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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

米学生、アイヌコタンで交流 舞踊やムックリ作り 助け合い学ぶ

2017-06-17 | アイヌ民族関連
北海道新聞06/16 05:00

自作ムックリを鳴らすフロリダ国際大の学生を見守るヘロン久保田雅子さん(右から2人目)
 【阿寒湖温泉】米フロリダ国際大の学生が、釧路市阿寒町の阿寒湖温泉地区でアイヌ民族文化を学んでいる。民族に伝わる「助け合い精神」を学ぶ夏季講座に参加する学生で、10日から9日間の日程でアイヌコタンの人々と交流を深めている。
 米国の先住民族を研究する同大非常勤講師のヘロン久保田雅子さん(76)が引率する研修プログラムの一環。久保田さんが7年前、阿寒湖温泉のアイヌコタンを訪れたのを機に交流が生まれ、昨年11月にはコタンの7人が渡米し、同大でムックリ(口琴)や踊りを披露。同大も今年、成績優秀者を対象にした夏季講座に初めて日本コースを組み込んだ。
 今回参加した14人の学生は5月22日に来日。東京、札幌を巡り、今月10日から阿寒湖温泉地区に滞在し、古式舞踊などを体験。釣りや山菜採りで根こそぎ採らないというアイヌ民族の風習なども学んでいる。
 14日にはムックリ作りに挑戦し、彫刻刀で竹を削って30分ほどで完成させた。4年生のルズ・ロドリゲスさん(22)は「食事や日常生活の動作に自然への感謝の気持ちが表れている。自然と共生し、お互いに助け合いながら生きていることを知り、温かさを感じました」と話した。
 久保田さんは「アイヌ民族の風習は、これからの世界にとって大事なものになるのではないか」と指摘し、「実際の生活を目の当たりにできたのは、学生にとって非常に良い経験になっている」と話している。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0411075.html

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ユニセフ日本人職員 グアテマラ報告会 6/20(火)開催【ご案内】

2017-06-16 | 先住民族関連
ダイヤモンド・オンライン-2017年06月15日  リリース発行企業:公益財団法人日本ユニセフ協会
“はじめ”が肝心 乳幼児期の発達を支える
公益財団法人日本ユニセフ協会(会長:赤松良子)は、6月20日(火)13:30より、ユニセフ・グアテマラ事務所副代表として活動する日本人職員 篭嶋真理子氏による現地報告会を開催いたします。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/5176/table/945_1.jpg ]
コーヒーの産地として知られる中米のグアテマラは、高原や山岳部が大半を占める国土におよそ1,600万人が暮らす緑豊かな国です。しかし国全体の貧困率は近年で上昇しており、特に人口の40%を占める先住民族の8割は、貧しい暮らしを余儀なくされています。
[画像: https://prtimes.jp/i/5176/945/resize/d5176-945-163608-0.jpg ]
この状況は、子どもたちの発達に大きな影響を与えています。グアテマラの5歳未満児のほぼ2人にひとりは慢性的な栄養不良で、これは世界で6番目に高く、ラテンアメリカ地域では最も高い数値です。そして先住民族の子どもに限ると、その数値は66%とさらに高くなります。また、子どもの3人に1人は初等教育への準備となる就学前教育(幼稚園)に通えないなど、子どものための社会的投資は決して十分とは言えません。
子どもの心身の発達において最も大切な時期である胎児期から幼少期にかけての栄養不良や十分なケアや刺激の不足は、その子どもの生涯に、ひいては社会全体の発展に暗い影を落とします。
このたびの報告会では、栄養不良や就学前教育などを含む「ECD(=Early Childhood Development:乳幼児期の子どもの発達)」をテーマに、グアテマラでの取り組みをご報告します。報道関係に皆様におかれては、ぜひ本報告会のご取材、告知にご協力くださいますようお願いいたします。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/5176/table/945_2.jpg ]
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
http://diamond.jp/ud/pressrelease/594251567765614e790d0000


