています。そのバコロドで開催される「マスカラフェスティバル」は、今やフィリピンのみならず、アジアを代表する祭りとして知られています。
不遇な出来事が続いていた1980年代、バコロドの人々を元気にしようという思いでスタートしたこの祭り。ド派手な仮面をつけた人々が、ラテンミュージックのリズムに合わせて街中で元気良く踊ります。
留学したなら絶対見に行こう!
フィリピン各地で開催されるこれらのお祭りは、迫力満点のパフォーマンスが見もので、決して他の国では見ることができないものばかりです。
普段は目にすることができない、その国の文化や風習を知ることができるのもお祭りの魅力!ぜひ、留学生活の中で時間を見つけて、フィリピンのお祭りを楽しんでみてくださいね。
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・フィリピン留学が何かよく分からないので、とりあえずフィリピン留学の情報を得たい方
http://getnews.jp/archives/1468335

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ステビアは万能ハーブ?それともグアラニー族を苦しめる悪夢?

2016-05-31 | 先住民族関連
swissinfo.ch-2016-05-30 11:00

パラグアイの先住民族、グアラニー族は欧州でステビアと呼ばれる「カー・エー」の葉を1千年以上も前から利用してきた
パラグアイ原産のステビアは砂糖より甘く、それでいてカロリーはほとんどない。食品業界内での需要が高まる中、スイスのエヴォルヴァ社のように合成化学を利用してステビアに代わる人工甘味料を作る企業も出てきた。大学やNGOはこれを「バイオパイラシー(生物資源の盗賊行為)」だと非難する。
 パラグアイの先住民族、グアラニー族は「カー・エー」の葉を1千年以上も前から利用しており、この秘密は何世代にもわたって守られてきた。グアラニー語で「甘いハーブ」を意味するこの葉は、確かにその名の通り、砂糖より350倍も甘い。
 この「カー・エー」の葉は、欧州では「ステビア・レバウディアナ・ベルトーニ」と呼ばれる。1887年に初めてこれを植物学的に分類したのは、スイスの植物学者モイセス・ベルトーニだった。その後まもなく、パラグアイの化学者オヴィディオ・レウバウディがその化学成分を分析。こうして「カー・エー」に「ステビア・レバウディアナ・ベルトーニ」という学名がつけられた。こう説明するのは、パラグアイにあるステビア委員会のフアン・バルボーザ会長だ。
 まるで出来すぎた話のようだが、ステビアは、抗酸化、殺菌性、利尿性、創傷治癒といった特色を備えており、特に肥満や糖尿病との闘いでは力強い味方となる。
 「ステビアは天然甘味料でカロリーも炭水化物も含んでおらず、血糖値に影響を与えないので、ダイエットや健康な生活スタイルに適している」と言うのは、米イリノイ州オークブルックにあるグローバル・ステビア研究所のプリシラ・サミュエル所長だ。
 食品大手はこのような特色を利用し、「ペプシネックス(現在の日本での商品名はペプシストロングゼロ)」や「コカ・コーラ ライフ」などの清涼飲料水にステビアから抽出したステビオール配糖体で甘みをつけている。スイスにもこれを使う企業はある。のど飴で知られるリコラ社や清涼飲料水製造業者などだ。
普及の犠牲に
 ステビアは1970年代まで世界の食品産業にとって未知の植物だった。それを世界に広めたのは日本だ。「40年ほど前、日本人のあるグループがこの植物の利点を発見し、パラグアイから貨物船にいっぱいステビアを積んで帰り、自国で栽培を始めた」とバルボーザ会長は当時を思い起こす。
 それから数年後、「日本で栽培地の問題が現れたことから、何の制限もなかった中国に栽培を移すことになった。今日の中国は栽培面積2万5千ヘクタールと世界最大のステビア生産国だ。それに比べ、パラグアイの栽培面積は2千ヘクタールにも満たない」
 今ではインド、ブラジル、アルゼンチン、台湾、メキシコでも栽培されているが、需要には到底追いつかない状態だ。
「人工ステビア」を求めて
 アメリカ、欧州連合(EU)、スイスは、健康上の理由からステビアの葉の輸入を禁止しているが、抽出物であるステビオール配糖体の使用は認めている。
 EUの食品科学委員会が達した結論は、「ステビアの葉に関しては、その消費を認めるのに十分な情報が得られていない」というもの。また、スイスの連邦食品安全・食生活・動物衛生局の広報官エーファ・フォン・ベックさんも「手元にある情報では、人間の健康に関する特定のリスクを排除し切れない」と話す。
 だが、グローバル・ステビア研究所のサミュエル所長は、ステビアの葉から取り出した食品向けの高純度のエキスを人間が摂取してもまったく問題はないと強調する。それについては200以上の研究の要約が証明しているということだ。
 コンサルティング会社のインダストリARCによると、ステビオール配糖体で甘みをつけた飲食物の2015年の売り上げは推算80~110億ドル(約8800億~1兆2千億円)。これは2010年比の4倍に当たる。
