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アイヌ民族題材の舞台 平取で上演 宇梶剛士さんに聞く 「再び歩む」伝えたかった 自然の中での芝居実感

2021-07-06 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/06 05:00
舞台に込めた思いについて優しく語る宇梶剛士さん(北海道新聞)
 【平取】俳優の宇梶剛士さん(58)主宰の劇団「パトスパック」(東京)が4日、アイヌ民族をルーツに持つ青年を描いた「永遠ノ矢=トワノアイ」を町中央公民館で上演した。国のアイヌ政策推進交付金を活用した町の事業で、町民約200人が観賞。終演後、宇梶さんに、この芝居に込めた思いやアイヌ民族とのつながりを聞いた。
 「トワノアイ」は宇梶さん作・演出の2019年の作品。東京で生まれ育った主人公の青年が、アイヌ民族の亡き父の故郷・北海道で暮らす不仲の兄を訪ね、自身のルーツや家族と向き合う物語だ。宇梶さんも主人公の叔父役で出演している。1日に釧路で道内初上演。「いつかは北海道で」と思っていただけに、「凱旋(がいせん)公演のような気分」と話す。
 宇梶さんは東京出身で、母親はアイヌ民族の権利回復運動に取り組む古布絵作家の宇梶静江さん(浦河町出身)だ。1993年にアイヌ民族を描いた舞台「偽(にせ)エカシの筏(いかだ)」を制作したが、衣装の文様に関して指摘を受けて勉強不足を痛感し、その後は尻込みする気持ちもあった。
 そんな時、「民族共生象徴空間(ウポポイ)」のPR大使への起用や、幕末の探検家、松浦武四郎を扱ったドラマ「永遠のニシパ」(2019年放送)でアイヌ民族の役を演じた経験を通して、多くのアイヌ民族と出会いを重ねた。その結果、「自分は彼らとどう向き合い、何ができるのか」との気持ちになり、「(舞台を)やるなら今」と思ったという。
 平取町には、これまでも何度か訪れており、友人も多い。「古くからの文化が残っている町。都市とは違って、自然に囲まれた中で芝居をやっている感じはありますね」
 宇梶さんは「アイヌ民族のためだけの話ではなく、(同じ)時代を生きている人の話」と言い、「立ちすくんだりうずくまっている人が、人との向き合いの中で、もう一度歩んでみようと思えること」を伝えたかったという。「個人も民族も地球の彩りの一つ。演劇を通して、その彩りを見つめ知ってもらうことで、少しでも心が温かくなってくれたら」とも。
 今回の道内公演は計3回で、釧路、平取に続き7日には北見市で上演する。「今後も、できる限り北海道の多くの場所で上演させてもらいたい」と力を込めた。(杉崎萌)
◆永遠のニシパのシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/563653

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漫画「ゴールデンカムイ」のアイヌ民具 200点展示にファン歓喜

2021-07-06 | アイヌ民族関連
毎日新聞 7/4(日) 11:36配信

原画や作品に登場するアイヌ民具などが並ぶ特別展=北海道白老町若草町2の国立アイヌ民族博物館で2021年7月3日午後2時28分、平山公崇撮影
 北海道白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の国立アイヌ民族博物館で3日、人気漫画「ゴールデンカムイ」に登場するアイヌ民具など約200点を並べた特別展が始まった。8月22日まで。漫画は日露戦争後の北海道を舞台にアイヌ民族の少女と元軍人らが活躍するストーリーで、週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載している。
 作者の野田サトルさんの取材に協力した田村将人・展示企画室長(45)は「事実をきちんと調べて忠実に表現している作品なので展示物とともに楽しんでほしい」。家族と訪れた札幌市の会社員、佐藤裕之さん(46)は「たまたま来たら企画展が始まっていた。原作のファンなのでうれしい」と話した。【平山公崇】
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e5af4f6ddd6e32e313872b4544aeb1dc2e35e4

