黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

男「仙ちゃん」宙に舞う

2013年11月03日 | スポーツ観戦


 先日にもブログに書いたが今年の「日本シリーズ」は見応えがあった。勝負は最終戦まで縺れ込み最終的には楽天が優勝、熱烈な巨人ファン以外は皆さんが期待する結果と成ったのでは無いだろうか?選手層や実力的には優位にあった巨人を相手に競り勝ったのだから賞賛に値する。

 今日は先発の美馬投手が抜群の投球で安定した試合運び、時折マウンド上でジャンプしていたが調子が良かったのだろう気分を鼓舞する為の物で無く、全てが順調に行き過ぎるので調子に乗らない様に注意しなければと自制する為の行動の様に思えた。ところが保々完璧に押さえていた先発の美馬投手を新人の則本に交代、怒素人の私が生意気にも「仙ちゃん何をするんや」と呟いてしまった。だが則本も中継ぎの役目を順調にこなし此れで最後まで投げぬくのかな?と思ったが圧巻は其の則本を9回にマー君に交代、一つ間違うと批判されかねない采配を星野監督は揮った。

 世間から「男星野」と呼ばれる由縁は此の辺に有るのだろう。情としては理解出来るのだが一つ間違えば非難の矢表てに曝されるリスクの有る選択を選んだ。直ぐにショート強襲でランナーが出て其の後にヒットが出てピンチになる。其の後を上手くマー君が抑えて事無きを得たが監督の心中は穏やかで無かっただろう。

 私は星野監督は個人的には好きな方だが、テレビ等で見ると発言や行動がハッキリしていて完全な親分肌、自分の思った事ははっきりと口に出すタイプ。其の為、WBCの日本代表チームの監督として出場したが成績が振るわず其れ等の責任問題を問われ野球界で顔を見掛けない時期もあった。ただ此のタイプの人は乱世や弱体チームの建て直しには向くが長期的な監督運営には多分フロントと折り合いが付かなく成り長続きしない様に私は感じる。その意味では巨人軍の原監督は少しタイプが違う。長期の運営は王さんや可也前の広島の古葉さんタイプの人が適任、比較的温和で対応がスマートで感情を表に出さないタイプの人で現在の若い監督さんでは原監督さんだろうか?私は巨人軍に興味は無いが原監督は好きな人(タイプ)である。放送終了の瞬間に負けたチームの原監督の悔しい筈の状況の中での清清しい笑顔を見ただろうか?
 

 星野監督はサプライズが上手く今回のインタビューなど聞いていると男気を感じ時として本当に泣かせる事を言ったり遣ってのけるがややもすると選手より監督の方が目立ってしまう。今回の様に上手く行ってる時は良いのだが人の気持は虚ろ気で状況が変われば非難轟々と成る事は必至、此れは会社に於ける上司とて同じ、とかくこの世はハッキリした直情タイプは余り良い目は出来ない世の中に成って居る。

 今回は有言実行で見事優勝、「男 仙ちゃん」の胴上げを見て心からおめでとうと言いたい。

コメント
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