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四国八十八箇所霊場・第四十九番札所「浄土寺」

2019年12月16日 | 四国88箇所霊場

        


 浄土寺は、愛媛県松山市に在る真言宗豊山派の寺院で山号は西林山、院号は三蔵院と云い本尊は釈迦如来で四国八十八箇所霊場・第四十九番札所である。


 伝承に寄れば、天平勝宝年間(749年~757年)に孝謙天皇の勅願を受けて恵明(えみょう)上人が開創、本尊として行基が刻んだ釈迦如来像を祀ったという。当初は法相宗であったが、空海(弘法大師)が伽藍を再興した際に真言宗に改宗したと云う。


 平安時代中期の天台宗の僧空也が天徳年間(957年~960年)に此の寺に滞在し布教に努めた。建久3年(1192年)に源 頼朝が堂宇を修復するが応永23年(1416年)には兵火で焼失、河野通宣に寄って文明14年(1482年)に再建された。現在の本堂(上段4番目の写真)其の時のものである。慶安2年(1649年)には大規模な修繕、昭和36年には解体修理が行なわれ現在に至って居る。


        

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