先住民族関連ニュース

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今週のおすすめ紙面 アイヌ遺骨返還の物語/住民主体で「防災マップ」/「性別」巡る議論の「壁」

2018-09-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年9月17日 東京朝刊
 ◆ストーリー
アイヌ遺骨返還の物語 23日・日曜日 1面、ストーリー面
 北海道大学に研究目的で収集されたアイヌの遺骨約1000体が保管されています。今夏、この中の1体が遺族に返還されることが決まりました。返還されるのは樺太アイヌの首長バフンケ(日本名・木村愛吉)の遺骨です。日露両国のはざまで生きてきたバフンケの遺骨はなぜ収集されたのか。近代史の間で翻弄(ほんろう)された一族の歴史と遺骨をめぐる物語をひもときます。
https://mainichi.jp/articles/20180917/ddm/004/040/063000c

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北海道)山津波、もう二度と 苫小牧でカムイノミ

2018-09-17 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年9月17日03時00分斎藤茂洋、深沢博
 
北海道苫小牧市で16日、アイヌ民族によるカムイノミ(神々への祈り)が行われた。胆振東部地震の犠牲者に祈りを捧げるとともに、地震がおさまり、再び山津波が起きないように祈った。
 主催した苫小牧アイヌ協会によると、アイヌ民族はこの世に存在するあらゆるものに「魂」が宿っていると考え、動植物、火や水や土、天候など人間の力の及ばないものなどを「カムイ」として敬ってきた。
 アイヌ語で地震は「シリシモイエ」、山津波は「オキムンペ」。カムイノミは豊穣(ほうじょう)の秋を祈る儀式で、今年も地震発生前から実施することが決まっていた。
 祭司を務めた同協会の澤田一憲会長(63)はこれまで、今回の地震で36人が亡くなった厚真町のカムイノミでも祭司を務めてきた。「被災地の一日も早い復興を天に祈った」と語った。(斎藤茂洋、深沢博)
https://www.asahi.com/articles/ASL9J3CGYL9JULOB001.html

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「銀の滴」10の謎解説 登別で知里幸恵フォーラム

2018-09-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/16 05:00
【登別】「知里幸恵フォーラム」(NPO法人知里森舎主催)が15日、市中央町5のホテル平安で開かれ、人気漫画「ゴールデンカムイ」でアイヌ語を監修した千葉大の中川裕教授が150人を前に「銀の滴の謎」のテーマで講演した。
 アイヌ神謡集の「銀の滴降る降るまわりに」は、難解な部分が多いことで知られる。講演では代表的な10の謎について解説した。
 中川教授は主人公のシマフクロウについて「昼間に飛んでおり、子どもがこの鳥に覆いかぶさる場面もあり、大きさ的に違和感がある」と指摘。別の神謡集などと比較して読み解くと、鳥は架空の鳥の斑紋鳥で、「幌別に伝わった際にシマフクロウに変わった可能性がある」などと解説した。
 東京から講演を聞きに来た会社員、関屋瑞樹さん(22)は「銀の滴はイメージが浮かばない場面も多かったが、講演を聴き納得できた」と話した。講演後、旭川チカップニアイヌ民族文化保存会による演舞も披露された。(池田静哉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/228830

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『ゴールデンカムイ』リメイク漫画『シルバーカムイ』公開 敬老の日記念でキャラ老人化

2018-09-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/17 00:00

 『ゴールデンカムイ』の絵とせりふ、キャラクターを老人化したフルリメイク漫画『シルバーカムイ』が、敬老の日のきょう17日に特設サイトで公開された。
【画像】老人化したアシリパさんのグルメシーン
 これは『ゴールデンカムイ』のコミックス15巻が19日に発売されることと、発売日が敬老の日に近いことを記念して企画されたもの。『シルバーカムイ』は、『ゴールデンカムイ』の中で特に人気がある第20話「食い違い」、第51話「殺人ホテルだよ全員集合!!」、第52話「無い物ねだり」、第53話「不敗の牛山」、第54話「ことづて」、第115話「蝗害」、第116話「青い目」をシルバー仕様の絵とせりふで全96ページ収録している。
 制作は、このために結集した特別チームで、編集部の監修のもと、杉元やアシリパといった人気キャラクターたちの老人の姿ほか、せりふやストーリーも原作とは異なる、特別版ならではの展開を楽しめる。また、特設サイトでは『ゴールデンカムイ』もあわせて公開されており、比較しながら読むことができる。
 『ゴールデンカムイ』は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中。明治時代の北海道を舞台に、アイヌが遺したという大金を手に入れるため、元兵士の杉元佐一がアイヌの少女と行動をともにし、一攫千金を夢みるサバイバル漫画。10月8日よりTOKYO MXなどでテレビアニメ第2期が放送される。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/228975

