先住民族関連ニュース

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<眺めて食べて 道東絶景グルメ>カレーに地元食材ぎゅっと 道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」=オホーツク管内美幌町

2022-08-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/09 05:00

道内有数の観光地・美幌峠からの雄大な眺め(茂忠信撮影)
 雄大な屈斜路湖。奥にそびえ立つ知床連山、斜里岳、摩周岳、アトサヌプリ、そして間近に藻琴山。天下の絶景で観光客を集める標高525メートルの美幌峠を堪能したら、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」のレストハウスで、思い出となる味をいただこう。
 数ある味覚の中でも、地元の美幌産素材にこだわるのが、レストラン「海空のハル」の「美幌和牛と玉ねぎカレー」(980円)。じっくり煮込んだ美幌牛の角切り肉は、口の中でほろほろほぐれる。美幌産のジャガイモがごろごろと入っていて、美幌産タマネギはペーストとしてルーに溶け込ませてある。
 「子どもでもおいしく食べられるよう、辛さは控えめ」と話すのはカレーを考案した料理長の桑原孝昭さん(34)。札幌出身で、札幌・ススキノにある本店の料理長を2年務めた後、美幌峠レストハウスの4月の改装オープンに合わせて出店した今の店舗を任された。美幌の市街地に住み、峠に通う日々を送っている。
 それまで道東に足を踏み入れたことがなかった桑原さんは「こんな絶景が見られるなんて。群れのエゾシカにもよく出合う。もう何もかもが新鮮」と笑う。ただ、景色よりも印象的なのは「人」といい、「美幌の人の温かさに助けられ、毎日を乗り切っている」。
 本店で出しているアイヌ民族の伝統料理のうち、評判のオハウ(汁物)を峠でも味わってもらおうと「鮭のオハウ定食」(1200円)を用意。他に「えぞ鹿肉ロースト丼ミニオハウ付き」(1250円)や「美幌豚と行者にんにくの醤油(しょうゆ)ラーメン」(千円)もある。
 レストハウスは午前9時~午後6時(11月~4月下旬は午後5時まで)。12月31日~1月3日は休館。電話0152・77・6001。(青山秀行)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/715605/

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アイヌ碑先祖供養祭 伝統作法で先人しのぶ  白老

2022-08-09 | アイヌ民族関連
苫小牧民報社2022.08.08
白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は7日、町高砂町の白老アイヌ民族記念広場で第18回白老アイヌ碑先祖供養祭を行った。同協会の新井田幹夫さんが祭司を務め、会員約20人が伝統の儀礼「シンヌラッパ」で先人をしのんだ。

伝統の作法で祖先をしのぶ会員ら
 広場には民族衣装に身を包んだ会員や関係者約70人が集まった。山丸理事長は「これからも皆さんと共にアイヌ文化を守っていけるよう、実りあるチャランケ(話し合い)や叱咤(しった)激励を頂きながら、活動を発展させていきたい」とあいさつ。来賓の戸田安彦町長らも祝辞を述べた。
 会員や関係者は伝統の作法で先人を供養し、オハウ(温かい汁物)やシト(団子)で食事をした。この後、鵡川アイヌ文化伝承保存会(新田増美会長)の会員14人が輪踊りや剣舞を行い、供養祭に花を添えた。
 広場は、大正から昭和にかけて地域のアイヌ民族のために献身的な医療活動を続けた故高橋房次医師の病院跡地。近くにはかつてアイヌの子どもたちが学んだ白老第2小学校があり、民族ゆかりの地として2005年8月10日、有志らがアイヌ碑を建立した。以来毎年この時期に、同協会が先祖供養祭を行っている。
http://kyodoshi.com/article/12979

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無意識の差別廃絶へ 北海道大准教授・北原モコットゥナシ氏

2022-08-09 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2022/8/9 東京朝刊 有料記事 1903文字

 北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」==が開業して2年が過ぎた。アイヌへの認知度は高まりつつある一方で、当事者は変わらない差別を感じている。アイヌである北原モコットゥナシ北海道大准教授は「一人ずつ意見が異なることを認め合い、多様性が評価される環境づくりを」と指摘する。【聞き手・高橋由衣】
この記事は有料記事です。 残り1746文字(全文1903文字)
https://mainichi.jp/articles/20220809/ddm/005/070/015000c

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アメリカの闇、先住民寄宿学校 バイデン政権は負の歴史を直視できるか<特派員の眼>

