朝日新聞 2018年9月20日09時10分
被害を受けた土器などの整理作業が始まった=19日午前、厚真町の軽舞遺跡調査整理事務所
厚真・軽舞遺跡、縄文土器15点が破損
厚真町の軽舞(かるまい)遺跡調査整理事務所で19日、大きな揺れで倒れたり、破損したりした土器など遺物の整理作業が始まった。アイヌ文化の貴重な遺物は、特別室のケースに収めて保管されていたため無事だった。
作業は、厚真町の学芸員や遺跡発掘の作業員ら約10人で進められた。ロビーに展示していた土器や石器など約300点を整理したところ、縄文土器約15点が破損被害を受けたことがわかった。約900点の民具や動物の剥製(はくせい)、パネルなどを展示していた常設展示室は天井がはがれ落ち、手つかずのままだ。
厚真町では、厚幌ダム建設に伴う遺跡発掘調査により、縄文時代から近世にいたる遺物がたくさん出土。旧鹿沼小学校体育館などにも、土器片など約215万点が保管され、棚が倒れたりする被害が出ている。ただ、いまは「そこまで手が回らない」(乾哲也学芸員)状態だ。 (深沢博)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1809200100002.html?_requesturl=articles%2FCMTW1809200100002.html&rm=158
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厚真・軽舞遺跡、縄文土器15点が破損
厚真町の軽舞(かるまい)遺跡調査整理事務所で19日、大きな揺れで倒れたり、破損したりした土器など遺物の整理作業が始まった。アイヌ文化の貴重な遺物は、特別室のケースに収めて保管されていたため無事だった。
作業は、厚真町の学芸員や遺跡発掘の作業員ら約10人で進められた。ロビーに展示していた土器や石器など約300点を整理したところ、縄文土器約15点が破損被害を受けたことがわかった。約900点の民具や動物の剥製(はくせい)、パネルなどを展示していた常設展示室は天井がはがれ落ち、手つかずのままだ。
厚真町では、厚幌ダム建設に伴う遺跡発掘調査により、縄文時代から近世にいたる遺物がたくさん出土。旧鹿沼小学校体育館などにも、土器片など約215万点が保管され、棚が倒れたりする被害が出ている。ただ、いまは「そこまで手が回らない」(乾哲也学芸員)状態だ。 (深沢博)
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