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<金口木舌>多様性に寛容な共生社会を

2017-06-16 | アイヌ民族関連
琉球新報2017年6月16日 06:00
 韓国の民族衣装チマ・チョゴリを着た若い女性は涙で声を詰まらせた。街頭でのヘイトスピーチを撮った映像から発する醜悪な言葉に耐えかねてのことだ。映像を見た各国大使も言葉を失っていた
▼2014年8月、ジュネーブの国連人種差別撤廃委員会で在日韓国人らが自身の体験を訴えた。委員からは日本政府に法規制を求める声が相次いだ。政府は法整備に乗り出した
▼ヘイトスピーチ対策法は施行から1年が過ぎた。今月3日、現状と課題を考えるために東京都内で催されたシンポジウムに足を運んだ。そこで紹介された、法務省による「外国人住民調査」の結果に驚いた
▼調査は日本が史上初めて、人種差別の被害実態を包括的に調べたものだ。外国人を理由に就職を断られた人は25%、賃貸物件の入居拒否は実に約4割にも上る。ヘイトスピーチに限らない差別の根強い実態が浮かぶ
▼シンポでは、対策法はヘイトスピーチに限られ、禁止事項がないことや、保護対象が「本邦外出身者」に限定されていることなどが問題点として指摘された。現行法では、沖縄やアイヌの人々が差別の標的にされても対策が及ばない
▼国際人権法に合致した人種差別撤廃基本法の制定や人権教育の徹底などが課題だ。多様性に寛容な共生社会こそ、民主主義社会の成熟や発展につながる。一人一人がまずはその原点に立つ時だ。
http://ryukyushimpo.jp/column/entry-515733.html

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浜のマルシェ」オープン 白老産の海産物など販売

2017-06-15 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/6/14配信

「白老の魅力」を発信する「浜のマルシェ」
 白老町竹浦にこのほど、白老産の海産物などを販売する「浜のマルシェ」がオープンした。「地域の魅力を全道、全国に発信したい」との思いでマルシェを開店させた代表の太田由紀子さん(59)は、「地域にいても知らなかった魅力はたくさんある。オール白老の商品を取り扱っていきたい」と話している。
 太田さんは虎杖浜竹浦観光連合会の事業で担当したマルシェの経験を生かして独立。国道36号沿いのはしもと珈琲館敷地内に店舗を構えており、サケの切り身や数の子、いくらなど海産物のほか、白老牛のハンバーグなど、ふるさと納税の返礼品としても人気の商品を店舗とネットで販売している。
 現在は、海産物が中心となっているが、アイヌ文様を刺しゅうしたコースターやエント茶など、2020年4月の民族共生象徴空間の開設に向けたPRとしてアイヌ関連商品も販売したい考え。
 太田さんは「白老の魅力をギュッと詰め込んだセットや、まだまだ知られていない魅力を発掘して全国に発信していきたい」と話している。
 午前10時~午後5時。木曜定休。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/11500/

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アイヌ文様を職員の制服に 石狩・花川病院 「人を守る」思い込め

2017-06-15 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017/6/14 07:00

制服のデザインを打ち合わせるToyToyさん(右端)と花川病院の職員ら
 【石狩】石狩市の花川病院(花川南7の5)は、アイヌ文様をあしらった事務職員用のクールビズの制服を製作し、17日にお披露目する。アイヌ民族の伝統的な文様が意味する「人を守る」との思いをデザインに込めた。
 札幌市在住のアイヌ文様デザイナーであるToyToy(トイトイ)さん(45)が手掛けた。同病院のイメージカラーである黄緑色をベースにした半袖シャツで、正面の右半分に、紺地に白色で雪の結晶をイメージしたアイヌ文様を入れた。胸ポケットにはアクセントとして、石狩湾に咲くハマナスのピンク色を入れた。
https://this.kiji.is/247482767438381058?c=110564226228225532

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ホリッパ、踊りの輪広がる 末広小運動会でアイヌ文化を伝承