 多国籍企業は、消費者に知らせることなく、ステビアから抽出されていない人工的な類似の甘味料を作っており、パラグアイのバルボーザ会長によれば、このような止まるところを知らない需要によって市場にゆがみが現れているという。「我々は国内や国際的なフォーラムで、この不明朗なやり方を激しく批判してきた。グアラニー族の小農家や他のラテンアメリカ国家でステビアを栽培している数多くの小規模生産者に多大な損害を与えるからだ」
バイオパイラシーと先住民族の権利
 NGO「ベルン宣言」、独立組織「プロ・ステビア・スイス」、ドイツのホーヘンハイム大学、パラグアイの土地法および土地改革のための研究センターから集まった専門家グループも同様の懸念を抱いており、「ステビアのほろ苦い味」(2015年)と題された研究の中で、多国籍企業が先住民族の権利を侵害していると報告した。
 古くから受け継がれてきた知識を所有している人にそれを利用する権利があることは、生物多様性条約および名古屋議定書に示されている。また、先住民族の権利に関する国連宣言もこれを確認している。だがグアラニー族に関しては、ステビアを出荷しながらこの植物を利用しているにもかかわらず、その権利は保護されていない。
 NGO「ベルン宣言」の広報担当フランソワ・マイエンベルクさんは次のように語る。「ステビア抽出物のステビオール配糖体がブームになり、やがてこれをステビアの葉から得るのではなく人工的に作り出したことから、その製造方法の特許をめぐる競争が起こった。そのため、天然だと思って購入している消費者が混乱している」
 大企業はもうすぐ、天然ステビアとはまったく無関係な人工のステビオール配糖体を、売ったり使ったりするようになるだろう、とマイエンベルクさんは予想する。「その先頭にいる1社が、アメリカのカーギル社(コカ・コーラやペプシを販売)と協力関係にあるスイスのエヴォルヴァ社だ」
全て悪いわけではない
 そのエヴォルヴァ社の共同創立者で最高責任者を務めるニール・ゴールドスミス氏は、自社のプロジェクトを擁護する。高濃度のステビアやステビオール配糖体を食品に加えると苦い後味が残るが、人工甘味料にはそういう欠点もなく、砂糖に代わる価値ある代用品になると確信している。
 そもそもエヴォルヴァ社がこの人工甘味料を作ることにしたのは、ステビアの代用品ではなく、従来の砂糖を利用した商品に使う甘味料エバースイートの代用品を生み出したかったからだという。また、「値段も手ごろで、生産に必要な土地や水やエネルギーの消費も減るため環境への負担も軽減される」とゴールドスミス氏。
 その人工甘味料の新市場がグアラニー族や他の小農家に与えうるデメリットについて聞くと、次のように即答した。「NGOは詳細を見逃がしがちだ。今日消費されているステビアの大半は小農家が作っているものではなく、中国や東アジアの大農家が生産しているものだ。ロマンチックなイメージはもう現実ではない」
小規模生産者と条約を
ステビオール配糖体の将来性は非常に大きい。世界保健機関(WHO)は、この数年間で甘味料全体の3割を占めるようになると予想。そのため合成化学を専門とする企業は、天候や疫病に左右されることのない代替化学製品を探し求めている。
NGO「ベルン宣言」は、ブラジルとパラグアイの国境付近に住むグアラニー族がステビア栽培やこれを利用した商品から出る利益にあずかれるようにするため、各国の政府や企業に対しグアラニー族との条約締結を提言。
しかし、まずはステビオール配糖体を「天然物」と記載するような誤解を招く宣伝にブレーキをかけるべきだと主張する。
「利潤を生み出す」勘違い
ステビアの葉には、甘みを生み出す分子(ステビオール配糖体)がごく少量含まれている。合成化学を専門とする企業はこれを多量化するために、遺伝子を操作して「より甘い」植物を作り出した。また、樹脂や塩、イオン交換などを通じてステビオール配糖体をろ過し純化するために、さまざまな製品を利用したり、長時間の化学処理を行ったりしている。これらの処理は特許で保護されている。
食品大手の大半は現在、ステビアの葉から取ったものではないステビオール配糖体で甘みをつけた商品を販売しているが、包装袋にそれを記載しているケースはごくまれ。
(独語からの翻訳・小山千早 編集・スイスインフォ), swissinfo.ch
http://www.swissinfo.ch/jpn/-%E7%94%98%E3%81%84%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9_%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%93%E3%82%A2%E3%81%AF%E4%B8%87%E8%83%BD%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%A8%E3%82%82%E3%82%B0%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%BC%E6%97%8F%E3%82%92%E8%8B%A6%E3%81%97%E3%82%81%E3%82%8B%E6%82%AA%E5%A4%A2-/42185016