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オーストラリアの五輪代表は472人 史上2番目の選手数 女性比率は過去最高の53・8%

2021-07-06 | 先住民族関連
スポニチ 7/5(月) 9:28
東京五輪にオーストラリア代表として出場する女子テニスのバーティー(AP)
 オーストラリアが東京五輪に472人の選手を派遣することになった。5日に発表されたもので33競技中30競技に出場。AP通信によれば男子218人に対して女子は254人で、女性比率(53・8%)は前回リオデジャネイロ五輪(50・9%)を上回って同国では歴代最高となった。
 代表の中には先住民族を家系に持つ選手が16人含まれており、女子テニスの世界ランク1位のアシュリー・バーティー(25)もその1人。代表最高齢は馬術競技に出場するメアリー・ハンナで66歳。同競技に出場するアンドリュー・ホイ(62)は8回目の五輪出場となる。なお最も多くの選手が出場するのは陸上競技で、計63人がエントリーされている。
 なおオーストラリアの過去の五輪における最多選手数は2004年アテネ大会の482人。東京五輪は同国史上2番目に多い選手数となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fc47cca55efcf3e1f332d8856b0908436fb851d

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ブラジル、違法採掘深刻 熱帯雨林破壊 「大統領が推奨」先住民怒り

2021-07-06 | 先住民族関連
毎日新聞 2021/7/6 東京朝刊 有料記事
ヤノマミ族の先住民保護区で違法採掘を拡大させるグループのキャンプ=違法採掘を監視するNGOウトゥカラ提供。上空からの監視活動で4月撮影
 南米ブラジルの先住民ヤノマミ族が暮らすアマゾンの先住民保護区で、違法な金の採掘に伴う熱帯雨林の破壊が加速している。ヤノマミ族は、ボルソナロ政権による環境保護軽視などがこうした違法行為を助長していると非難する。
 「熱帯雨林の破壊や違法採掘はいつの時代も行われてきた。だが、以前の政権と異なり今の政権はそれを推奨している」。ヤノマミ族の指導者、アルミールさん(46)は毎日新聞の電話取材にボルソナロ政権を厳しく批判した。
 北部アマゾンの熱帯雨林に広がる先住民保護区は無断立ち入りや開発行為が禁止されており、環境保全の役割も果たす。だが開発の解禁を目指すボルソナロ大統領が2019年に就任後、野焼きや伐採などの違法行為は活発化している。
この記事は有料記事です。 残り803文字(全文1119文字)
https://mainichi.jp/articles/20210706/ddm/007/030/090000c

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カナダで気温49℃、森林火災で町の9割が火の海に 火災積乱雲に警戒

