苫小牧民報 2018/9/15配信
神々に豊漁を祈願した職員たち
アイヌ民族文化財団は13日、白老町内のウヨロ・白老川河口で秋サケの豊漁を祈る伝統儀式「ペッカムイノミ」を執り行った。河口には水源の神など5神が祭られた祭壇が設けられ、新鮮な秋サケを備えるとともに、自然の恵みへの感謝と本格化した秋サケ漁の豊漁などを祈った。
サケはアイヌ語で「シペ」「カムイ チェプ」と呼ばれ、アイヌの人々は本格的な冬を迎える前に食料を確保する必要があり、保存に適したサケは貴重な食料とされてきた。このため、アイヌの人々はサケが遡上(そじょう)する時期に豊漁と安全を祈願するペッカムイノミを行ってきた。ただ、自由にサケを取ることができなくなり、伝統儀式は廃止されたが、旧アイヌ民族博物館では、毎年9月に儀式を行っており、同財団に合併された今年も儀式を継承している。
この日は、毎年実施している河口にトマリオルンカムイ(船着き場の神)、チワシコロカムイ(波立ちの神)、ペテトクンカムイ(水源の神)、ペットウンカムイ(河口の神)、ケマコシネカムイ(キツネの神)のヌサ5神を祭る祭壇が設けられ、伝統作法にのっとってサケの豊漁と神々への感謝、そして相次ぐ自然災害を受けてこれ以上、試練を与えないよう神々に祈りをささげた。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14673/
神々に豊漁を祈願した職員たち
アイヌ民族文化財団は13日、白老町内のウヨロ・白老川河口で秋サケの豊漁を祈る伝統儀式「ペッカムイノミ」を執り行った。河口には水源の神など5神が祭られた祭壇が設けられ、新鮮な秋サケを備えるとともに、自然の恵みへの感謝と本格化した秋サケ漁の豊漁などを祈った。
サケはアイヌ語で「シペ」「カムイ チェプ」と呼ばれ、アイヌの人々は本格的な冬を迎える前に食料を確保する必要があり、保存に適したサケは貴重な食料とされてきた。このため、アイヌの人々はサケが遡上(そじょう)する時期に豊漁と安全を祈願するペッカムイノミを行ってきた。ただ、自由にサケを取ることができなくなり、伝統儀式は廃止されたが、旧アイヌ民族博物館では、毎年9月に儀式を行っており、同財団に合併された今年も儀式を継承している。
この日は、毎年実施している河口にトマリオルンカムイ(船着き場の神)、チワシコロカムイ(波立ちの神)、ペテトクンカムイ(水源の神)、ペットウンカムイ(河口の神)、ケマコシネカムイ(キツネの神)のヌサ5神を祭る祭壇が設けられ、伝統作法にのっとってサケの豊漁と神々への感謝、そして相次ぐ自然災害を受けてこれ以上、試練を与えないよう神々に祈りをささげた。
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