2017-06-13 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2017/6/12配信

学年ごとの輪をつくりホリッパを踊る=11日、末広小グラウンド
 千歳市内の多くの小学校で運動会が開かれた11日、末広小学校(若命泰寛校長)では、毎年の運動会で恒例の全校種目となっているアイヌの輪踊り「ホリッパ」が行われた。全校児童527人に保護者や地域住民らを加えた総勢1000人以上が校庭に幾つもの踊りの輪を描いた。
 同校は千歳アイヌ協会、千歳アイヌ文化伝承保存会の協力の下、さまざまな体験を通じたアイヌ文化学習に力を入れており、その象徴であるアイヌの伝統家屋「チセ」が校内に造られてから今年で20年目となる。
 運動会の全校種目としてホリッパを踊るのは今年で6回目となった。
 朝からぐずつきがちの空の中で各種競技を進行していたが、ホリッパが始まるころには青空が広がり、児童と保護者がグラウンド中央に集まった。
 千歳アイヌ協会、千歳アイヌ文化伝承保存会の会員らが民族衣装姿で踊り、それを囲んで六つの踊りの輪ができた。児童会書記局の児童も子供用の民族衣装をまとい、6年生たちは刺しゅう入りの鉢巻き「マタンプシ」を巻いた。
 演壇上で踊りの輪の中心になった同保存会の石辺勝行会長は「末広小運動会でのホリッパは今の6年生が1年生の時に始まった。卒業してもこうして、ここで踊ったことをいつまでも忘れないでいてもらいたい」と語った。
 6年生の田中春美さんは「これからももっと多くの人にホリッパに参加してもらいたい」と期待し、同じく西川隼斗君は「とてもすてきな行事だから、後輩たちに受け継いでいってほしい」と声を弾ませた。
 今年度赴任した若命校長は「スケールの大きさに驚いた。地域に根差す学校教育は非常に大切なこと」と話した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/11487/

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シニッカ・ランゲラン『The Magical Forest』 ノルウェーのフォーク歌手、天と地を繋ぐものテーマに描く世界共通の思想

2017-06-13 | アイヌ民族関連
Mikiki-2017.06.12 interview & text:坂本信

(C)Dag Alveng/ECM Records
フォークシンガーの目で見る世界共通の思想
 ノルウェー南東部のヘードマルク県には、デンマークの支配下にあった17世紀に隣国フィンランドから移住してきたフィン人の子孫が居住する、フィンスコーゲンという地域がある。このフィンスコーゲンを拠点に活動するフォークシンガーのシニッカ・ランゲランが、新作『The Magical Forest』を引っ提げて3月に来日した。フィン人の血を受け継ぐ彼女が歌の伴奏やソロ演奏で使用しているカンテレも、フィンランドの伝統楽器である。彼女の作品は、フィンランドのカレワラ叙事詩をはじめとする、ルーン文字で記された北欧の古い伝説に基づくものが多いが、新作はaxis mundiすなわち天と地、現世と来世いったふたつの世界をつなぐものがテーマの中心となっている。
 ピアノとギターを弾き、現代のフォークソングを歌っていた彼女がカンテレと出会ったのは、20歳の時だった。「当時のフィンランドでは、カンテレは廃れた楽器ということで誰も興味を持っていませんでしたが、カレワラ叙事詩にカンテレの起源についての話が出て来たりして、興味を持っていろいろと読んでいるうちに、ルーンの歌が北欧のもっと広い地域に伝わっていることを知りました。ルーンの歌は必ずしもルーン文字とは関係無く、“歌う呪術”という共通性のほうが重要です。ノルウェーに住むサーミ人のヨイクもルーンの歌の一種で、呪術的な意味合いを持っています」
 新作には、中世の声楽曲やそのスタイルを取り入れたオリジナル曲による作品を発表しているトリオ・ミディーヴァルが参加し、ランゲランの音楽との高い親和性を示している。「イングリア(現在のサンクトペレルブルクを中心とする地域)の女性が歌うルーンの歌にはブルガリアの合唱に似た響きがあって、その要素を取り入れたいと思ったんです。それで、民謡をテーマにしたアルバム『Folk Songs』も発表している彼女たちに協力してもらうことにしました」
 日本人として興味深いのは《Kamui》で、これは子熊をいけにえにするアイヌの儀式を題材にしている。「初来日の時に行った札幌で儀式の映画を観て感動したんです。それで、一般論として人間が犠牲を捧げる必然性について深く考え、これはaxis mundiのひとつのヴァリエーションではないかと思ってこの曲を書きました。オスロで開催された教会音楽祭で演奏したら、キリスト教の司祭が、犠牲を捧げる儀式の起源がわかったと言ってくれたのは印象的でしたね」
 ランゲランの音楽は、ルーンの歌やアイヌの儀式に影響の残るアニミズムがキリスト教以前の世界共通の信仰だったことを、現代人に思い出させてくれる。
SINIKKA LANGELAND The Magical Forest ECM(2016)
https://www.youtube.com/watch?v=1ljNPUXhB5g (動画)
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/14326

