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「最悪な抑留所 道内にあった」 「宮沢・レーン」冤罪事件83年 北大で集会、研究者指摘 /北海道

2024-12-18 | 先住民族関連

 

毎日新聞 2024/12/17 地方版有料記事 750文字

敵国人抑留政策を研究する小宮まゆみさんの講演に耳を傾ける参加者=札幌市北区の北海道大で2024年12月15日、片野裕之撮影

 太平洋戦争中に北海道帝国大(現北海道大)の学生と外国人教員がいわれのないスパイ容疑で逮捕された冤罪(えんざい)事件の発生から8日で83年たち、事件を考える集いが15日、北大であった。出席者約70人は外国人の抑留政策について学び、「事件の検証を続け、教訓を社会に残す活動に生かしたい」と誓った。

 事件は太平洋戦争が開戦した1941年12月8日、北大工学部生の宮沢弘幸さんが、米国人英語教師のハロルド・レーンさん、ポーリンさん夫妻に根室の海軍飛行場などの情報を漏らしたとして、軍機保護法違反容疑で夫妻とともに逮捕された。宮沢さんは獄中で患った結核が原因で27歳で死去した。

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 国外の占領地などから連れてこられた「連行型抑留」の実態も紹介。アリューシャン列島のアッツ島から先住民族40人が小樽に連行され、民家に押し込まれて感染症がまん延し、20人が死亡したという。小宮さんは「一番最悪な抑留所が北海道にあった」と語った。

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【片野裕之】

https://mainichi.jp/articles/20241217/ddl/k01/040/048000c

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