赤羽じゅんこの三日坊主日記

絵本と童話の本棚
日々のあれこれと、読んだ本のことなど書いていきます。

新刊『飛べ!遺伝子を越えて』森川成美

2021-11-05 09:08:27 | その他

森川成美さんが新刊をだされました。国土社からで、絵はおじょうさんの泉さんです。

親子でひとつの本を手掛けられるって、なんかいいですよね(*^_^*)

母と娘の関係というのは、微妙なもので、思春期のころからこじれることもあります。そこを描いた、児童文学の名作も数多くあるでしょう。

森川さんは、そこに遺伝子という言葉と、ジェンダーの視点をいれて、新鮮な現代的な作品を書き上げました。

東京は中学受験をする小学生がとても多い地域です。わたしが住んでいる国分寺もそう。

受験をするか、どうか、人生最初の大きな選択かもしれません。

主人公の紗矢は、転校生の亜麻理と仲よくなって、自分の価値観が親の影響をうけていることをしります。そして、亜麻理のほうもまた、自分の親子関係を考えだします。

ネタバレになるから詳しくかけませんがラストあたりに、ひとつの詩が紹介されています。これがすばらしい。

子育てする人、教育もする人に、読んでもらいたいと思いました。

そんなふたりの友情はどこにむかうのでしょうか。読んでみてください。

 

さて、この頃は、天気がいい、秋らしい日が続いています。

明日はひさびさの事業部の部会。神楽坂の事務局まで出向きます。こういう画面でなく顔をあわせる会議、二年ぶりぐらいでしょうか?

秋の一日講座のことや、来年度の文学学校について話し合います。

秋の一日講座、もうすぐ満員ってところまできました。でも、あと少しあいているので、今なら間に合います。

11/28 秋の一日講座 イタリア×大阪×東京 オンライン作家ライブ【受付中】|一日講座|講座|日本児童文学者協会ホームページ (main.jp)

令丈ヒロ子と、佐藤まどかの対談、なかなかない顔会わせですよ。