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人類の進化を体感できる、シルクドソレイユ『トーテム』に込められた意味とは?

2016-05-31 | 先住民族関連
okmusic UP's-2016.05.29 16:00
アメリカ、オーストラリア、カナダなど、7か国で400万人以上もの観客を動員してきた、シルクドソレイユ(シルクドゥソレイユ)『トーテム』。東京公演は残すところ、6月26日まで。その後、大阪、名古屋、福岡、仙台と各地を回り、公演を行います。
そんなシルクドソレイユ人気作品『トーテム』ですが、その『トーテム』とは一体どんな意味なのか、知っている方は意外と少ないのではないでしょうか?
まだ観ていない方でもつい行ってみたくなる、『トーテム』のタイトルに込められた意味についてご紹介します。
タイトル『トーテム』に込められた意味とは?
そもそも英語の「TOTEM(トーテム)」という単語には、下記のような意味があるのをご存知でしたか?
「ある血縁集団と特別な関係をもつ特定の動植物や自然物や自然現象。アメリカ先住民のオジブワ族の言葉ototeman(彼は私の一族のものだ、の意)に由来。」
(引用元:goo辞書)
自然界のシンボルであるトーテムが堀り込まれ、高く積み重ねられたのが、みなさんもおそらく一度は目にしたことがあるトーテムポールです。
生命の誕生、そして両生類から始まった人類の歴史は、まるでトーテムポールのように一段一段積み重ねられ、現在に至ります。
シルクドソレイユの『トーテム』というタイトルには、そんな「人類の進化」というとても壮大なテーマが込められています。
シルクドソレイユ『トーテム』を鑑賞することで、過去、現在、未来という数億年の時間の積み重なりを、観客も一体となって旅することができ、不可能を可能にする「人類の進化」を体感することができるのです。
シルクドソレイユ『トーテム』を可能にした、本格的なプロジェクションマッピング
そんな「人類の進化」という壮大なテーマを描くことを可能にしたのが、プロジェクションマッピング。演出家であるロベール・ルパージュは、鬼才、映像の魔術師とも呼ばれているほどの世界的演出家。今までに誰も見たことのない幻想的で芸術的な舞台を、さまざまな革新的な映像を駆使することによってつくり上げてきました。
シルクドソレイユでは、ラスベガスに常設されているKAの演出も担当。こちらも長年にわたって愛されている作品です。
シルクドソレイユにおいて、映像と演目を融合させたことは今回の『トーテム』が初の試み。常に新しいことを取り入れることで、演出をする上でも「進化」し続けているのです。
『トーテム』は本格的なプロジェクションマッピングを使うことによって、舞台の背景が自由自在に変化。原始時代から両生類の誕生など、場面を次々と転換させることを可能にしました。
すべてを見終わったときには『トーテム』に込められたテーマ「人類の進化」を、一緒に体感した気分になれるはずです。
シルクドソレイユ『トーテム』には壮大な意味が込められていた!
シルクドソレイユ『トーテム』のタイトルに込められた人類の進化という深いテーマ。息を呑むような技の数々でテーマを見事表現し、訪れる観客を魅了します。
東京公演が残すところ1カ月あまりとなった『トーテム』を観ることができるチャンスは、わずか。「人類の進化」という壮大な物語を、ぜひ一緒に体感してみませんか?
シルクドソレイユ『トーテム』に行こう!
テントに足を踏み入れればそこは別世界。世界最高峰のエンターテイメントショーを観に行きませんか?
シルクドソレイユ『トーテム』のチケット情報はhttp://ticketcamp.net/cirquedusoleil-tickets/
チケットキャンプ(チケキャン)はチケットキャンプ(チケキャン)で。http://ticketcamp.net/?ref=blog-16定価以下のチケットもあり♩
http://okmusic.jp/#!/news/124471