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産経児童出版文化賞贈賞式 「歴史ある賞に感謝」

2017-06-12 | アイヌ民族関連
産経新聞6/10(土) 7:55配信
 第64回産経児童出版文化賞(産経新聞社主催、フジテレビジョン、ニッポン放送後援、JR7社協賛)の贈賞式が9日、秋篠宮妃紀子さまをお迎えし、東京・元赤坂の明治記念館で行われた。
 大賞の「世界のともだち」全36巻(偕成社)は、世界各国の子供の日常をテーマにした写真絵本シリーズ。編集長を務めた島本脩二(しゅうじ)さん(70)は受賞者を代表してあいさつに立ち、「47年間の編集者生活で受賞は初めて。歴史ある賞をいただけて感謝します」と喜びを語った。
 約200人が出席した贈賞式の冒頭では、産経新聞社の熊坂隆光社長が「今後も子供たちの健やかな成長のために、児童出版の発展に尽くしたい」とあいさつ。続いて、紀子さまがお言葉を述べられ、受賞者に各賞が贈呈された。
 産経児童出版文化賞は、次世代を担う子供たちに優れた本を紹介する目的で昭和29年に創設。今年は、昨年1年間に出版された児童向け図書など4307点の中から、大賞など8作品が選ばれた。
 ■受賞者と作品
 【大賞】  「世界のともだち」全36巻 (偕成社)
 【JR賞】 「ちゃあちゃんのむかしばなし」中脇初枝再話 (福音館書店)
 【美術賞】 「わたしのこねこ」澤口たまみ文 あずみ虫絵 (福音館書店)
 【産経新聞社賞】  「アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」 萱野茂文 どいかや絵(あすなろ書房)
 【フジテレビ賞】  「ぼくたちのリアル」戸森しるこ著 (講談社)
 【ニッポン放送賞】  「トンチンさんは そばにいる」さえぐさひろこ作 (童心社)
 【翻訳作品賞】  「おばあちゃんと バスにのって」マット・デ・ラ・ペーニャ作 クリスチャン・ロビンソン絵 石津ちひろ訳 (鈴木出版)
  「ややっ、ひらめいた!奇想天外発明百科」マウゴジャタ・ミチェルスカ文 アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ絵 阿部優子訳 (徳間書店)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170610-00000087-san-ent


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北欧の先住民族サーミ人の少女を描く、東京国際映画祭W受賞作が公開

2017-06-12 | 先住民族関連
映画ナタリー2017年6月11日 22:10

第29回東京国際映画祭コンペティション部門で審査員特別賞と最優秀主演女優賞のダブル受賞を果たし、第40回ヨーテボリ国際映画祭で最優秀ノルディック映画賞を獲得した「Sameblod」が「サーミの血」の邦題で公開される。
「サーミの血」
1930年代のスウェーデン北部を舞台とした本作は、差別的な扱いを受ける先住民族・サーミ人の少女を主人公とした物語。サーミ語を禁じられた寄宿学校に通う少女エレ・マリャは、スウェーデン人のふりをして忍び込んだ夏祭りで都会的な少年ニクラスと恋に落ち、彼を頼って家出することを決意する。
「サーミの血」
監督を務めたアマンダ・ケンネルは本作について「多くのサーミ人が何もかも捨てスウェーデン人になったが、私は彼らが本当の人生を送ることができたのだろうかと常々疑問に思っていました。この映画は、故郷を離れた者、とどまった者への愛情を少女エレ・マリャ視点から描いた物語です」とコメントを寄せた。
「サーミの血」は9月16日より東京・新宿武蔵野館、UPLINKほか全国で順次公開。
http://natalie.mu/eiga/news/208228

