北海道新聞 08/19 05:00
【平取】アイヌ民族に古くから伝わる伝統的な丸木舟の進水の儀式「チプサンケ」が18日、日高管内平取町二風谷地区で行われ、道内外の観光客ら約250人が川下りを楽しんだ。
二風谷観光振興組合や平取アイヌ協会などでつくる実行委が主催。今年は50回の節目で、300個の記念バッジが作られ、参加者に配布された。
二風谷ダム付近の沙流川流域で神への祈りの儀式カムイノミが行われた後、参加者は5人程度に分かれて長さ約5メートル、幅約1メートルの舟に乗り込み、約700メートルをゆったりと下った。
埼玉県から父親と訪れた武田逸平君(6)は「少し揺れたけど、乗り心地は良かった。青空もきれいで楽しかった」と話した。
過去のチプサンケを振り返る写真展なども開かれた。実行委員長の貝沢守さん(54)は「無事に節目の日を迎え、感慨深い。技術を次世代に伝え、風習をいつまでも残していきたい」と語った。(川崎博之)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335812
【平取】アイヌ民族に古くから伝わる伝統的な丸木舟の進水の儀式「チプサンケ」が18日、日高管内平取町二風谷地区で行われ、道内外の観光客ら約250人が川下りを楽しんだ。
二風谷観光振興組合や平取アイヌ協会などでつくる実行委が主催。今年は50回の節目で、300個の記念バッジが作られ、参加者に配布された。
二風谷ダム付近の沙流川流域で神への祈りの儀式カムイノミが行われた後、参加者は5人程度に分かれて長さ約5メートル、幅約1メートルの舟に乗り込み、約700メートルをゆったりと下った。
埼玉県から父親と訪れた武田逸平君(6)は「少し揺れたけど、乗り心地は良かった。青空もきれいで楽しかった」と話した。
過去のチプサンケを振り返る写真展なども開かれた。実行委員長の貝沢守さん(54)は「無事に節目の日を迎え、感慨深い。技術を次世代に伝え、風習をいつまでも残していきたい」と語った。(川崎博之)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/335812