黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 FT8用の無線機の準備

2023年09月22日 | アマチュア無線

 

  

 

 

 先日インターネット・オークションで手に入れた可也旧型のKENWOOD社のTS-690Sが我家に宅急便で届いたので子供が新しい玩具を買って貰った時の様に興味津々で荷ほどきをし早速に彼是と弄くり始めた。

 

 此の無線機は1990年代に発売された今と成っては可也旧型の無線機だが私にとってはメインでは無いFT8の運用中に現用中の高額な無線機を壊しては大変な事に成るので(購入後10年を過ぎた無線機は基本的にメーカー修理は不可の現状)壊れても悔いの残らないFT8用の無線機をインターネット・オークションで2万円前後の予算で物色していた。

 

 機種選択には他のメーカー製品の選択も有ったが私はTS-690用のオートチューナーとフィルター関係と付加装置であるデジタル処理が出来るDSP-100の手持ちが有ったので此れ等が有効利用出来る機種のTS-450かTS-690かを探し始めたがTS-690シリーズは50MHz帯の運用が可能な事から最終的にTS-690S機種に限定して探す事に成った。

 

 早速、現品の動作チェックを始めたら基本性能に問題は無かったので先ず最初に8MHz台のSSBフィルターの組み込みを行い、其の後に前面パネルの裏の基板のダィオードを一つ外しゼネカバ対応を行い次にオートチューナーを取付けて早速テストに入ったが3.5MHz帯と7MHz帯は数秒で整合が完了しATTUNEのLEDは消えて完了出来るのだが10MHz,18MHz,24MHz帯は規定の20秒以内に整合が取れずに最終的に異常警告音が出て整合が完了出来ない状態???

 

 其処でオート・チューナー部分を分解して基板などをチェックしてみたが原因と思える箇所は見付けられなかった。3.5MHz~7MHz帯はマッチングが出来るし各周波数帯のアンテナのSWR特性は全てバンド内は1.2以内に収まって居るのでチューナー回路の前段のバンドパス回路に何か問題が有る様に感じたが?其の原因は今日の作業中には見付ける事が出来なかった。

 

 今回の基本動作チェックで一番感じた事はDSP-100(可聴域をデジタル化する付加装置)のスイッチを入れないで受信しても復調音が非常にソフトで良い事に一寸驚き付加装置を通すと更に受信音は良化されたがDSP独特の癖の有る音と成り交信時には此方の音声が相手に対して良い音に聞えるのだろうが自局が長時間ワッチを行う時にはTS-690Sのオリジナルの復調音が自然で聞き易い様に感じた。今日の作業で基本的な改善が終わったので今後のFT8モードの運用は此の装置で行う予定で今回判明した残された問題点は順次、時間を掛けて克服して行く事にする

 

 

 

 

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