黄昏叔父さんの独り言

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 天候に恵まれ無かった旭岳

2019年07月30日 | 旅行


        


 今回の北海道旅行で私が一番楽しみにして居たのは未だ一度も訪れて居なかった「旭岳」に上がる事であった。此処は北海道の屋根と言われる大雪山系の最高峰で標高(2291mH)で一般客でも旭岳ロープウェイを利用すれば意図も簡単に1600mHにある姿見駅まで一気に上がる事が出来る。


 此の日の午後の天気は下界では晴れていたが麓のロープウェイ駅に到着した段階では曇りで山頂はスッポリ雲に隠れて居た。駐車場に車を入り掛けたら係りの人が飛び出して来て「駐車場料金は500円です。」と言って来たので「山の上の視界状況が解からないので山頂ロープウェイ駅のライブカメラの映像から駐車するか如何か?決める。」と言うと何かゴチャゴチャ言ったので「其処まで言うなら料金は払うが其処の駅にある山頂駅のライブカメラで上の視界状態を確認して視界不良で上がらず引き返した場合は料金は払い戻してくれるの?此方も駄目なら今晩は横のホテルに泊まって明朝に再トライする予定なので状況を確認させてくれ」と人相の悪いお爺さんに言われたら「其処までは責任は持てないので取敢えず此方に停めて其処の駅で確認して視界状況が良く上がられる様なら駐車代を支払って下さい。」と云う事に成った。

 

 私が此れだけ拘るのも8年くらい前に此の旭岳の反対側の黒岳ロープウェイを二人で視界状況が解からず上がった時は山頂駅での視界は20mも無く、真っ白の濃霧の世界で何も見られずに其の侭直ぐに下りのロープウェイで下山して3800円がパァ~に成った事があった。此の日の旭岳は三人で上がって視界が悪いと8700円がパァ~と成るし2~3分の確認時間の駐車で500円の駐車代は勿体無い。車は仮止めの状態で麓のロープウェイ駅に入り上の姿見駅に設置されたライブカメラの映像で確認したら視界は500m位はある様子、此の映像はインターネットで何時でも見る事が出来ていたので出発する1週間ほど前から毎日チェックして居たが此の時期は大体此の日の様な状態だったので最終的に上に上がる事を決断し直ぐに駐車場に戻り駐車代金を払った。


 旭岳旭岳ロープウェイは一気に1600mHまでは簡単に上がる事が出来るが山頂までのトライは日程的な問題と女性連れではとても無理なので、せめて姿見池を周回するコース1.7Km(徒歩で約1時間くらい)を歩く予定で山頂駅をスタートしたが散策道の一段毎の高さが余りにも高く足場も余り良くなかったので200mくらい歩いた処で義姉がギブアップし、家内は第4展望台下の登り道でギブアップして仕舞った。家内は「お父さんが楽しみにして居た場所なので一人で廻って来て!」と言ってくれたし家内は若い頃に「山の友の会」の行事に参加して居たくらいなので放置しても心配はしなかったので上に向かって登り始めたがよく考えると姉が途中で姿見駅に引き返した事や、山頂駅で一人で待たす事も気掛かりだったので摺鉢池と鏡池の全景写真が撮れる場所まで登った所で引き返す事にした。



         

 

 此の時に撮った写真が直ぐ上の段の3番目と4番目の夫婦池(摺鉢池と鏡池)で視界は良かったが太陽光が殆ど無かったので本来の池の色は出て居らず残念な結果に終わった。写真を撮り終わって摺鉢池の展望台近くまで降りると家内は其の場所で私を待って居た様で二人で道を下ったが家内の脚力は可也落ちて居る様子で此れでは今後の山歩きは無理の様に感じた。


 此の日の夜は上段最初の写真のロープウェイ駅に一番近い左隣手前のベアモンテ・ホテルに宿泊、此処、旭岳温泉は全体的に予約が取り辛く今回の旅行は1ヶ月前に漸く此のホテルの予約が取れた段階から逆算して出立日を始め全ての旅の行程を決めて行ったので此の日の旭岳で良い天候状態に出くわす事は正に「くじ引き」で一等賞を当てる程の難しさ・・・・・・此の日のコンディションは中の下、程度か?自然界で最良のタイミングに出くわす事の難しさを実感した。



    


 翌朝、ホテルから外を見ると昨日とは打って変っての晴れ間が「何てこった!」と悔しがったが矢張り山頂部分には厚い雲が掛かって居た。多分姿見駅まで上がれば下界方面の視界は昨日寄りは可也良かった筈だが二人がリタイヤした場所に再び上がろうとは言えずに旭岳を後にしたが以前の様な一人旅だと多分、再挑戦して居た筈、矢張り旅は勝手気侭な一人旅が一番である。


 最後の写真が旭岳温泉ホテル・ベアモンテ、宿泊料も今回の旅行で一番高かったが部屋が最高に良かったし食事も良かった。


 

    


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