先住民族関連ニュース

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アイヌ施策担当相新設 道内「心強い」「格下げ」

2022-08-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/12 05:00
 10日に発足した第2次岸田改造内閣で新設されたアイヌ施策担当相について、道内のアイヌ民族からは政策推進が加速するとの期待の声が出た。一方、大臣は他の担当と兼務のため、どこまでアイヌ施策を実行できるかは未知数だと国の動きを注視する見方も出た。
 「国が真剣に取り組むという姿勢の表れだと心強く感じた」。北海道アイヌ協会の大川勝理事長=日高管内新ひだか町=は担当相の新設をこう歓迎した。差別や貧困に苦しむ人は高齢者を中心に今も多いとし「この国に生まれて良かったと誰もが思える社会を創造してほしい」と話した。
 担当相は岡田直樹沖縄北方担当相が兼務する。岡田氏は就任後の記者会見で、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の活性化などに意欲を示した。
 日高管内平取町の萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(64)は「アイヌ施策はこれまで内閣官房長官が担っていた。担当相新設と言っても兼務では格下げに感じる。どこまでできるのか」と不安視する。2019年施行のアイヌ施策推進法は5年後の見直しが迫るなど、これからがアイヌ施策の重要な時期になると指摘し「付け焼き刃の知識では解決できない。地域の声を丁寧に聞きながら対応してほしい」と注文した。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716905/

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白老仙台藩しのぶ 「陣屋の日」アイヌ古式舞踊も披露

2022-08-12 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/11 20:26

輪になってアイヌ古式舞踊を踊る参加者たち
 【白老】町内の史跡白老仙台藩陣屋跡に親しむイベント「陣屋の日」が11日、仙台藩白老元陣屋資料館と資料館前広場で開かれ、多くの家族連れらが、さまざまな体験や踊りで夏祭り気分を楽しんだ。
 10日の藩士墓地供養祭と史跡内の塩釜神社例大祭に合わせて実施し、今年で12回目。よろいかぶとの試着や手焼きせんべい体験、わたあめやポップコーンの無料提供などが行われ、資料館では白老東高2年生が展示を解説した。
 また、白老民族芸能保存会によるアイヌ古式舞踊や、虎杖浜越後踊り保存会による越後踊りが披露され、参加者たちも輪になって楽しそうに一緒に踊った。虎杖浜越後踊り保存会に所属する70代女性は「毎年楽しみにしているイベントで、踊りの伝承にもつながる」と話した。(小林彩乃)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716850/

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少数民族の人々の権利保護

2022-08-12 | 先住民族関連
vovworld.vn2022年8月11日 | 14:56:00
(VOVWORLD) - この十数年間、政府は山岳地帯と少数民族居住地での社会経済開発を目指す複数のプログラムを展開しています。
8月9日は「世界の先住民の国際デー」です。 これは、1982年にジュネーブで開催された「先住民族に関する国連ワーキンググループ」の第 1 回会合にちなんで設けられ、先住民の権利保護に対する国際社会の関心を高めることを目指すものです。ベトナムにとって、これは、山岳地帯と少数民族居住地での社会経済開発事業とその住民の物心両面の生活改善事業において収められてきた成果および問題点を点検するチャンスでもあります。
ベトナムは54の民族が共に暮らし、その中には53の少数民族が存在します。少数民族の人々の数はおよそ1400万人で、総人口の14.3%を占めています。国の開発事業において、ベトナムの党と国家は常に、各民族間の平等権と団結を重視しています。第13回党大会決議には、各民族間の団結に関する政策は戦略的な意義を持つ課題として定められています。
工業化・近代化・国際社会への参入が促進されている背景の中で、ベトナム政府は少数民族の平等権を確保するために取り組んでいます。ベトナムがUPR=国連人権理事会の普遍的定期的審査制度で出された少数民族問題を含む勧告を承諾・実施していることはその証と見られています。ベトナムはこれらの勧告を実現させるために様々な措置を講じています。その中で、教育に関する少数民族の基本的権利の確保に関する勧告の実現は著しい成果を収めてきました。
実際、ベトナムは教育の発展を最も重要な国策の一つと見なしており、教育に大きな投資を行っています。その中で、少数民族居住地や山間部、離島などの教育への投資を重要視しています。これにより、少数民族の多くが居住している省を含む全国の各省・市は小学校と中学校の義務化を完成しました。

(写真:daidoanket.vn)
また、この十数年間、政府は山岳地帯と少数民族居住地での社会経済開発を目指す複数のプログラムを展開しています。例えば、2016~2020年期における貧困解消国家目標プログラムや、新農村建設国家目標プログラム、山岳地帯と少数民族居住地でのインフラ整備プログラムなどです。さらに、少数民族居住地の多くは山間部や僻地にありますが、これまで、少数民族が居住している村のほとんどはラジオとテレビの電波を受信できるようになりました。これに伴って少数民族の言語で放送されるラジオとテレビの番組も充実しています。
ベトナム政府は少数民族居住地の医療システムの充実にも力を入れています。これにより、少数民族の人々も十分な医療サービスを受けられるようになりました。特に、山岳地帯や、僻地、離島、少数民族居住地での医師数が日増しに増えています。現在、ベトナム政府は、2021年~2030年期の少数民族居住地と山間部の社会経済開発プログラムおよび「極小の少数民族の保護と人間開発」プログラムを精力的に進めています。これらのプログラムは少数民族居住地・山間部と平野部との発展の格差を是正し、その中で、極小の少数民族を含め少数民族の物心両面の生活を改善することが狙いです。
同時に、2020年6月19日に発表された国会の決議120号も実施されています。2016~2020年期における貧困解消国家目標プログラムや、新農村建設国家目標プログラム、山岳地帯と少数民族居住地でのインフラ整備プログラムとともに、この決議の実施は山岳地帯や、僻地、離島、少数民族居住地での社会経済状況の改善、住民の生活水準の向上、少数民族の基本的権利の確保につながることでしょう。
 https://vovworld.vn/ja-JP/解説/少数民族の人々の権利保護-1125551.vov

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