先住民族関連ニュース

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被災遺物の整理始まる

2018-09-21 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年9月20日09時10分
被害を受けた土器などの整理作業が始まった=19日午前、厚真町の軽舞遺跡調査整理事務所
厚真・軽舞遺跡、縄文土器15点が破損
 厚真町の軽舞(かるまい)遺跡調査整理事務所で19日、大きな揺れで倒れたり、破損したりした土器など遺物の整理作業が始まった。アイヌ文化の貴重な遺物は、特別室のケースに収めて保管されていたため無事だった。
 作業は、厚真町の学芸員や遺跡発掘の作業員ら約10人で進められた。ロビーに展示していた土器や石器など約300点を整理したところ、縄文土器約15点が破損被害を受けたことがわかった。約900点の民具や動物の剥製(はくせい)、パネルなどを展示していた常設展示室は天井がはがれ落ち、手つかずのままだ。
 厚真町では、厚幌ダム建設に伴う遺跡発掘調査により、縄文時代から近世にいたる遺物がたくさん出土。旧鹿沼小学校体育館などにも、土器片など約215万点が保管され、棚が倒れたりする被害が出ている。ただ、いまは「そこまで手が回らない」(乾哲也学芸員)状態だ。 (深沢博)
https://digital.asahi.com/articles/CMTW1809200100002.html?_requesturl=articles%2FCMTW1809200100002.html&rm=158

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防災のために山脈を守れ 台風オンポンの教訓

2018-09-21 | 先住民族関連
日刊まにら新聞2018.9.21
 自然災害の際、生態系は国土の守り手になる。欲に駆られて森を切り払ってしまえば、台風オンポン(マンクット)のようなスーパー台風が直撃した時、山から水も泥も流れ出し、土砂崩れが起きる。
 フィリピンには、北はカガヤン州から南はケソン州まで、680キロメートルにもわたる国内最大のシエラマドレ山脈、コルディリエラ地域6州といくつかの州の一部を覆うコルディリエラ山脈、都市化が進みすぎて問題の多いタガイタイ市を擁するタガイタイ山地などの山脈地帯がある。2年前にはオンライン署名サイトのChange.orgでこうした山脈を守るための署名が行われた。その際、シエラマドレについて「国内の森林面積の40%を占める比最大の原生熱帯雨林である」とし、フィリピンワシなどの固有種を含む多数の野生生物の生息地であること、さらに先住民族にとって薬草庫であり聖なる地でもあることが指摘された。
 自然保護による防災と合わせて、災害が起きる前に人々を行動させる積極的な気象予報も必要だ。今回は、12日の時点で台湾がスーパー台風と予想していたにもかかわらず、比気象庁は通常の台風扱いだった。地方政府も避難所の準備を十分にしていなかった。比気象庁は全くもって受け身の対応だ。結局オンポンの通過後、ベンゲットでは土砂崩れに埋まった鉱山労働者の遺体を掘り出すことになり、ヌエバビスカヤ州では土砂崩れ災害の復旧作業を行っている。 
 我々が今回目撃したように、オンポンのメッセージは、山々を破壊するのを止めよということだ。我々はもっと木を植え、自然を敬わなければならない。
 しかしながら、シエラマドレのヌエバエシハ州の一画で地元政治家による採石事業がすでに始まっている。これは環境天然資源省鉱山地質学局による許可も得ている事業なのだ。(タイムズ、ルールデス・ティキア)
http://www.manila-shimbun.com/column/opinions/series240227.html

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台湾の魅力を発信 観光局、業者ら200人率いて訪日 東京でイベント参加

2018-09-21 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2018/09/20 16:39
(東京 20日 中央社)日本に台湾の魅力をPRするため、交通部(交通省)観光局の周永暉局長と台湾観光協会の葉菊蘭会長が、地方自治体や旅行業者など約200人を率いて19日から訪日している。20日に東京都内で開幕した観光イベント「ツーリズムEXPOジャパン2018」に出展するほか、東京スカイツリータウンや上野恩賜公園で開催されるイベントに参加する。
交通部の統計によれば、2017年に日本を訪れた台湾人は約462万人に上ったのに対し、訪台日本人はその半分以下の約190万人。19日に開催された懇親会に出席した日本旅行業協会(JATA)の田川博己会長は、日台間の交流人口の不均衡について葉会長から指摘されていることに言及し、その差を早く縮められればとの姿勢を示した。今回の訪問団には台湾11県市が参加しており、訪台日本人客200万人突破を目標に観光の魅力を発信する。
ツーリズムEXPOジャパンの台湾館は、台湾の多彩な色を伝える「Meet Colors!台湾」がテーマ。参加業者を地域ごとに分け、各地の多様な魅力をアピールする。台湾原住民(先住民)によるパフォーマンスも行われるという。
観光局と観光協会は22日、東京スカイツリータウンで「2018台湾観光プロモーションin東京」を開催。22~23日に上野恩賜公園で催されるカルチャーイベント「TAIWAN PLUS 2018 文化台湾」にも参加する。
(楊明珠/編集:楊千慧)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201809200005.aspx

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クナシリ・メナシの戦い犠牲者を供養【根室】

2018-09-21 | アイヌ民族関連
根室新聞 2018.09.19

犠牲者の数だけイナウを立てて供養する参加者ら
 1789年(寛政元年)のクナシリ・メナシの戦いで犠牲になったアイヌ民族を供養する「ノツカマップ・イチャルパ」がこのほど、ノツカマップの㈲丸星水産番屋と納沙布岬で行われた。供養祭には道内各地から30人の関係者が参加。犠牲になった37人分のイナウ(木幣)を立て、ノツカマップの丘から海に向かって祈りを捧げながら、無念の最期を遂げた祖先を手厚く供養した。
 公益社団法人北海道アイヌ協会の根室アイヌ協会が主催し、儀式は阿寒のノツカマップ・イチャルパ実行委員会が主宰。イチャルパ(供養祭)は今年で45回目を迎え、一日目にノツカマップ、二日目に納沙布岬にある和人の墓碑「横死七十一人之墓」でそれぞれ行った。
 このうち、一日目のノツカマップでは、海を望む小高い丘に立てたイナウに酒や果物、米などを供えて犠牲者を供養した。今年は北海道アイヌ協会本部から理事の高木喜久恵さん(71)=白糠町=が初めて参加し、「犠牲者を悼むとともに、先祖に感謝し、後継者としてこれからも頑張る決意を持った」と話していた。
 この後アイヌ民族運動家で木彫家・シンガーの結城幸司さん=札幌市=がアイヌ音楽「クナシリメナシに馳せる想い」と題した講演を予定していたが、6日の胆振東部地震の影響で来根がかなわず中止となった。深夜は海に向かって叫び祈る「ケウタンケ」、翌日は納沙布岬へ移動して、和人の墓碑を前にイチャルパを行った。
 クナシリ・メナシの戦いは、寛政元年5月に和人の武力抑圧と横暴に対して国後とメナシ(現在の標津町、羅臼町付近)のアイヌ民族が平和を願って蜂起し、和人71人を殺害したことから、アイヌ指導者37人が処刑された。イチャルパは同協会が昭和49年から、年に一度の供養を続けている。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/7767

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