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声ひろば 

2017-06-12 | アイヌ民族関連
高知新聞-2017年6月10日、土曜日
1.暗黒のキリスト
【土居英朗、44歳、ミュージシャン、南国市】
 5月19日付高知新聞にアメリカの世界的ボーカリスト、クリス・コーネルが52歳で急逝の記事が掲載された。
 4オクターブの超高音と物憂げで震える魂のような声、性別や国籍を超えたエキゾチックな美貌の持ち主で、パンク出身の異端バンド「サウンドガーデン」のボーカルだった。
 ロック史に残るアルバム「超未知」は高い精神性と精緻(せいち)な演奏で大御所ロッカーたちを唸(うな)らせた。
 地をはう蛇のような重いサウンドに乗せたクリスの歌声は予言者の絶叫のようで、この世のものとは思えぬ神々しさを放ち、透き通る瞳と眼光鋭い威容はまさに「暗黒のキリスト」と呼ぶにふさわしかった。
 彼は辛辣(しんらつ)な雄弁家で、歌がキリストを冒涜(ぼうとく)しているとモラル団体から攻撃され「そういう人たちこそが神を利用しているのだ」と反論。悪賢い学者や政治家、官僚が宗教や王の権威に隠れ人々をだましているのを彼は見抜いていた。
 「7月4日」は「アメリカ大陸はわれわれ移民が先住民族から不法に奪ったもの」という歌である。ソロでは映画「007 カジノ・ロワイヤル」の主題歌を担当した。
 彼はバラード本来の叙情歌である暗示的で寓意(ぐうい)的な詞と美しい曲を書いた。「黒い穴の太陽」はジャンルを超え、ノラ・ジョーンズらにカバーされる名曲である。
http://www.kochinews.co.jp/article/104712/

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領土問題解決に若い力を 択捉島出身の82歳男性

2017-06-12 | アイヌ民族関連
神戸新聞NEXT 2017/6/10 07:00

出身地の択捉島北端・蘂取村について話す山本忠平さん(左)=神戸学院大学有瀬キャンパス
 北方領土で最大の島、択捉(えとろふ)島出身の山本忠平(ちゅうへい)さん(82)=神戸市中央区多聞通=が9日、同市西区伊川谷町有瀬の神戸学院大学有瀬キャンパスで、同大学の経済学部生約20人に北方領土問題をテーマに講演した。旧ソ連(現ロシア)軍が進駐してきた様子や少年兵との交流、故郷への思いを話し「領土問題の解決には、若い世代による新しい英知とエネルギーが必要」と訴えた。(村上晃宏)
 山本さんは島の北端・蘂取(しべとろ)村で育った。1947年に島外に送還され、親戚を頼って神戸に移住した。4年前から語り部として活動し、同大学の岡部芳彦教授と親交があったことから講演が実現した。
 山本さんは、写真を交えながら蘂取村の風景や村人の暮らしぶりを紹介。侵攻された際は、銃を持った軍人が家に押し入って私物を奪っていったほか、秘密警察に見張られて言動が制限されたことなど当時を生々しく証言するとともに、17歳ぐらいのソ連兵と会話を交わすといった交流も明かした。
 90年に先祖の墓参りのため故郷に戻れたが、村は荒れ果てた原野に変わっていたという。墓はかつて畑だった場所に無造作に放置されており「『故郷がなくなった』と感じた。せめて先祖の墓ぐらいは元に戻したい」と力を込めた。
 最後に「日本人とロシア人が相互理解を深め、道徳観を共有できれば領土問題の解決に向かうはず。先祖が守ってきた美しい村に早く戻したい」と話した。
 北方領土問題を調べる学生たちは、領土問題の歴史やアイヌ民族の暮らし、アニメや被災地支援など日本とロシアの交流を発表した。3年の男子学生(20)=神戸市西区=は「元島民だからこそ語れる当時の現状を学ぶことができた。解決に向け協力できることを模索したい」と話した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/0010269886.shtml


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「平成29年版 人権教育・啓発白書」について

2017-06-12 | アイヌ民族関連
文部科学省 平成29年6月9日
   本日,「平成28年度人権教育及び人権啓発施策」,いわゆる人権教育・啓発白書が閣議決定されました。(同時発表:法務省)
 「平成28年度人権教育及び人権啓発施策」,いわゆる人権教育・啓発白書は,「人権教育及び人権啓発の推進に関する法律」第8条に基づく報告であり, 平成28年度に政府が講じた人権教育及び人権啓発に関する施策について,同法を共管する法務省及び文部科学省において,関係府省庁の協力を得て作成したものです。
 本白書では,人権教育及び人権啓発に関する施策の状況として,人権一般に係る普遍的な視点からの取組のほか,「女性」,「子供」,「高齢者」,「障害のある人」,「同和問題(差別)」,「アイヌの人々」,「外国人」等の個別の人権課題の状況や,それらに対する取組,人権に関わりの深い職業に従事する者に対する研修の実施状況,人権教育・啓発の総合的かつ効果的な推進体制などの施策等を報告する内容となっています。
  国会へ報告した内容について,「白書」として刊行しております。近日中に法務省のホームページよりPDF形式で御覧になれます。
『平成29年版 人権教育・啓発白書』(概要) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/attach/1386719.htm
人権教育及び人権啓発の推進に関する法律(平成12年法律第147号) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/attach/1322732.htm
お問合せ先
生涯学習政策局社会教育課
初等中等教育局児童生徒課
(生涯学習政策局社会教育課)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/06/1386718.htm

