映画.COM2022年8月1日更新
ディズニーの公式動画配信サービス「ディズニープラス」。そのコンテンツブランドのひとつである「スター」で、衝撃作が独占配信される。
タイトルは「プレデター ザ・プレイ」、ジャンルはアクション・スリラー。8月5日からディズニープラス「スター」で鑑賞可能――とにかくこの映画、ヤバい! 年齢制限は15+である。
描写の尖り具合で言えば、この世にはヤバい映画が他にも山のようにある。しかし本作「プレデター ザ・プレイ」は、それよりも新たな扉が開かれそうな、名状しがたい強烈な刺激に満ち溢れているのだ。アメリカの観客からは「シリーズ最高傑作」との声も上がってきている。
狩りをするために生きる、“見えない戦闘狂(プレデター)”の恐怖……まずは、予告映像をご覧いただこう。
【予告編】<最強同士の戦い>の幕が今、上がる。
https://www.youtube.com/watch?v=GraprLW9pQ0&t=151s
【この映画が“ヤバい”らしい】究極のデス・ゲーム
姿の見えない戦闘狂を前に、人間はただ狩られるだけ…

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© 2022 20th Century Studios ディズニープラス「スター」で8月5日より独占配信
ディズニープラス「スター」で、こんなに過激な映画が観られていいのか!? 予告編や基本情報をみれば、驚きで椅子から立ち上がってしまうことだろう。
★ヤバい①:ストーリー! プレデター VS 最強の先住民族、壮絶な死闘
1700年代初頭、アメリカ。主人公・ナルは、グレートプレーンズを駆ける偉大なハンターたちのなかで育った。これは、有能な女性戦士ナルの、知られざる物語である。
ほかの若きハンターたちにまさるとも劣らないという自負があるナル。彼女ら“最強の先住民族”コマンチ族に危険が迫った時、人々を守るために動き出す。
彼女は原始的な武器で獲物を追いかけ、最後には高度に進化したエイリアン“プレデター”と対決することになる。両者は熾烈な死闘を繰り広げる……。
★ヤバい②:超過激! 目を覆いたくなるシーンも…強刺激が快感に変わる瞬間を
包み隠さず言うが、観てはいけないものを観ているような――そんな危うさ・背徳感が潜在し、ゾクゾクがかけめぐる映画である。
プレデターによる人々の蹂躙が画面上で展開。次々に体が貫かれ、引き裂かれ、血が吹き上がっては画面にこびりつく。目を覆いたくなるほどの惨劇……。
例えるなら、喉が痛くなるほどの“強”炭酸水。グッと飲み干せば喉を伝って目と脳まで弾け、痛みとともに“生きている快感”が味わえる。そんな感覚だ。
監督はドラマ「ザ・ボーイズ」「ブラック・ミラー」、映画「10 クローバーフィールド・レーン」のダン・トラクテンバーグ。製作総指揮は「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」のマーティ・ユーイングが担い、主人公ナル役はネイティブ・アメリカンの血を引く新星アンバー・ミッドサンダー。
怖いものみたさでもいい、ぜひ本編を覗いてみてほしい。最後まで見届ければ、あなたはこれまでに経験したことのない“新たな快感”に目覚めるだろう。
【このキャラ、とにかく“ヤバい”】
プレデターとは? それは、宇宙最強のハンター
本作は言うまでもなく、カルト的人気を誇る「プレデター」シリーズの最新作だ。
が、この記事を読むユーザーのなかには、「プレデターという名前は知ってるけど、具体的には知らない」という人も少なくないかもしれない。そこで、4つの要素にわけてプレデターの特徴をご紹介。このキャラ、とにかくヤバい――!
★ヤバい①:プレデターは、狩りをしに地球へやってくる
プレデターはたびたび地球にやってきては大暴れするが、目的は何なのか? 詳細は不明だが、どうやら“狩り”であるらしい。
人間にとっての狩りは、「生きるために狩りをする」生存手段のひとつだ。しかしプレデターは、高度な知能を持ちながら、あえて「狩りをするために生きる」生命体なのだ。
宇宙の星々をめぐり、その惑星の“最強の生物”を狩ることを、最高の喜びと考えている最強の地球外生命体。装備は地球よりも遥かに高度な技術でつくられた武器・防具だ。
アーマーは光学迷彩により見えなくなり、獲物に気づかれぬまま超光熱のブラスターで獲物をヘッドショット。ショットガンの銃撃も問題なく耐えるから手に負えない。シリーズ一作目「プレデター」では、アーノルド・シュワルツェネッガーを含む歴戦の猛者たちを、まるで赤子の手をひねるように一方的に屠(ほふ)っていた。
※ちなみに、マスクの下はかなり醜いぞ……!
★ヤバい②:プレデターは、人の頭蓋骨をトロフィーにする
極めて猟奇的な一面は、狩りの後に観ることができる。プレデターは殺害した人間の全身の皮をはぎ、逆さにして高い木などから吊るす。さらに背骨と頭蓋骨をバキバキと取り出し、キレイに洗ってトロフィーにしたりもするのだ。
人間でもワシやトラを剥製にするので、狩りの本質から考えればそこまで残酷ではないかもしれない。が、狩られる側の人間からすると、この頭蓋骨トロフィーは生理的に恐ろしすぎる……。
★ヤバい③:プレデターは、強い者への称賛を惜しまない
しかしながら、ただ野蛮で猟奇的な生命体ではない。勝負事や狩りを好み、想像を超えた力を持つ者には称賛を惜しまない。誇り高き精神を持っているのだ。
「プレデター2」では、あるプレデターを殺した主人公に対し、仲間のプレデターたちが「英雄よ」と称え去っていく、というシーンがあった。人間であれば狩りの最中、獲物に仲間が殺されれば、その獲物を惨殺してもおかしくない。しかしプレデターは怒るどころか称賛するのである。
人間とは全く異なる独特の価値観。これこそが、私たち観客を強く引き付けている理由のひとつだ。
★ヤバい④:世界中でカルト的人気を誇る強キャラ 過去作でさらに楽しめる!
以上3つの特徴により、世界的に熱狂的なファンを持つ人気キャラクター。シリーズは計6作品製作されており、それぞれがカルト的な人気を誇っている(「エイリアンVS.プレデター」というタイトルなど、一度は耳にしたことがあるはずだ)。
人気の秘訣はそれだけではない。シリーズ一作目公開当時は、宇宙人というと高度な文明を持つ知的な存在か、無差別に襲いかかってくる怪物が一般的だった。しかしプレデターのように、高度な技術を持ちながら、逆に原始的な“狩り”を生きる喜びとする設定は斬新だった。それゆえ、プレデターが観客に広く衝撃を与え、人気を獲得していったのだ。
長く続くシリーズゆえ「過去作を観ていないと、新作も楽しめない?」と思っている人もいるだろう。しかし本シリーズは、どの作品も初見で楽しめることが最大の特徴である。
一方で、シリーズを続けて観ると気がつく“仕掛け”もあるので、可能であればぜひ、ディズニープラス「スター」でシリーズを観てほしい! 映画好きとして、そそられる要素は盛りだくさん。例えば初代「プレデター」では、シュワちゃんとプレデターがどんなバトルを繰り広げるのかなどなど、間違いなく気になるはず!
https://eiga.com/movie/96122/special/