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「北海道に思いを」武四郎展、津市で15日開幕

2018-09-17 | アイヌ民族関連
読売新聞 2018年09月14日

 「北海道」の名付け親として知られる松阪市出身の探検家・松浦武四郎を紹介する企画展「幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎―見る、集める、伝える―」が15日、津市の県総合博物館(みえむ)で開幕する。生涯を旅にささげた好奇心と情熱、アイヌの実情を伝える使命感など、生誕200年を迎えた武四郎の多様な顔を明らかにする。北海道は6日の地震で大きな被害を受けた。展示の担当者は「武四郎が第一人者として自負した北海道にも思いをはせてほしい」と願いを込める。
 今回の企画展では、本人の著作や収集品など計約430点(うち国重要文化財約180点)を展示する。
 探検家の業績として有名な「東西蝦夷えぞ山川さんせん地理取調図とりしらべず」は計26枚の大地図で、並べると縦2・4メートル、横3・6メートルになる。北海道全域の緻密ちみつな地形と共に、約9800のアイヌ語の地名が記されている。
 武四郎の踏査はアイヌ民族の協力がなければ不可能だったとされ、寝食を共にする中で親近感が強まった。著作には、巧みな狩猟術や首長のカリスマ性といった生き生きとしたアイヌが登場する。
 一方、商人や松前藩から搾取されるアイヌの窮状を告発した書物もある。太田光俊学芸員(40)は「現地主義に徹し、情報を伝えることに力を注いだ武四郎はルポライターのようだ」と話す。
 「収集家」としての武四郎を物語るのは、晩年、絵師に描かせた「武四郎涅槃図ねはんず」(国重文)。仏教絵画の涅槃図は最期を迎えた釈迦を取り巻くように菩薩ぼさつや動物が配置されるが、武四郎の場合は、幸せそうに横たわる本人の周りに収集した郷土玩具などが並ぶ。
 武四郎は北海道にとどまらず、九州、四国、東北などほぼ全国を歩いた。展示では、黒船来航に右往左往する幕末維新期の激動の中、情報収集に奔走した「志士」の顔も浮き彫りにする。
 武四郎が手紙を残し、突然旅に出たのは16歳の時。実家前の参宮街道を伊勢参りの旅人が行き交い、東海道が通る三重は東西交流の結節点だった。太田学芸員は「全国の人や情報をつないだ『旅の巨人』は、三重という土地だからこそ生まれた」と語る。企画展は11月11日まで。休館日あり。観覧料は一般800円、学生480円、高校生以下無料。問い合わせは同館(059・228・2283)。
 まつうら・たけしろう(1818~88年) 江戸末期から明治期の探検家、役人。6度にわたり蝦夷地えぞち(北海道)を踏査した。明治政府に提案した蝦夷地に代わる六つの名称案の一つが「北加伊道ほっかいどう」で、「この土地に生まれた者」を意味するアイヌ語「カイ」を込めた。1869年、「北海道」と命名された。晩年は三重、奈良県境の大台ヶ原に登り、東京神田の書斎「一畳敷」で旅人生を振り返った。(菊池宏一郎)
研究者、10月松阪に…フォーラムで小中学生も発表
 「松浦武四郎フォーラム 武四郎の道は未来へとつづく」が10月13日、松阪市川井町のクラギ文化ホールで開かれる。実行委員会主催。
 作家で明治学院大教授の高橋源一郎さんが「未来から来た人」と題して基調講演。小中学生は武四郎を学習した成果を発表する。武四郎の書斎「一畳敷」を研究したコロンビア大学名誉教授のヘンリー・スミスさん、北海道大学アイヌ・先住民研究センター客員教授佐々木利和さん、松浦武四郎記念館の主任学芸員山本命さんが「知れば知るほど武四郎が識しりたくなる」をテーマにトークセッションする。
 午後1時半開会。定員1200人で入場無料。フォーラム事務局のホームページ(https://business.form-mailer.jp/fms/dd55969c76075)から申し込む(10月5日締め切り)か、松阪市役所などで配布している入場整理券が必要(どちらも先着順)。問い合わせは市文化課(0598・53・4393)。
https://www.yomiuri.co.jp/local/mie/news/20180914-OYTNT50037.html

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