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前田一歩園「森の案内人」 阿寒湖コタンの3人認定 「アイヌ文化絡め紹介したい」

2022-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/03 21:44

前田一歩園森の案内人の腕章を手にする滝口健吾さん(右)と辺泥敏弘さん
 【阿寒湖温泉】阿寒湖周辺の森林を管理する前田一歩園財団は、同財団管理の森林を観光客らにガイドする「一歩園森の案内人」に、初めて阿寒湖アイヌコタンのアイヌ民族から3人を認定した。
 3人は、阿寒アイヌコンサルン理事長の廣野洋さん(57)、ともに阿寒湖アイヌコタンで工芸品店を営む辺泥(ぺて)敏弘さん(47)、滝口健吾さん(40)。2020年5月から財団の研修を受けていた。今年7月、実際に森を案内する最終審査に合格し、認定が決まった。
 前田一歩園財団記念館(阿寒町阿寒湖温泉)で7月29日、認定式があった。辺泥さんと滝口さんが出席し、財団の新井田利光理事長(75)から案内人の認定証や腕章を受け取った。現在の一歩園森の案内人は計11人となった。
 辺泥さんは「アイヌ文化を絡めながら、世界中の人に阿寒湖の森を楽しんでいただけるガイドになりたい」、滝口さんは「貴重な自然環境の残る森を案内できる喜びを感じながら、これから頑張っていきたい」と話した。
 一歩園森の案内人がガイドできるのは、同財団管理森林の約3800ヘクタール。600種前後の温帯系植物と北方系植物が共生するなど多様な自然環境を形成している。(松井崇)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/713834/

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ウポポイの夏、内容充実 「ポロトコタンの夜」復活 「イノミ」特別公演も

2022-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/03 05:00

幻想的な雰囲気の中で行われた「ポロトコタンの夜」=7月30日
 【白老】アイヌ民族文化財団は、アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で今年も夏休み期間限定の特別プログラムを実施している。過去2回の夏よりも内容が充実。7月30日は夜間に伝統家屋のチセ内で歌や踊りを披露する「ポロトコタンの夜」を復活させ、舞台「イノミ」(祈り)の特別公演も行った。同財団文化振興部は「さまざまな角度からアイヌ文化を知ってほしい」としている。
 ポロトコタンの夜は2018年に閉館した旧アイヌ民族博物館で行われていた人気プログラム。ウポポイでは二夜限定で引き継いだ。
 ウポポイ初開催となった30日のポロトコタンの夜は、アイヌ民族の楽器「ムックリ(口琴)」や男性が剣を持って厄災を払う「エムシリムセ」などを30分間にわたり披露。約30人が参加し、いろりでかがり火がたかれた中での幻想的な雰囲気を楽しんだ。終了後は、アイヌ民族の伝統食材「サッチェプ」(サケの丸干し)やエント茶が振る舞われ、食文化も解説された。次回は8月6日で、すでに予約はいっぱいだ。
 イノミは伝統儀式「イヨマンテ」(クマの霊送り)が題材で、夏休み以外も上演している古式舞踊「シノッ」よりも踊り手が密集する。ストーリー性を重視した演出で「ウポポ」(座り歌)や「ハンチカプリムセ」(水鳥の舞)も披露し、終了後は大きな拍手が沸いた。次回は14日午前11時半からで予約不要。
 このほか夏限定プログラムとして、丸木舟の実演や、ポロト自然休養林を探索する「ポロトの森歩き」といった体験企画が多数行われる。同財団文化振興部文化事業課・伝統芸能課の宮本洋光課長は「その日、その時だけのプログラムやウポポイ敷地外に出る企画もあり、何度来ても楽しめます」と来場を呼びかける。(竹田菜七)
◇エムシリムセのシとムは小さい字
◇サッチェプのプは小さい字
◇ハンチカプリムセのプとムは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/713365/

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20、27、28日にアイヌ文化体験行事 白老モシリ ― 参加者を募集

2022-08-04 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2022/8/3配信
 白老町の一般社団法人白老モシリは、20日と27、28両日に町内で開くアイヌ文化体験行事の参加者を募集している。  20日は午前9時半~正午、ござの材料となるガマをポロト地区で採取し、11月に予定するござ編み行事に向けた加工を町末広町…
この続き:244文字
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https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/84170/

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白老町が台湾で先住民族が多く暮らす自治体と友好協定締結

2022-08-04 | 先住民族関連
NHK08月03日 18時58分

アイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」がある胆振の白老町は、先住民族が多く暮らす台湾の自治体と友好協定を結び、今後、子どもたちの交流などを進めていくことになりました。
白老町が友好交流推進協定を結んだのは、台湾東部の花蓮県の秀林郷で、3日、双方の役場をオンラインで結んで締結式が行われました。
およそ1万5500人が暮らす秀林郷では、人口の9割以上を先住民族の「タロコ族」が占めていて、今回、台湾側からアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」がある白老町と交流を深めたいとの提案があったということです。
式では、白老町の戸田安彦町長と秀林郷の王玫瑰郷長が出席し、それぞれ協定書に署名しました。
協定書では、互いに文化の保存や教育、さらに観光といった幅広い分野で交流を促進することなどを定めていて、白老町では今後、地元の子どもたちが秀林郷を訪問することを検討しているということです。
戸田町長は「新型コロナウイルスの感染が落ち着いたら教育や観光分野で交流したい。特に子どもたちが異文化の勉強をすることは大変意義が大きいと思う」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220803/7000049249.html

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台湾の先住民族の酒は子どもの頃の懐かしい味

2022-08-04 | 先住民族関連
中日新聞2022年8月3日 07時06分 (8月3日 07時25分更新)

 新型コロナウイルスの感染拡大により、台北市内の自宅で家飲みをする機会が増えた。友人らを家に招いたある日、台湾東部の花蓮県に旅行した際に購入した先住民族の酒「小米酒」の存在を思い出し、どんな味かと開けてみた。
 台湾の人口のほとんどは17世紀以降に中国大陸から移住してきた漢民族だが、それ以前から暮らしていた少数民族も2%ほどいる。台湾政府が先住民族として認定しているのは現在16部族で、中央の高山地帯から東側にかけて暮らす民族が中心だ。
 小米酒はアワを原料とする醸造酒で、台北では入手しづらい。一口飲むと、口いっぱいに優しい甘みが広がった。どこかで飲んだことがある味だ―と少し考えて、子どもの頃に風邪をひいたとき、母に飲ませてもらった飲み物に似た味だと気づいた。懐かしくなってついたくさん飲んでしまったが、台湾人の友人らは皆「少し甘過ぎる」と言って、あまり口を付けなかった。
 日本にいる母に聞いたところ、子どもの頃に飲んでいたのは、祖母が仕込んだカリン酒だったことが分かった。今では考えられないかもしれないが、昔は薬の代わりに子どもに飲ませることも多かったようだ。そのおかげというべきか、味覚の部分で...
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https://www.chunichi.co.jp/article/519654

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