「嗚呼、怪し。現代版『夢十夜』
ショートショートの名手、阿刀田高が贈る
夢と現実(うつつ)のあわいに現れる、日常の恐怖を描いた珠玉の短編集。
黒髪の美しい、不思議な女の後を追って……「黒髪奇談」、
かつて「殺したい人、いますか」そう尋ねた孤独な少女……「向日葵の夢」、
暗い土蔵のなかに捨て置かれた鏡、その中で蠢くものは……「鏡の中」、
同じ夢を見る。他人には言えない秘密を持った日には……「白い部屋」など全12編。
ふと目をあげた先に、怪異があなたを待っている。」
各編が30ページ程の短編集で読みやすく、面白いと思う作品もいくつかあって・・、割と早く読み終えました。
「花の命」より抜粋、
"白露も 夢もこの世も まぼろしも たとへていはば ひさしかりけり" 和泉式部
"花は 散るために 咲く"
(21/07/24画像借りました。