2021-07-06 | 先住民族関連
ニューズウィーク 7/5(月) 18:26
ヒートドーム現象による高気温が続くカナダで、気温が観測史上最高を記録した。バンクーバーが位置する西岸のブリティッシュ・コロンビア州(以下「B.C.州」)では、高温と乾燥した空気によって100件超の山火事が発生し、現在も進行している。
同州の山間にあるリットンの町では、気温が華氏121度(摂氏49.6度)に達し、カナダ観測史上最高を記録した。高気温はその後、町内で大規模な森林火災を招くことになる。カナダ民放局のCTVは地元紙の情報として、7月1日朝までに被災面積が2万エーカーに達し、リットンの町の90%を焼き尽くしたと報じている。
火災発生を受けて町民250人全員に対して避難命令が出されたが、これまでに2名の死亡が確認された。町長はカナダ放送協会のインタビューに対し、「悲惨な状況だ。町全体が炎に包まれている」と述べている。強い南風にあおられ、火災は一時、時速10キロから20キロの早い速度で北側へ広がったとみられる。
当時炎は人間の腰から腹ほどの高さに達し、町の至るところで家屋が火に呑まれた。町長は自らの避難の瞬間を振り返り、「町を車で抜けたが、もう一面の煙と炎で、電線は至る所で切れて垂れていて」と述べる。火は猛烈な勢いで広がっており、町の一部で煙が確認されてから一帯が火に呑まれるまで、ものの15分ほどだったという。ある住民は「ただただ信じられません。理解が追いつかない」「私たちの町がまるごとなくなったんです」と呆然と語っている。
■ 列車火災が延焼か ほかにも山火事は173件
町を壊滅状態に追い込んだ火災は自然発生したものとみられていたが、 その後の調査により、町内を通過する列車が火元になった可能性が浮上した。渓谷を流れるフレーザー川沿いに広がるリットンの小さな町は、南北に走る主要道路と並行し、鉄路が走っている。
町に住む夫妻はカナダのグローバル・ニュースに対し、列車の下で燃える炎を見たと証言している。また、同じ目撃談が現地付近の先住民族からも寄せられた。列車はリットンの町を通過した後に出火が確認され鎮火しているが、これ以前に自然豊かな沿線の草木に火種を撒き、高気温と乾燥で町全体に延焼した可能性が疑われる。
リットンの例に限らず、B.C.州内ではほかにも火災が続出している。公共放送のカナダ放送協会は7月3日、同州内の消防隊が170件以上の森林火災への対処を迫られていると報じた。一部地域では煙によって視程が悪化しており、地上と上空からの消火活動が困難になる恐れがあるという。
バンクーバー・サン紙によると、7月4日午前の時点でも173件の森林火災が同時進行しているようだ。州森林火災局はこのうち42%が制御不能の状態にあり、さらに16%について判断を保留していると発表した。
■ 火災積乱雲の発生で悪循環の危険も
大規模火災特有の気象現象により、状況はさらに悪化する可能性がある。広域で火災が発生すると、高熱による上昇気流によって煙の粒子を含む空気が上空へと吹上げらる。空気中の水分は高度が上がるにつれて冷却されて凝縮し、やがて不純物を含む積乱雲を形成する。「火災積乱雲」と呼ばれる雲の誕生だ。
積乱雲は一般に、強力なダウンバーストを発生させることがある。これは、上空で冷やされて重くなった空気が下降気流を形成し、鉛直下方向に強力に吹き付ける現象だ。森林火災の上空で火災積乱雲が形成されると、地面に到達したダウンバーストが炎と燃えさしを周囲に運び、火災を周辺域に広げる恐れがある。ダウンバーストの到達範囲は広く、火災の発生域から数キロないし数十キロ離れた地域にまで及ぶことがあるため、近隣の街では警戒が必要だ。
これに加え、落雷の発生という面でも火災積乱雲は厄介だ。火災積乱雲は2019年にオーストラリア南部のバーンズデールで起きた大規模な森林火災の際にも発生しており、落雷が森林に達すれば新たな野火を招きかねないとして問題視されていた。今回のカナダでも、7月3日までの過去24時間にB.C.州内で99件の森林火災が発生しており、うち7割近くが落雷に起因するものとなっている。
火災積乱雲による雷は、通常の積乱雲よりも大きなエネルギーを長時間かけて放出する性質があるため、落雷による火災を招きやすい。これは、電荷の違いによるものだ。夏季の積乱雲は通常、雲内部に溜まった負の電荷を中和しようとする「負極性落雷」が多い。一方で火災積乱雲は構成粒子の違いにより、逆の「正極性落雷」を発生させることが多い。ひとたび落雷が起きれば高エネルギーにより雷撃点で火災は起きやすく、森林火災と積乱雲が互いを呼び込む悪循環が懸念されている。
B.C.州では現在も火災が継続しており、緊張が続く。州の消防情報官はカナダ放送協会に対し、高気温と空気の乾燥が依然として継続しているため、火災を招きやすい状況が続く見込みだとコメントしている。
青葉やまと
https://news.yahoo.co.jp/articles/553fd3db7c4c31511b2ba0e3c2f2f58ac63dd389

