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気分はメキシカン!こけしがつなぐ復興の願い

2016-10-17 | 先住民族関連
河北新報-2016年10月16日

メキシコの芸術家らが東日本大震災からの復興を願って絵付けしたこけし=福島市西田記念館
 ◇…つばの広い帽子やカラフルな衣装。こけしで知られる福島市の西田記念館で、異国情緒豊かな作品が目を引く。11月30日まで並ぶ「メキシこけし」だ。
 ◇…東日本大震災後、東北の工人が削ったこけしをメキシコに送り、先住民族の芸術家らが復興を願い絵付けした。巡回展示の間にも作品は増え、福島の展示数は157。仙台であった2年ほど前から倍増した。
 ◇…「鮮やかな色付けは、木肌を残して素材を生かす日本とは対照的」と学芸員。地元の工人がメキシコをイメージした作品もあり、こけし交流はもっともっと熱くなる。(福島)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201610/20161016_63048.html



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ひとくちに籠と申しましてもいろいろありまして。

2016-10-17 | 先住民族関連
カーサ ブルータス-October 16, 2016
福岡は博多の住宅街に、アポイント制の籠専門店がオープン。古今東西、籠、かご、カゴの奥深い魅力を再発見。

木の格子で作られたアメリカの古い鳥籠。写真下の壺のような形のものは、南アフリカ・コサ族による葦の籠。ニンニクがモチーフ。
文化人類学者の川田順造は、1960年代から通算9年、西アフリカはブルキナファソに暮らし、現地でさまざまな民具を収集、研究した。なかでも、自生する野草の茎や樹皮で編まれた籠の美しさは彼の心を捉え、民族それぞれに異なる籠編みを、「サバンナの文化に咲き出た花」と讃えた。
竹や麻、籐や蔓など、植物という身近な素材を使って作られた籠は、アフリカに限らず、世界各地に存在する。その起源は1万2000年前という説もあるというから、人類は、農耕が始まるずっと前、古代文明の始まりよりもずっとずっと前から、籠を編み、籠に収め、籠で運んで暮らしに役立ててきた。
そんな籠の歴史や壮大な物語に思いを馳せたくなるような店〈1834.〉が、福岡は博多の住宅街にオープンした。基本は不定休のアポイント制で、秘密めいたその店内を覗いてみると、世界各地から新旧問わず、用途も問わずに集められた籠がずらり。壁にはアメリカの農家で使われていた(と思われる)古い鳥籠が飾られているかと思えば、窓際にはフランスの生地工場のストレージバスケットが並ぶ。運営をするのは同じく福岡に拠点をもち、インドキルトやモロッコラグなどを扱っている〈ライトイヤーズ〉だ。代表の前田淳さんは、〈1834.〉をオープンするに至った経緯をこう話す。
「最初は自宅で使う子供のおもちゃ入れが欲しいと思って、籠に興味を持ったんです。どんなものがあるかと調べたり図鑑を見たりしているうちに、籠自体の魅力にはまりました。籠は女性のものというイメージがあるけれど、いわゆる“カゴバッグ”だけが籠にあらず。その多岐にわたる魅力や違いに迫る場所があればいいな、と」。表情豊かで普遍的な美しさをもつ古今東西の籠。存在感のあるインテリアとしても改めて注目したい。
http://casabrutus.com/design/28689

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