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院選かながわ 足元の課題(2)ヘイトスピーチ解消 対策法成立は端緒

2016-05-31 | アイヌ民族関連
東京新聞 2016年5月29日

「カウンターの人たちが、この横断歩道に寝そべって、向こう(左奥)から来るデモ隊が桜本に入るのを阻止してくれた」と振り返る崔江以子さん=川崎市で
 「デモに抗議するカウンターの人たちが、冷たい道路に寝そべり、私たちの住む桜本にデモ隊が入るのを阻止してくれて。そのすぐそばで中学一年(当時)の息子が『助けてください、お願いです』と泣き叫んでいた」
 在日コリアン三世の崔江以子(チェカンイジャ)さん(42)は、こう語る。
 一月三十一日、川崎市川崎区で、ヘイトスピーチ(差別扇動表現)のデモがあった。「多文化共生 断固反対」などののぼりを掲げて「朝鮮人帰れ」「一匹残らずたたき出してやる」と叫び、在日コリアンはじめ、多くの外国籍や海外にルーツを持つ人々が暮らす桜本地区に向かった。デモに抗議する市民らも「差別やめろ」と声を上げ、現場は騒然となった。
 崔さんは、泣き叫ぶ息子の傍らで、ぼうぜんとした。日用品や食料品を買うスーパー、薬局、子どもたちの通う病院にも近い、日常生活の場での出来事に現実感が湧かなかったという。「あのとき、私の心は殺された」
 二カ月後、崔さんは参議院法務委員会の参考人席にいた。審議中のヘイトスピーチ対策法案について、委員らの質問に「白昼堂々と成人男性が、マイクを通じて死ね、殺せと迫ってくる。全てが脅威」と、自分の言葉で答え、法案の早期成立を訴えた。
 法案は今月二十四日に成立したが、憲法が保障する表現の自由に配慮し、禁止や罰則の規定は盛り込まれない理念法。しかし在日コリアンの差別問題に詳しい横浜法律事務所の三木恵美子弁護士は「ヘイトスピーチが許されないということを明確にうたったことに意義がある」と評価する。
 一方で同法は、保護の対象を「本邦の域外にある国または地域の出身」「適法に居住するもの」としており、人権擁護団体などは、日本の先住民族や難民申請者、在留資格がなく日本に滞在している人への差別は野放しになると危ぶむ。
 同法が定義する以外、「いかなる差別的言動であっても許されるとの理解は誤り」とする付帯決議も可決されたが、三木弁護士は「付帯決議はあまり活用されない傾向がある」と懸念する。
 崔さんも「社会には多様な人が暮らす。この人への差別はだめだけど、この人はいい、というお墨付きを国が与えてはいけない」と、対象の拡大を望む。
 先月末、ある参院選立候補予定者が街頭演説で、法案成立に向けて尽力すると言うのを聞き、涙が出そうになったという。「参政権がない、一票にもならない私たちのためにそこまで言ってくれるなんて」
 社会に希望を見た、という崔さん。法律施行はあくまでもスタート。より多くの苦しむ人たちが救われる方向に進むよう、声を上げ続けるつもりだ。 (小形佳奈)
 <ヘイトスピーチをめぐる国内状況> 2013年ごろから、東京・新大久保や大阪・鶴橋などコリアタウンで「在日韓国・朝鮮人を殺せ」といった差別扇動表現が繰り返されるデモが多発し、「ヘイトスピーチ」として報じられるようになった。同年10月、京都地裁が「ヘイトスピーチは人種差別撤廃条約が禁止している人種差別に該当する」としてデモの主催者らに賠償を命じた。14年8月には、国連人種差別撤廃委員会がヘイトスピーチを法律で規制するよう政府に勧告。今年1月には、ヘイトスピーチの抑止を目的とした大阪市の条例が市議会で成立した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201605/CK2016052902000150.html

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