黄昏叔父さんの独り言

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四国八十八箇所霊場・第七十七番札所「道隆寺」

2020年01月16日 19時52分06秒 | 四国88箇所霊場
        


 「道隆寺」(どうりゅうじ)は香川県多度津町にある真言宗醍醐派大本山の寺院で詳しくは桑田山 明王院 道隆寺(そうたざん みょうおういん どうりゅうじ)と号す。本尊は薬師如来で四国八十八箇所霊場の第七十七番札所


 古く天平時代の頃、此の付近は桑園であった。寺伝に寄れば、和銅5年、当地の領主であった和気道隆が桑の大木が夜毎に怪しい光を放ったので其の方向に矢を射ると、矢が乳母に当たり誤って殺してしまった。此れを悲しんだ道隆は桑の大木を切り、薬師如来を刻んで堂に安置したのが起源であるという。


 道隆の子の朝祐は、大同2年(807年)唐から帰朝した空海に頼み、90cm程の薬師如来を彫像し、其の胎内に道隆の像を納め本尊とし、また空海から受戒を受け、第二世住職となって、七堂伽藍を建立し父の名前から「道隆寺」と号した。


 そして、第三世は空海の実弟の真雅僧正(法光大師)が継ぎ23坊を建立、第四世は円珍(智証大師)で五大明王を彫像し護摩堂を建立し、第五世の聖宝(理源大師)の代には大いに栄えた。しかし、貞元年間(976年~978年)の大地震に寄る被害や、康平3年(1060年)の兵火や天正の兵火に寄る災難に在って興亡を繰り返した。


        



  


    

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