2022-08-09 | 先住民族関連
東京新聞2022年8月8日 12時00分

1885年ごろに撮影された米東部ペンシルペニア州カーライルの先住民寄宿学校の子どもたち。白人社会への同化教育を強いられ、虐待や伝染病による死亡も相次いだ(米ディキンソン大提供)
 欧州から北米に渡った白人が建国した米国には、めざましい発展の歴史の陰に、差別と暴力に満ちた負の遺産が潜んでいる。
 今も「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」運動となって噴き出す深刻な差別問題は、むろん黒人奴隷制度の傷痕だ。アフリカから「輸入」され、タバコや綿花農場で酷使された黒人たちの苦しみ抜きには、今日の農業大国の姿はなかっただろう。
◆黒人奴隷、先住民駆逐…白人化の強制
 同様に、大西洋から太平洋にまたがる大陸国家の足元には、この地ではるかに長く暮らしていた先住民の悲劇が横たわっている。白人たちは開拓の過程で、先住民を駆逐し、土地を奪い、虐殺した。白人社会に当時広がった「よいインディアン(先住民)は、死んだインディアンだけだ」という言葉には、黒人奴隷と同じく、先住民にも一切の人権を認めない姿勢が表れている。
 こうした考えは、生き残った先住民に対しても白人社会への同化を強制するという施策につながった。その一つが、19世紀前半から150年余り、政府やキリスト教会などが運営した各地の先住民寄宿学校だ。
 「あなたが日本語をしゃべっているだけで、それは間違いだと言われたらどうしますか」
 この問題の取材中、先住民トゥラリップ族のデボラ・パーカーさん(51)にかけられた言葉が印象に残っている。子どもたちが親元から強制的に引き離され、英語やキリスト教を強要された寄宿学校では、部族の言葉を口にしただけで、暴力や食事を抜くといった虐待が横行した。「寄宿学校は、先住民を文化的に抹殺する場だった」
 同化目的の寄宿学校は公民権運動が高まった1960年代後半以降、姿を消した。それでも、こうした歴史の暗部を知る意義は、自由や人権への攻撃が強まる現在の米国で、ますます強まっていると感じる。
◆アジア系や性的少数者への偏見にも通じるか
 黒人差別に加え、新型コロナウイルス禍では、アジア系への暴力が急増した。南部諸州では性的少数者(LGBTQ)に関する教育を制限する立法の動きが相次いでいる。連邦最高裁は今年6月、憲法上の人工妊娠中絶の権利を否定した。いずれも、根深い偏見や一面的な正義が、本来の自分のまま生きる自由を脅かすという点で、寄宿学校の悲劇と無縁ではないだろう。
 国民融和を唱えるバイデン政権は、先住民出身のハーランド内務長官のもとで、遅まきながら寄宿学校の実態調査を進めている。固有の文化を奪い取ろうとした究極の人権侵害を国家としてどう見つめ、和解と償いの道を築いていくのか。その道の先は先住民だけでなく、今も差別や偏見に苦しむ人々の未来にもつながっている。(ニューヨーク支局・杉藤貴浩)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/194440

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海南省の著名な観光地を紹介(2)  

2022-08-09 | 先住民族関連
CRI 2022-08-06 23:11:22  

海南省の著名な観光地を紹介(2)  
 海南省の常住人口は約1020万人です。昔から海南省には、漢民族、リー族、ミャオ族が住んでいます。リー族は海南省の先住民族で、ミャオ族と海南島の中部、南部で暮らしています。
 2020年末に、1万7000キロある海南省の道路のうち、高速道路は1255キロになりました。また、島を一周して走る高速鉄道も整備されています。そして、島の南に三亜国際空港、北に海口美蘭国際空港があります。
 今日は、海南省の著名な観光地として、海南呀諾達雨林文化旅游区、天涯海角遊覧区、大東海、蜈支洲島、海南檳榔谷リー族・ミャオ族文化旅游区、海口騎楼老街をご紹介します。(まとめ:任春生)
https://japanese.cri.cn/2022/08/06/VIDEOLJjdKkgZLUWjorkTp0s220806.shtml

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米カリフォルニア州北部で魚が大量死 今年最大規模の森林火災の影響か?

