北海道新聞04/19 22:03
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/0d/4a3cac83655318edb4bbb95768cef37b.jpg)
釧路市立博物館のアイヌ文化映像展示コーナーで上映されている「釧路地域の歌と踊り」
釧路市立博物館は、釧路市や白糠町などのアイヌ民族に伝わる歌と踊りを映像で紹介する「釧路地域の歌と踊り」を制作し、館内で上映している。各地のアイヌ文化保存会などの協力を得て収録し、歌詞や踊りの意味を解説する字幕を付け、アイヌ文化の魅力をわかりやすく伝える内容にした。本年度も伝統的な儀式を撮影する予定で、アイヌ文化の魅力発信に力を入れる方針だ。
同博物館は2019年度にアイヌ文化映像展示コーナーを開設。現在の釧路管内で伝承されている歌と踊りの魅力を知ってもらおうと、国のアイヌ政策推進交付金を活用して新たに映像を制作。3月に完成した。
内容は釧路管内のアイヌ協会と相談して構成。阿寒アイヌ民族文化保存会、白糠アイヌ文化保存会、春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会が収録に協力した。
女性による「座り唄」をはじめ、種まきや酒造りといった労働の様子を模した踊り、生き物や自然に感謝する踊りなど18種類を約35分間の映像で紹介し、字幕で歌詞の意味や解説を盛り込んだ。地域で踊りやメロディーが異なる場合もあり、文化の奥深さを感じられる内容になっている。
同博物館は本年度も、釧路市春採に伝わる伝統的な儀式を記録するほか、アイヌ文化の体験講座や「歌と踊り」がテーマの企画展も開く予定だ。城石梨奈学芸員は「歌や踊り、言葉などに関心を持ってもらい、釧路地域の文化の特色に理解を深めるきっかけになれば」と期待する。
開館時間は午前9時半~午後5時。月曜休館。入館料は一般・大学生が480円、高校生250円、小中学生110円。問い合わせは同博物館(電)0154・41・5809へ。(野呂有里)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/671574

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釧路市立博物館のアイヌ文化映像展示コーナーで上映されている「釧路地域の歌と踊り」
釧路市立博物館は、釧路市や白糠町などのアイヌ民族に伝わる歌と踊りを映像で紹介する「釧路地域の歌と踊り」を制作し、館内で上映している。各地のアイヌ文化保存会などの協力を得て収録し、歌詞や踊りの意味を解説する字幕を付け、アイヌ文化の魅力をわかりやすく伝える内容にした。本年度も伝統的な儀式を撮影する予定で、アイヌ文化の魅力発信に力を入れる方針だ。
同博物館は2019年度にアイヌ文化映像展示コーナーを開設。現在の釧路管内で伝承されている歌と踊りの魅力を知ってもらおうと、国のアイヌ政策推進交付金を活用して新たに映像を制作。3月に完成した。
内容は釧路管内のアイヌ協会と相談して構成。阿寒アイヌ民族文化保存会、白糠アイヌ文化保存会、春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会が収録に協力した。
女性による「座り唄」をはじめ、種まきや酒造りといった労働の様子を模した踊り、生き物や自然に感謝する踊りなど18種類を約35分間の映像で紹介し、字幕で歌詞の意味や解説を盛り込んだ。地域で踊りやメロディーが異なる場合もあり、文化の奥深さを感じられる内容になっている。
同博物館は本年度も、釧路市春採に伝わる伝統的な儀式を記録するほか、アイヌ文化の体験講座や「歌と踊り」がテーマの企画展も開く予定だ。城石梨奈学芸員は「歌や踊り、言葉などに関心を持ってもらい、釧路地域の文化の特色に理解を深めるきっかけになれば」と期待する。
開館時間は午前9時半~午後5時。月曜休館。入館料は一般・大学生が480円、高校生250円、小中学生110円。問い合わせは同博物館(電)0154・41・5809へ。(野呂有里)
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