北海道新聞11/16 05:00
【美唄】元美唄市農協職員の山本峻也さん(36)が設立した食肉加工会社「Mt.(エムティー)」が今月から、エゾシカ肉加工場の稼働を始めた。生臭さを抑えるため独自の血抜き技術を契約ハンターに徹底させており、「道内外に販路を広げ、エゾシカ肉を地域の特産品にしていきたい」と意気込んでいる。
加工場は市進徳町に整備し、年間でエゾシカ600頭の処理を目指す。「獲物を仕留める瞬間から調理は始まる」とのモットーから、山本さんがアイヌ民族の男性に教わったという血抜き法をハンターに実践してもらい、2時間以内に加工場まで運ぶよう求めている。
肉は獲物の年齢や狩猟時期、肉の傷みに影響する弾の当たり所に応じて価格を4段階に分け、道内や首都圏に出荷。今後は適切な衛生管理を行っていることなどを示す農林水産省の「国産ジビエ認証」取得を目指す。さらに、契約ハンターを現在の約20人から60人ほどまで増やし、増産や販路拡大を図っていきたい考えだ。
山本さんは「臭い、硬いなどのイメージがあるが、エゾシカ肉は本来とてもおいしいもの。ぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話している。(横田望)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/761011/
【美唄】元美唄市農協職員の山本峻也さん(36)が設立した食肉加工会社「Mt.(エムティー)」が今月から、エゾシカ肉加工場の稼働を始めた。生臭さを抑えるため独自の血抜き技術を契約ハンターに徹底させており、「道内外に販路を広げ、エゾシカ肉を地域の特産品にしていきたい」と意気込んでいる。
加工場は市進徳町に整備し、年間でエゾシカ600頭の処理を目指す。「獲物を仕留める瞬間から調理は始まる」とのモットーから、山本さんがアイヌ民族の男性に教わったという血抜き法をハンターに実践してもらい、2時間以内に加工場まで運ぶよう求めている。
肉は獲物の年齢や狩猟時期、肉の傷みに影響する弾の当たり所に応じて価格を4段階に分け、道内や首都圏に出荷。今後は適切な衛生管理を行っていることなどを示す農林水産省の「国産ジビエ認証」取得を目指す。さらに、契約ハンターを現在の約20人から60人ほどまで増やし、増産や販路拡大を図っていきたい考えだ。
山本さんは「臭い、硬いなどのイメージがあるが、エゾシカ肉は本来とてもおいしいもの。ぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話している。(横田望)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/761011/