2022-08-09 | 先住民族関連
スポニチ 2022年8月8日 10:14

死んだ魚が浮かび上がっているクラマス川(AP)
Photo By AP
 米カリフォルニア州北部のクラマス川の流域で数万匹の魚が死んでいることが明らかになった。
 地元の先住民族の魚類専門家が7日に発表したもので、この川に生息しているすべての種類の魚が死んでいることを確認。今年最大の森林火災と言われた「マッキニー・ファイア」が川のすぐそばで発生しており、燃えた木々や土砂が大量に川に流れ込んで水面を覆ったために水中の酸素を欠乏させたのではないかと見ている。
 クラマス国有林で発生した「マッキニー・ファイア」では東京23区の面積の37%に相当する233平方キロメートルを焼失。AP通信によれば先住民が暮らす地域では4人が死亡し、6日の時点で鎮火したのは30%にとどまっている。
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/08/08/kiji/20220808s00042000271000c.html

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アメリカ先住民の問題、警察官ジュリエット・ルーディが立ち上がったこととは?

2022-08-09 | 先住民族関連
ELLE2022/08/08
8月9日は「世界の先住民の国際デー」。アメリカでは、多くの先住民女性の失踪や殺人が“見て見ぬふり”だという
By Kate Nelson

Star Tribune via Getty ImagesGetty Images
アメリカ全土で、先住民の女性、少女、その親族が危機的状況に置かれている。アメリカでは、先住民女性の死因第3位が他殺であり、彼女たちの他殺率は全米平均の約10倍にも上る。さらに、多くの人が行方不明になってコミュニティから姿を消しているというが、データを集めるための単一の連邦機関がないため、正確な統計を取ることは困難な状況だ。この重大な問題に対処すべく、ミネソタ州の警察官ジュリエット・ルーディさんが立ち上がった。
ローワー・スー・インディアン・コミュニティの一員である現在59歳のルーディさんは、この20年間で3人のいとこを失った。2005年にミネソタ州のレッド・レイク・ネイションで1人、2017年にサウスダコタ州のヤンクトン・リザベーションで1人が殺害され、2017年にはさらに1人が姿を消した。ルーディさんと親族は、今でも心の整理がついていない。この事件は現在も未解決だが、このような事件は残念ながら先住民のコミュニティではよくあることで、長い間、彼らは世間からも公安当局からも無視されていると感じてきた。そして今、ルーディさんはミネソタ州で「先住民の行方不明者および殺害された親族のためのオフィス(Office for Missing and Murdered Indigenous Relatives)」(米国初)を立ち上げ、全米規模の問題に真っ正面から取り組もうとしている。
元警察官の父と、教育の仕事をしていた母に続き、ルーディさんも長きにわたって公務員として勤めてきた。1990年にセントポール警察に入ると、以降28年間、パトロールや捜査、内務などさまざまな分野で活躍。2017年には女性として初めてラムゼー郡の首席副保安官に就任した。「壁にぶつかったこともあります」とルーディさんは振り返る。「それでも私には希望があります。考えてみてください。女性やネイティブ・アメリカンは投票ができない時代もあったんです。変化には時間がかかると感じるかもしれませんが、変化は訪れるのです」
新たな職務に就いた彼女には、長期的な視点を持って問題に取り組む覚悟が必要だ。州内でネイティブ・アメリカンの人口はわずか1%だが、州内で殺害された女性・少女のうちネイティブ・アメリカンは9%を占めている。このようなデータを受け、州全体の超党派による「行方不明・殺害された先住民女性のための対策本部(Missing and Murdered Indigenous Women Task Force)」は、2020年12月にミネソタ州知事ティム・ワルツ氏へ報告書を提出。報告書ではこの危機の根本的な原因として、植民地主義、歴史的トラウマ、制度的人種差別、性的モノ化について言及され、その上で「先住民の行方不明者および殺害された親族のためのオフィス」のような場所が必要だと要求していた。そして今、この職務に就いたルーディさんはコミュニティと新しい機関との間にある溝を埋めたいと考えている。
オブジワ族のホワイト・アース保留地の一員であるミネソタ州副知事ペギー・フラナガン氏は、ルーディさんについて「彼女は素晴らしいリーダーシップ、約30年にわたって身につけた公共安全の専門知識、そして先住民女性としての生活体験をこの重要な仕事に生かしてくれています」と評価し、「先住民の女性たちがこの問題に注意を喚起するムーブメントを牽引してきました。先住民の女性たちが法案を動かし、知事が署名したのです。そして今、先住民の女性がこの事務所の仕事をリードすることになりました。そうあるべきなのです」と彼女の活動を後押しした。
https://www.elle.com/jp/culture/career/a40793126/juliet-rudie-missing-and-murdered-indigenous-people-crisis-minnesota-220808-hns/

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