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ゴールデンカムイファンに人気!アイヌの人たちが恐れた「伝説が残る渓谷」

2021-07-06 | アイヌ民族関連
北海道Likers 2021/07/05 22:00

ゴールデンカムイファンに人気!アイヌの人たちが恐れた「伝説が残る渓谷」
アイヌ語で「カムイ(神)コタン(集落)」と呼ばれ、古くからアイヌの聖地とされていた渓谷が旭川市にある『神居古潭(かむいこたん)』です。
『神居古潭』は、札幌市方面から国道12号線で旭川市街地に入る手前、石狩川が上川盆地から石狩平野に流れる境となる場所にあります。渓谷を形成する岩石は、長い年月をかけ石狩川によって浸食され、アイヌ伝説に登場する奇岩や『神居古潭おう穴群』になりました。
アイヌの伝承(ユーカラ)に登場するアイヌの聖地
アイヌの人たちにとって舟が唯一の交通手段だったその昔、急激に川幅が狭くなるため流れが激しくなるこの場所は、よく舟が転覆する難所だったそう。アイヌの人たちは、渓谷に棲む魔人(ニッネカムイ)の仕業と恐れ、祈りを捧げて通ったということです。
アイヌ伝説では、川に大きな岩を投げ込んでアイヌの村に洪水が起こるようにしたニッネカムイを、英雄神サマイクルがここで倒したとされています。
サマイクルによって追い詰められたニッネカムイが、川に飛び込んだ際に足をとられた跡が『おう穴群』で、すぐ上流の岩にはサマイクルが切りつけた“刀跡”もあります。首をはねられたニッネカムイは岩になってしまい、首は川に落ちて「魔人の頭(ニッネカムイ・サパ)」に、胴体は立ち尽くしたまま「魔人の胴体(ニッネカムイ・ネトパケ)」となったということです。
周囲には北海道や旭川市が指定する文化財
ニッネカムイが足をとられた跡と伝えられる『おう穴群』は、神居大橋(吊り橋)の上流と下流1.2kmの範囲に7か所見られます。おう穴とは、川床の岩石の窪みに小石が入り込んで浸食してできた穴のことです。『神居古潭おう穴群』は地質学的に大変重要なもので、旭川市の指定文化財(天然記念物)になっています。
吊り橋から1.5kmほど下流には、北海道指定文化財の『神居古潭竪穴住居跡』があります。奈良時代末期から平安時代にかけて使用されていたと考えられていて、擦文式土器などが出土しています。
対岸の神居山中腹には、『神居古潭ストーンサークル遺跡』があります。発掘された土器は文様から縄文時代後期中頃のものとされ、ストーンサークルも同じ時代に使用されていたと考えられています。
旧神居古潭駅舎とSL
吊り橋を渡ると、明治43(1910)年建設当時の姿そのままの『旧神居古潭駅舎』やホームが残されています。神居古潭駅は、函館本線の納内〜伊納駅間がトンネル化され昭和44(1969)年に廃駅となりましたが、数少ない明治期の駅舎建築として貴重なことから復元され、旭川市の有形文化財(建造物)として登録されています。
また、大正から昭和時代に北海道の輸送を支えたSL蒸気機関車『D51』『C57』『29638』の3台も展示されています。
昨年、白老に『民族共生象徴空間(ウポポイ)』がオープンして、アイヌ文化に注目が集まっています。『神居古潭』は、アイヌの少女がヒロインの人気コミック『ゴールデンカムイ』にも登場した場所として、たくさんのゴールデンカムイファンも訪れています。ぜひ、アイヌ伝説の舞台となった場所を訪れてみませんか。
<スポット概要>
■スポット名:神居古潭
■所在地:北海道旭川市神居町神居古潭
■駐車場:無料駐車場あり
https://news.goo.ne.jp/article/hokkaidolikers/region/hokkaidolikers-20210705-40783.html

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