北海道新聞 2025年2月8日 21:17(2月8日 22:02更新)
大通会場5丁目のステージで披露されたアイヌ古式舞踊(畠中直樹撮影)
第75回さっぽろ雪まつり(札幌市、札幌観光協会など実行委主催)の関連イベントが8日、札幌市中央区の大通公園など各会場で開かれ、市民や観光客らでにぎわった。
大通会場5丁目では、アイヌ文化の伝承に取り組む「札幌ウポポ保存会」によるアイヌ古式舞踊のステージが行われた。子どもらによる「キツネの踊り」や男性2人の「剣の舞」、伝統楽器のムックリやトンコリを使った音楽など計九つの演目を表現力豊かに披露した。
横浜市から夫婦で訪れた掛田裕二さん(58)は衣装や踊りの世界観から「アイヌ民族の暮らしが想像できた」と喜んだ。2泊3日の旅行中は毎日、雪まつりを見学したといい、妻の貴子さん(58)は「冬の札幌は初めて。大雪像などをじっくりと見られて堪能できた」と振り返った。
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