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アイヌ遺骨 豪駐日大使、返還意向 協会の正式申請待ち

2017-06-12 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月9日 北海道朝刊
 オーストラリアのリチャード・コート駐日大使は8日、札幌市の北海道アイヌ協会を訪れ、同国の博物館に保管されているアイヌ民族の遺骨3体を返還する意向を正式に伝えた。協会は今後、関係機関と調整し、正式に返還を申し入れる方針。
 コート大使は協会の阿部一司副理事長と面会し、遺骨の状況や返還意向を記した報告書を手渡した。コート大使や関係者によると、大使は協会側に「オーストラリアの博物館としては返還に同意しており、協会からの正式な申請を待っている」として、申請があれば返還することを明言したという。
 面会後、コート大使は報道陣に「前向きな発展に期待している。返還に向けた話し合いを歓迎する」などとコメントした。
 阿部副理事長は「大使に心から感謝を申し上げたい。今後、関係機関と相談しながら遺骨返還に向けた取り組みを慎重に進めたい」と話した。 (全文572文字)
https://mainichi.jp/articles/20170609/ddr/041/040/004000c

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水曜討論 アイヌ遺骨研究 是非は

2017-06-09 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017年6月7日
 

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人骨収集は「アイヌのため」とうそぶく学者にアイヌ被害者が苦言

2017-06-09 | アイヌ民族関連
週刊金曜日 2017年6月8日3:22PM

アイヌ遺骨を所蔵する札幌医科大学を訪れた木村二三夫エカシ(左から2人目)ら。(撮影/平田剛士)
「大学関係者、人類学、考古学の連中は、もっと深く歴史を勉強してもらいたい」
北海道平取町在住の木村二三夫エカシ(アイヌ語で年長男性の尊称)は5月16日午後、北海道公立大学法人札幌医科大学を訪問した後に開いた記者会見でこう語った。これは研究者に対する研究「被害」者からのレッドカードだ。
全国の大学・博物館などに大量のアイヌ遺骨が長らく留め置かれたままになっている。2012年以降、各地アイヌの提訴が相次ぎ、昨年から少しずつ地域返還が実現し始めたばかりだ。
平取も被害地。木村エカシは、副会長を務める平取アイヌ協会を通じて、遺骨を地元に戻すよう各大学に働きかけている。相手のひとつが札幌医科大学で、保管する全294人分の中には平取町内から移送された10体が含まれる。
そのさなか、国立科学博物館(東京)などの研究チームが、同大学が保管するうち約100体を利用して、骨(歯)の部分的破壊をともなう遺伝子抽出を行なっていたことが明らかになり、木村エカシはこの日、同様に地元への遺骨返還を進める「コタンの会」などとともに、経緯の説明を求めて所蔵管理担当者らと面談した。
非公開の会合には、同大学OBで、約40年にわたって収集アイヌ人骨を研究利用してきた百々幸雄・東北大学名誉教授(日本人類学会元会長)も同席。じかに痛みを訴えにきた目の前のアイヌたちに対し、百々氏は「人類学者はアイヌのためにこの研究をしている」「われわれの研究がアイヌの先住性を証明する」と自己正当化に終始したという。
明治─昭和期の人類学者・解剖学者たちも「アイヌのため」とうそぶいてアイヌ墓地を掘りまくった。盗掘容疑のケースもある。
性懲りなくそれを踏襲し続ける研究者は即刻退場せよ、と木村エカシは言っているのだ。
(平田剛士・フリーランス記者、5月26日号)
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2017/06/08/antena-4/

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